宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

小牛田乾田直播栽培ほ場で穂揃い

2013年09月05日 17時25分52秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 水稲直播栽培は、育苗作業が不用で、労働力を大幅に軽減できる省力・低コスト栽培技術として注目されています。管内では、直播栽培面積が増加しており、今年度は主食用として約160haが栽培されています。直播栽培には、湛水状態に種を播く湛水直播栽培と、畑状態に種を播く乾田直播栽培があります。美里町小牛田地区では、平成18年に「乾田直播栽培研究会」が設立され、管内の直播栽培面積を増加させています。直播栽培は移植栽培に比べ、除草・施肥管理が異なること、収量・品質が不安定であることが課題となっていおり、研究会では栽培技術の向上に励んでいます。

 8月20日には、今年3回目の現地検討会が開かれ、参加会員8名のほ場を巡回し、生育状況や雑草・病害虫の発生状況を確認しました。移植栽培よりも7~10日程度生育ステージが遅れ、この日ほとんどのほ場で穂揃い期を迎えていました。普及センターでは、病害虫の発生を抑制するために、肥料切れにならない程度にしっかり葉色を低下させること、今後はカメムシ防除を徹底することを呼びかけました。今後も普及センターでは、水稲直播栽培で安定した収量・品質を得るための技術向上を支援すると共に、普及拡大を推進していきます。


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深山牧場が2年ぶりに開牧。

2013年09月05日 09時15分11秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  平成25年8月27日に栗原市営深山牧場が開牧しました。当日は,栗原市,JA栗っこ,栗原農業共済組合,県共済連家畜診療センターなどの関係者が出席して,開牧式が行われました。
 深山牧場は,放射能事故の影響で,草地の更新が必要となったため,平成23年度半ばに放牧を中止しました。平成24年度に草地更新作業を実施し,安全性が確認され,今回の再開に至りました。
 当日は,肉用繁殖牛42頭が入牧し,最終的には45頭が11月まで放牧されます。県内では草地に放牧される公共牧場は,石巻市営上品山牧場と本牧場の2か所であり,今後,他牧場の運営の正常化が待ち望まれるところです。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9437       
FAX:0228-22-6144


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2013栗原市農林産物品評会が開催されました!

2013年09月05日 09時00分47秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年8月31日にイオンスーパーセンター栗原志波姫店を会場に「2013栗原市民まつり 栗原市農林産物品評会」が開催されました。今年の品評会には,野菜126点,花き6点,林産物4点,その他10点の合計146点の出品がありました。最優秀賞(1点)には,色・形状共に品種本来の特徴がよく表れていた大内毅氏(栗原市瀬峰)の「かぼちゃ」が,優秀賞(3点)には,三田忠彬氏(栗原市瀬峰)の「たまねぎ」,片倉栄治氏(栗原市瀬峰)の「ねぎ」,白鳥文雄氏(栗原市一迫)の「輪ぎく」が選定されました。
 今年は,7月17日から20日にかけての20℃を下回る平均気温や7月中旬以降の記録的な大雨など大変厳しい生産環境でしたが,生産者の方々の日頃たゆまぬ肥培管理によりすばらしい農産物が出品されました。
 市民まつり当日は,多くの方々が来場され,市内各地から出品された選りすぐりの農産物を見ていただく機会となりました。
 農業改良普及センターでは,今後も安心,安全で高品質な農産物生産へ向けた取組を支援していきます。

○栗原市農林産物品評会受賞者
・最優秀賞 栗原市長賞,宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所長賞,栗駒高原森
 林組合代表理事組合長賞
 受賞者:大内 毅 氏(瀬峰)
 部門・品目:野菜・かぼちゃ

・優秀賞 栗原市長賞,栗原市農業委員会長賞
 受賞者:三田 忠彬 氏(瀬峰)
  部門・品目:野菜・たまねぎ

・優秀賞 栗原市長賞,栗っこ農業協同組合代表理事組合長賞
 受賞者:片倉 栄治 氏(瀬峰)
 部門・品目:野菜・ねぎ

・優秀賞 栗原市長賞,栗原農業共済組合長理事賞
 受賞者:白鳥 文雄 氏(一迫)
 部門・品目:花き・きく

・優良賞 栗原市長賞
 受賞者:横堀 匡史 氏(若柳),伊藤 隆 氏(瀬峰),岩渕 昭彦 氏(若柳)
 部門・品目:野菜・なす,野菜・ミニトマト,花き・花壇苗

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-6144


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有限会社耕佑のハウス増設竣工

2013年09月05日 08時54分08秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年8月27日に「有限会社耕佑」(以下「耕佑」という)において,平成25年度市町村総合進行補助金を活用して建設した水耕ハウスの竣工式が行われました。式には,栗原市副市長,JA栗っこ常務理事ほか多くの関係者が出席しました。 
 耕佑は,平成10年の会社設立以来,経営規模拡大や市場でのブランドの確立に努めると共に,集落の営農システムを構築し,その取組は平成24年に応募参加した第61回全国農業コンクールでも評価され優秀賞を受賞しました。
 今回のハウスは面積1,656㎡,総事業費29,272千円で,昨年建設したハウスと併せ,仙台市場でのサンチュの需要はほぼ対応出来るようになるとともに,合計4名が新たに雇用されます。
 今回の増設により,なります。
 2度の震災を乗り越える企業としての強さと,「郷を耕し,郷を愛し,郷に感謝する」経営理念を実践する「耕佑」は,地域に根ざした農業法人として,栗原地域のみならず本県の農業法人の模範としてより大きく発展することが期待されます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-5795・6144


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