宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

水稲乾田直播栽培[出芽時期]現地検討会を開催

2010年06月02日 15時51分31秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
石巻農業改良普及センター管内では,昨年から米生産の省力・低コスト化が期待できる水稲乾田直播栽培の導入が進んでいます。
 普及センターでは,いしのまき農業協同組合の協力を得,乾田直播栽培の技術習得を目指した出芽時期の現地検討会を5月21日に石巻市桃生地区で開催しました。
 当日は,石巻地域で乾田直播栽培に取り組む農業者を中心に約50名が参加する検討会となりました。検討会は東北農業研究センター大谷上席研究員を講師に,乾田直播栽培の技術ポイントについて説明を受けた後,桃生地区3ヵ所の現地ほ場を巡回し,それぞれの生育状況を踏まえた入水時期や除草剤の散布時期など助言指導をいただきました。
 参加者からは,ほ場条件に応じた栽培方法,入水前の一時的な給水の有無など具体的な質問が出され,積極的な意見交換が行われました。播種深が深く,土壌水分が乾燥ぎみだと出芽が遅れる傾向がみられました。
 今後も普及センターでは,現地検討会等を通じ水稲乾田直播栽培技術の地域への普及定着を支援していく計画です。
 
問合せ先 石巻農業改良普及センター 先進技術弟一班
TEL:0225-95-7612
        










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「角田ブランド」構築に向けて発進!

2010年06月02日 14時29分53秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
角田市では,平成22年4月に地域ブランド(角田ブランド)の構築を図るため,これを推進する組織として産業建設部内に「角田ブランド推進室」を設置しました。
 このたび,「商品のブランド化」と「地域イメージのブランド化」の推進による「角田ブランド」の確立に向けて,その推進方向,方策を検討する組織として,関係機関・団体の役職員等10名で構成する「角田ブランド推進協議会(会長 角田市長)」が設立されました。
 平成22年5月27日に第1回協議会が開催され,「角田ブランド」構築に向けた今後の進め方等について検討が行われ,委員からは,「迅速な取組が必要である。早く作業部会を立ち上げ,具体の戦略策定と実践に取り組むべきである。」,「日本全国どこにでもあるような戦略ではなく,何で勝負し勝つのか,角田らしい戦略を組み立てるべきである。」など,多くの意見が出されました。
 普及センターでは,協議会のメンバーとして参画し,市内の豊富で優れた農畜産物などを活かした農商工連携や地産地消の取組促進による産業基盤の強化に向けて継続的に支援することとしております。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138

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そらまめ練り込み「そらまめ米粉めん」完成!

2010年06月02日 14時21分03秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
農業改良普及センターは、平成21年度の「地域戦略商品開発促進事業」を活用した商品づくりを検討する「大河原地域戦略商品開発検討協議会」の一員として、地域の食材を生かした新たな特産品づくりを支援してきました。
 このたび、村田町の特産品である「そらまめ」と「ひとめぼれ」を利用した3種類
(細麺、平麺、短冊)の「そらまめ米粉めん」が完成し、5月29日に地元飲食店等の関係者が集い、「道の駅村田」内にあるレストラン城山で完成披露・試食会が開催されました。
 完成した「そらまめ米粉めん」は、「そらまめ」のさわやかな緑色を保つとともに、和洋中の多くのメニューにも合い、また、冷麺、温麺のどちらでも美味しく食べられるものに仕上がりました。
 今回試食された料理は、細麺を使った「冷麺」、平麺を使った「ジャージャー麺風」、短冊を使った「すいとん風」などの6品であり、いずれも米粉麺の特徴である「こしの強さ」、「歯ごたえ」、「喉ごしの良さ」などが生かされた料理に調理されており、参加者からも「大変美味しい」という声が多く聞かれました。
 販売は、生食用「そらまめ」の出荷時期に合わせて、6月1日から「道の駅村田(村田町物産交流センター)」で開始されます。
 普及センターでは、今後とも農商工連携等による商品づくりや仙南地域の「食」の魅力発信に向けて支援することとしております。

連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


ジャージャー麺風


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ホールクロップサイレージ用稲乾田直は実演会を開催

2010年06月02日 13時46分06秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 石巻管内におけるホールクロップサイレージ(以下,「WCS」という。)用稲は,今年度約85haの作付けが見込まれており,取組の拡大が進んでいます。
 WCS用稲栽培における省力・低コスト化の技術普及は,生産者が規模拡大を進めるために必要であり,強く要望されている課題であります。
 そこで,当普及センターでは,昨年度から省力・低コスト化が期待できる乾田直播栽培と乳苗移植栽培について,専用品種の展示とともに古川農業試験場と協力し実証展示ほを設けるなど,技術の普及定着に取り組んでいます。
 去る5月19日に河南地区の集落営農組織である「カントリーロード大沢」の水田を会場にWCS用稲乾田直播実演会を開催したところ,管内市町・農協等から約20名の参加がありました。
当日は,古川農業試験場水田利用部の星上席主任研究員から,乾田直播栽培の技術ポイントについて説明を受けた後,麦用ドリル播種機による作業実演を行いました。
 参加者からは,昨年度の収穫量や品質,省力時間等について,質問があるなど,技術の普及定着に向け有意義な実演会となりました。
 今後とも各種研修会開催を通じWCS用稲の生産の推進を行うとともに,畜産農家に対して稲WCSの飼料としての有効性を現地検討会や研修会等を通じ示すことによって利用の拡大を図り,管内の良質自給粗飼料の流通体制整備も推進していきます。

(連絡先)石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
     TEL 0225-95-7612 FAX 0225-95-2999

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