8月27~30日にかけて,管内5カ所(角田・丸森地区,蔵王・川崎地区,柴田地区,白石地区,村田地区)で,平成26年産のそらまめ栽培講習会を開催しました。
宮城県産のそらまめは,6月中旬の父の日を中心に出荷される遅出し産地で,「終わり初物」と呼ばれ珍重されています。なかでも仙南地区は県内最大の産地で,平成25年産では,約11haが作付けされていますが,生産者の高齢化等もあり,年々栽培面積が減少する傾向にあります。
今年度,全農宮城県本部では,そらまめの新規作付者や面積拡大者に対し,生産費の一部を助成する事業を展開しているため,生産者の掘り起こしを兼ねて,例年より早めに開催しました。
講習会には,約100名の参加があり,新たに栽培に取り組む生産者も見られたため,播種の方法や培土の選び方,冬越しの方法等,基本的な技術の再確認を行いました。
参加者からは,適正な栽植密度や,施肥・防除等について多くの質問が出されるなど,栽培技術向上の意欲が伺えました。
普及センターでは今回の講習会に加えて,越冬後の春からの管理講習会も行い,近年,伸び悩む反収の向上を支援していくこととしています。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138
写真(左右) 講習会の様子