宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ仙南丸森花卉部会現地検討会~復旧に取組む小ぎく栽培~

2020年07月13日 16時31分07秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 JAみやぎ仙南丸森花卉部会は,部会員29名で小ぎく栽培を中心に販売金額を伸ばしており,宮城県の小ぎく産出額に占める割合は約3割で県内第2位となっています。しかし,昨年の東日本台風では,大量の土砂や濁水が流入し自宅やほ場に甚大な被害がありました。生産者の努力と各関係機関の協力により,復旧が進み,多くの部会員が今年も栽培を行っています。
   JAみやぎ仙南丸森花卉部会は6月24日(水)に例年開催している現地検討会を実施しました。例年とは違い,新型コロナウイルス感染症対策として,部会長,副部会と各関係機関の担当者が部会員のほ場を巡回する形で実施し,生育状況や病害虫の発生状況を確認しました。
 5月から6月中旬まで高温少雨傾向で経過したため,地域によっては,草丈が短かったり,花芽分化が早い生産者が見られましたが,お盆用の出荷までには,草丈の確保はできる見込みです。
 新型コロナウイルス感染症により,花業界は販売量の減少や価格の下落など大きな打撃を受けています。お盆用の出荷まで残り1か月余り,台風の被害を乗越えた生産者は良花の生産のため管理や防除に尽力していますが,努力の成果が報われることを切に願います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙台市大倉ふるさとセンターで野菜栽培講習会を開催しました

2020年07月13日 09時04分33秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 仙台市大倉ふるさとセンターは仙台市西部の大倉ダムのほとりにあり,里山体験やキャンプ等ができる仙台市の生涯学習施設で,地元のNPO法人が運営管理を行っています。センターには,地元農家の栽培指導を受けながら野菜栽培ができる「大倉ふるさと農園」が併設されており,7月4日にその農園利用者と栽培指導農家の約30名を対象に野菜栽培講習会を開催しました。
 前半では,はくさい等の秋野菜を対象とした栽培技術として,高温期における育苗方法や排水対策,施肥のポイントについて講習を行いました。後半では,宮城県の野菜の生産状況として,県内野菜産地マップ等を活用しながら生産量が全国上位の野菜や伝統野菜を紹介しました。宮城県が全国1位の生産量を誇るせりとパプリカの特徴や産地,伝統野菜の一つである曲がりねぎの栽培方法等について説明しましたが,初めて聞いたという参加者も多くおられました。
 大倉地区ではほ場基盤整備が計画されており,収益性の高い野菜栽培も導入予定であることから,中山間地域の特色を生かした農村振興についても支援していきたいと思います。また,大倉ふるさとセンターでは楽しいイベントが目白押しですのでお問い合わせください。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374 FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする