宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

生活研究グループで視察研修を開催しました

2018年07月20日 13時57分18秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

                 

 平成30年7月12日に石巻地域生活研究グループ連絡協議会が,くらしの講座として,県南地区の農村レストランおよび直売所の視察研修を開催しました。当日は9名の会員が参加し,柴田町 ぷち道の駅「とみかみ」,蔵王町 ヨーグルト工房「Atreyu」,村田町 道の駅「村田」を視察し,柴田町 農村レストラン「縄文の幸」でお昼を食べながら,上川名地区活性化推進組合女性部および平間組合長から講話をいただきました。
 ぷち道の駅「とみかみ」は槻木小富上分校跡地の一部を活用した直売所です。小さい売り場ながらも季節の野菜が多品目並べられ,生産者の方の意欲的な活動状況を見ることができました。
 農村レストラン「縄文の幸」は,上川名地区活性化推進組合の女性部が運営しており,もちお膳や郷土料理などを8人以上の完全予約制でランチや弁当,宴会などの注文に応じて提供しています。新鮮な夏野菜をふんだんに使った料理は彩り豊かで盛り付けも美しいものでした。
 また,上川名地区活性化推進組合では,この春からは,「縄文の幸」に隣接する上川名濁酒製造所でどぶろく「上川名」の製造と販売を始めており,6月には上川名ホタル鑑賞会を開催するなど,地域に人を呼び込むための取り組みを進めています。現在も農村部で営農活動や地域活動を行う参加者にとって,少子高齢化に伴う地区活動や活動への参加者の減少は共通の課題です。
地域活性化への意欲的な取り組み事例を聞くことで,今後の参考になる良い刺激を得られたようです。
 2つめの視察先のヨーグルト工房「Atreyu」では,店頭で,自社製のヨーグルトやソフトクリームをその場で食べられるカフェメニューとして提供しています。若い女性客の利用が見られ,直売所の利用層とはまた違った年齢層をターゲットとした直売形態を見学することができました。
 3つめの視察先である道の駅「村田」は,県内有数のそら豆の生産地である村田町の道の駅であり,そら豆とフルーツコーンと呼ばれるトウモロコシの「味来(みらい)」の販売が盛んです。店内では,利用客の多くが「味来」を手に取るなど,特産品の魅力や強みが分かる機会となりました。 
  普及センターでは,今後も生活改善研究グループの活動について,継続的に支援を行っていきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

 

 


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柴田町に新たな農産物直売所がオープンしました

2018年07月20日 08時05分13秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成30年7月14日,柴田町に新たな農産物直売所がオープンしました。
 オープンしたのは下名生ファーム農産加工施設に併設されている農産物直売所「下名生ふぁーむ」です。事前に新聞に掲載されたこともあり,当日は10時開店の前に長蛇の列ができ,前倒しで開店しました。お振る舞いで準備した,自家製の甘酒ときなこ餅は1時間で無くなり,販売用に準備した,味噌,米麹,お総菜,野菜などは2時間で売り切れてしまいました。
 多くのお客様は,地元の人だったようですが,新聞を見て来たという仙台や七ヶ宿のお客様もいました。
 主力商品である味噌は,直売所に併設されている加工施設で製造していますが,当日は,こちらの加工施設を関係者にお披露目する会も催され,柴田町長,町議会議長,JAみやぎ仙南の組合長など多くの人が集まり,加工施設の所有者である,農事組合法人下名生ファームの水戸代表を始め役員の皆さんと大いに交流が行われました。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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大崎管内各地区で家畜共進会が行われました

2018年07月20日 07時41分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成30年6月30日に加美町の旧大崎西部家畜市場を会場として,第45回加美郡総合畜産共進会が行われ,加美郡内から乳用牛雌牛20頭,肉用牛雌牛38頭が出品されました。出品牛は,月齢,出産の有無や血統登録資格の有無などにより,乳用牛全8区,肉用牛全4区に分かれて審査されました。その結果,乳用牛のグランドチャンピオンには,加美町の千葉義文さんが第5区(生後3才未満,経産)へ出品した「YNS ブロカウ エース」が選ばれました。また,肉用牛の最高位賞には,色麻町の高森孝司さんが第2区(生後17ヶ月以上20ヶ月未満,未経産)へ出品した「ひふみ」号が選ばれました。
 また,平成30年7月10日には,大崎市鳴子温泉の旧川渡家畜市場を会場として,第28回大崎西部地区家畜共進会が行われ,大崎市岩出山及び鳴子温泉地区から肉用牛雌牛42頭が全4区に出品されました。審査の結果,グランドチャンピオンには,大崎市岩出山の泉平和さんが第3区(県内産かつ父牛が宮城県有種雄牛,経産)へ出品した「よしの」号が選ばれました。
 今後,これら共進会での上位入賞牛は,本年9月に開催される平成30年度宮城県総合畜産共進会への出品を目指します。農業改良普及センターでは,関係機関とともに家畜共進会を通じて,家畜の遺伝的改良や飼養管理技術の向上に積極的に取り組む生産者を支援します。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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