令和6年11月8日に石巻合同庁舎で「石巻地域加工用ばれいしょ実績検討会」を開催しました。当日はカルビ―ポテト(株)との契約で大規模に加工用ばれいしょを栽培している農業法人5社とカルビ―ポテト(株)、JAいしのまきの営農担当者等が参加しました。
冒頭、普及センターから今年の気象経過やばれいしょの生育調査の結果を報告し、その後カルビ―ポテト(株)から今年のばれいしょの品質等に関する情報提供がありました。
次に「ほ場準備と植え付け」、「施肥や病害虫管理」、「収穫」の3点をテーマに栽培に取り組んだ法人による情報交換を行いました。「排水対策はほ場が乾いるときに実施した方が良い」、「水稲や大豆作業の合間になんとか防除作業を調整している」、「農機メーカーから実演機としてスタブルカルチやハーベスターを借りて作業し、収量向上や作業軽減に役立った」など相互に参考となる情報が得られました。
一部の法人では出荷収量で3t/10aを超える豊作となり、特に(株)めぐいーとは10ha以上の大面積で栽培する中で約3t/10aを実現しています。
今後も解決しなければならない課題があるため、普及センターではカルビ―ポテト(株)やJAいしのまきと協力し,石巻地域の加工用ばれいしょ作付けの拡大と収量向上に向けた取組を推進していきます。
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
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