宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和7年産に向けポットカーネーションの現地検討会が行われました

2024年12月23日 09時41分23秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 柴田鉢花研究会では、母の日に向けポットカーネーションの生産に取り組んでいます。

 12月10日にはポットカーネーション現地検討会が開催され、種苗メーカー、関係機関等13人が参加し、ほ場で生育状況を確認しながら今後の栽培管理について意見交換を行いました。

 販売の主力となる5号鉢は、9月下旬~10月中旬に苗が定植され、現在は植え替えやピンチ(摘心)など、品種に合わせた栽培管理を行っており、順調に生育しています。

 来年の4月上旬から県内外の消費地に出荷される予定です。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター

     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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北浦梨のせん定講習会が開催されました

2024年12月20日 17時21分16秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 JA新みやぎ北浦梨部会(部会員35人)は、令和7年産の高品質な果実生産に向けて、12月6日にせん定講習会を開催しました。

 

 昨年に引き続き、利府町の日本なし生産者・引地龍夫氏を講師に招いて開催し、部会員18人が参加しました。

 始めに、昨年と同じ「幸水」及び「あきづき」の樹を引地氏がせん定するとともに、昨年からの変化や今回せん定を行うに当たってのポイントについて解説をいただきました。昨年のせん定で2~3年利用した「結果枝」を一気に更新するとともに、今年の新梢管理と着果量のバランスがとれたことで、来年から果実生産を行う結果枝に花芽がしっかりと着くとともに、来年1年かけて結果枝へと育てるための「予備枝・待ち枝」候補枝が適当な間隔で発生しており、参加者は一連の講習会の成果をしっかりと確認していました。

 また、普及センターからは果実肥大や病害虫発生の振り返り等、令和6年産の総括を行うとともに、プロジェクト課題で取り組む情報受発信ツールの概要説明と参加誘導を行いました。

 

 普及センターでは、今後も大正時代から続く特産品である「北浦梨」の安定生産に向けて部会活動を支援していきます。

 

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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ブロードキャスタを活用した堆肥散布の実演会を開催しました

2024年12月20日 15時49分32秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

令和6年12月10日(火)に、柴田町において、ブロードキャスタを活用した堆肥散布の実演会を開催し、土地利用型の農業法人やJA等の関係機関など27名が参加しました。

 近年、化学肥料等の資材高騰による経費の増加などが課題となっており、それらの対応策の一つとして堆肥の活用があります。

しかし、堆肥には「堆肥散布用の機械(マニアスプレッタ等)を新たに導入する必要がある」、「堆肥の流通体制が整備されていない」、「堆肥の品質や使い勝手が悪い」などのネガティブな印象を持つ人が多く。その不安を払しょくする必要があるため、この実演会を開催しました。

前半は、 堆肥活用による地力改善効果と水稲収量アップのポイントと題し、今年度、豚ぷん堆肥を利用した実証圃の試験結果から、単収が向上したことや肥料費の低減が図られたことなどを普及センターが説明しました。

後半は、今回使用した豚ぷん堆肥の特徴とフレコンバックを使用した運搬方法について(株)ヒルズから、また、トラクターに直付けされたクレーンによる堆肥の投入とブロードキャスタによる散布について(株)IHIアグリテックから、最後にRTKなどの測位システムを活用した農作業の効率化についてクボタアグリサービス(株)から、それぞれ説明いただいた後、機械作業の実演をしました。

 参加者からは「堆肥の導入効果が分かった」「堆肥に対する常識が変わりました」などの意見をいただきました。

 普及センターでは今後も農業技術の改善に役立つセミナー等を開催してまいります。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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第5回美里地区みやぎ農業未来塾「土壌肥料研修」を開催しました

2024年12月20日 10時07分33秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和6年12月3日(火)に美里農業改良普及センターを会場として、若手農業者を対象とした第5回美里地区みやぎ農業未来塾「土壌肥料研修」を開催しました。

 今回は、土づくりへの理解を深めるために、ヤンマーアグリジャパン株式会社東北支社及び古川農業試験場、当所が講演を行いました。

 はじめに、当所先進技術班の齋藤技師より「土壌の基礎知識と土壌分析に基づいた施肥設計について」と題し、土壌の基礎知識や当所で実施している土壌分析と施肥設計の活用について説明しました。

 次に、古川農業試験場の小野寺総括研究員より「堆肥活用のポイント」と題し、堆肥の種類や特徴、水田ほ場で施用する場合の窒素等の減肥について講演いただきました。

 最後に、ヤンマーアグリジャパン株式会社東北支社の阿部課長より「排水性改善対策のポイントについて」と題し、排水性改善の重要性と実際の対策(明渠、暗渠施工など)について、動画資料を交えながら講演いただきました。また、「カットドレーンmini」の実機展示も行われました。

 参加者からは「土づくりの基礎について学ぶことができた」「今回学んだことを自身の営農に活かしたい」等の感想が寄せられ、有意義な研修となったようでした。

 普及センターでは、今後も未来塾の開催を通して若手農業者の栽培技術向上等を支援していきます。

 

   

 

<連絡先>

  美里農業改良普及センター地域農業班  TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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農作物等鳥獣被害対策及び農作業安全講習会、農業者意見交換会が開催されました!

2024年12月20日 09時09分12秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

令和6年12月13日、東松島市役所矢本庁舎において、令和6年度農作物等鳥獣被害対策及び農作業安全講習会並びに農業者意見交換会が地域農業再生協議会及び認定農業者連絡協議会主催により開催され、参加者はおよそ30人でした。

東部地方振興事務所の農業振興班から東松島市で拡大しつつある鳥獣被害の実態と対策、石巻普及センターからは農作業死亡事故の多い乗用型トラクター、歩行型トラクターの事故要因と防止対策及び近年事故件数が多くなっている熱中症の応急対応などについて説明しました。 特に、農業機械による死亡事故の要因は、機種ごとにほぼ特定の要因が高い割合を占めている事と、安全フレームが無い古いトラクター等での事故が多い状況であることを説明しました。更に、宮城県内で発生した過去5年間の農作業事故の事例を紹介しました。

また、東北農政局から米をめぐる状況として、令和6年と7年の需給調整の見通しや水田活用の直接支払交付金等の概要と交付対象水田の水張について説明があり、参加者は熱心に説明を聞いていました。

普及センターは今後も関係機関と連携して、農作業安全や鳥獣害対策などの情報提供してまいります。

 

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 

 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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出荷開始!いちご目揃会開催!

2024年12月20日 08時45分26秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月10日に、令和7年産河南いちご部会出荷目揃会が、部会員と(株)石巻青果、JAいしのまき、普及センターの出席のもと行われました。本格的な出荷を前に、石巻青果からは本年産のいちごの市場情勢について情報提供があり、JAからは出荷規格やクリスマス業務対応、時期別のカラーチャートなど出荷時の留意点について説明がありました。普及センターからは、厳寒期のハウス管理や病害虫防除について情報提供を行い、適切な栽培管理が行われるよう指導しました。

 本年作は、8月の猛暑の影響で花芽分化の遅れやバラツキ及び一部では炭疽病の発生が見られましたが、定植後は日照不足の時期があったものの10月以降は気温が高めで推移したことから生育は順調に進み、収穫は例年並みの11月下旬から始まりました。今後も定期的な巡回指導を通じて安定生産を支援していきます。

 <連絡先>  宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班

          TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999


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次年度に向けて今年の酒米の作柄をしっかり検討! ~松山町酒米研究会作柄検討会~

2024年12月19日 17時55分16秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 松山町酒米研究会(以下「研究会」)では、大崎市松山地域で地元酒蔵の(株)一ノ蔵と連携しながら酒米づくりに取り組んでいます。

 12月14日に「松山町酒米研究会令和6年産酒米作柄検討会」が開催され、普及センターからは今年度の水稲の作柄全般について説明を行い、続いて酒米の品質向上に向けて農機メーカーや肥料メーカーと連携しながら取り組んだ調査結果などについて報告しました。

 本年産の酒米の作柄は、前年同様に高温傾向となったため、肥料切れが早まり、成熟期には雨のたびに倒伏が進むなど、気象要因に悩まされました。      一方で、日照が確保され出穂後の水不足などは見られず、生産者の適切な管理により、胴割粒が少ないなど品質は昨年より改善されました。

 作付面積が増加している県育成品種の「吟のいろは」については、心白発現率及びタンパク質含有率ともに平年並みで、収量・品質共に安定した結果となりました。

 生産者からは、「今年度は特に主食用米の米価の影響が大きいが、安心して作付けができるように、引き続き特段の協力をよろしくお願いしたい。」といった意見が出されました。

 普及センターでは、引き続き研究会の活動を支援し、特色ある米づくりを推進していきます。

  <問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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来年産の高品質なぶどうづくりは剪定から!

2024年12月19日 11時11分37秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月17日、JAいしのまき主催で直売所等にぶどうを出荷している生産者

14人を対象に剪定栽培講習会が開催され、普及センター職員が講師として指導を行いま

した。

 初めに、芽の付き方や犠牲芽剪定の方法、短梢剪定における1芽剪定と2芽剪定のメ

リットやデメリット、結果母枝の配置の考え方など基本的なことを確認し、次に、実際

にシャインマスカットの樹を見ながら、結果部が空いているところがないかの確認とあ

った場合の対処法、新梢を20から30cm程度で切除する「あら剪定」、そして最後に本

剪定の実演を行いました。また、翌年の病害虫発生抑制のための落葉処理や巻き付いた

蔓の撤去についても指導しました。

 落葉も終わり、殆どの生産者がこれから本格的な剪定シーズンを迎えます。当講習会

で得た知識や技術を活かし、来年産の高品質なぶどうづくりに向けて的確に剪定が実施

されるよう期待しています。

 宮城県石巻農業改良普及センター TEL 0225-95-1435 FAX 0225-95-2999


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東和町内ノ目地区担い手法人設立に向けた先進地視察研修が行われました

2024年12月18日 08時36分18秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 登米市東和町の内ノ目地区は、令和4年に地域営農構想を策定し、令和5年度から農地整備事業採択に向け受託事業の中で、概略設計、営農計画等を作成中であり、令和8年度採択を目指しています。

 また、内ノ目地区の担い手3人と法人参画予定者の2人を含め、担い手法人設立の発起人会を令和6年9月に組織しています。

 これまで、担い手法人設立に向けた発起人会で法人の営農形態等を検討してきましたが、この度、具体的な法人経営を学ぶため、令和6年12月16日(月)に、大崎市鹿島台の「有限会社エイト農産」と加美郡色麻町の「農事組合法人下高城ふぁあむ」を視察しました。当日は、関係機関を含めて5人が参加し、各法人の設立経過や課題、高収益作物導入の際の品目選定、栽培や販売の工夫、補助事業を活用した農業機械類の導入など、広範な研修内容となりました。今後は、この視察研修で得られた情報を参考として、令和8年3月の法人設立を目指し検討を進めていくこととしています。

 普及センターでは、今後も関係機関と連携し、内ノ目地区担い手法人の設立に向けて支援していきます。

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  


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七ヶ宿町において、補助暗渠施工の実演会が開催されました。

2024年12月17日 16時59分40秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年11月26日(火)に、七ヶ宿町において「RTK活用による補助暗渠施工実演会」が開催されました。当管内では、園芸作物を栽培する上でほ場の排水対策が課題となっており、補助暗渠を導入することで今後栽培する作物のさらなる生育改善が見込まれます。

 

 実演会は農業者や関係機関など約60名が参加し、七ヶ宿町、ヤンマーアグリジャパン株式会社、宮城県農業・園芸総合研究所の協力のもと、カットドレーン(穿孔暗渠機)及びカットブレーカー(全層心土破砕機)による補助暗渠施工が実演されました。カットブレーカーは、RTK(衛星測位情報を利用して位置情報の精度を上げる技術)の自動操舵システムを用いたトラクターにより施工が行われました。出席者からは、けん引するトラクターの馬力や施工する方向等の具体的な質問が出され、個人農家でも取り組みやすい補助暗渠の施工に興味を示していました。

 

 普及センターでは、今後も管内におけるスマート農業の導入や排水対策等による作物の生育改善に向け支援してまいります。

 ↑ 実演会の説明の様子

 ↑ 機械の説明の様子

 ↑ カットブレーカーの走行の様子

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班

     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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