平成30年度宮城県農村青年のつどい,いわゆる4HC県連キャンプが7月21日(土)~22日(日)白石市南蔵王野営場で開催されました。県連クラブ員の他農大生や海外からの研修生を加え,全体で約40名,当仙南地区連からは5名の精鋭クラブ員が参加しました。1日目は技術競技を行い,仙南地区連は総合の部3位の成績でした。その後恒例の野外青年交流が行われ,蔵王の星空の下地区連を越えた交流や情報交換が行われました。2日目は仙南地区管内の蔵王酪農センター,(株)ヒルズのもち豚館を視察し,多角的な法人経営について大いに学び解散しました。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138
平成30年7月2日(火)に仙南地区生活研究グループ連絡協議会が移動研修会を開催しました。
震災復興の状況を直接知ることを目的に開催したところ,会員と事務局合わせて26名の参加を得て亘理町内のアセロラ農家と直売所を視察しました。
最初に亘理アセロラ園を視察し,園主夫人である伊藤あけみ氏から講話を受けました。本州で唯一のアセロラ生産農家で,最盛期には年間約4tの出荷を実現し,加工品のバリエーション化も果たしました。しかし,東日本大震災による津波で農園と自宅を飲み込まれ,一時はアセロラ栽培を諦めましたが果樹は奇跡的に芽吹き,生産を再開できたそうです。参加者は感慨深げに講話に聴き入り,講話後にはジャム等の加工品を買い求める姿もありました。
次いで亘理町の直売所であるおおくまふれあいセンターを視察しました。温暖な気候で育った、亘理の新鮮な野菜や花,加工品等がところ狭しと陳列されており,会員はその多様な品揃えと加工品の多さに目を見張り,自分達の生産活動に役立てようと見入っていました。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138
7月14日(土),今年度普及センタープロジェクト課題「集落ぐるみによる鳥獣被害軽減対策の実践」の活動として,蔵王町向山上地区の集落環境点検を開催し,地域の住民,関係機関等含めて25名の参加がありました。
集落環境点検は,関係者全員がイノシシの出没原因を正しく認識することにより,地域の課題を整理・再認識し,実情に応じた対策を選択・実施することを目的に実施しました。
5班体制で農作物の被害状況,イノシシの侵入経路や隠れ場所,イノシシのエサとなる集落内の未収穫果実や農作物残渣等の確認を行い,得られた情報から点検マップを作成し,みんなで確認し合いました。その後,合同会社東北野生動物保護管理センターの鈴木淳研究員から,点検結果を踏まえた対策のポイントについてアドバイスをいただきました。
蔵王町向山上地区では,イノシシの被害が非常に深刻な問題となっていることから,今後,集落が一丸となりイノシシ対策を実施することにしています。
当管内は鳥獣被害の発生が問題となっており,今後もイノシシ被害の軽減に向けて,効果的な対策ができるよう支援していきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138