平成25年9月6日,気仙沼市唐桑町中井公民館で,普及センター主催による農商工連携支援事業に係る現地指導会を開催しました。
唐桑町では,10年前から大唐桑栽培愛好会を結成し,「大唐桑」の栽培に取り組み,「桑の実ジャム」「桑茶」の商品化を行いました。
愛好会の千葉会長より,「より売れる商品にしたい。また,色々な商品化も考えているのでアドバイスが欲しい」という依頼があり,今回の現地指導会を開催することとなりました。
講師としてお迎えした,商品開発コーディネーターの五日市さん(岩手県盛岡市)から,
・出口を考えないで作る人が多いので,どこで・誰に売るのか考えること。
・全国に桑を使った商品があるので,物語を考えて他産地と差別化して欲しい。
・店舗販売を考えるなら,売り先の掛け率を考えて。
・昔は「大は小を兼ねる」と言ったが,今は,高齢者や単身世帯が多くなり「小は大を兼ねる」時代となったので小容量の商品化も考えて欲しい。
などと商品作りについてのアドバイスがありました。
その後,既存商品の「桑の実ジャム」「桑茶(パウダータイプ)」の他に,考案中の「桑塩」「桑こんにゃく」「桑の新芽天ぷら」について,試食しながら指導会を行いました。
普及センターでは,地域の特産品を活かした新たな商品作りの取り組みを今後も支援していきます。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
電話 0226-29-6044