こと座の“ベガ”は、七夕の織姫星として知られています。
この“ベガ”に、小天体が周回するリング状のベルトが見つかりました。
太陽系の小天体ベルトとよく似ていて、複数の惑星が存在する可能性が高いようです。
“ベガ”は、夏の大三角の星の1つとしても有名で、1月ごろは夜明け前の北東の空で輝いています。
約25光年かなたにある0等星で、質量は太陽の2倍、誕生から数億年という比較的に若い星なんですねー
赤外線天文衛星“スピッツァー”と“ハーシェル”で観測したところ、“ベガ”の周囲にリング状の小天体ベルトが2つあることが分かりました。
内側のベルトは、中心星から近いため比較的あたたかく、太陽系でいえば火星と木星の軌道に挟まれた“小惑星帯”にあたります。
外側のリングは低温で、太陽系外縁の“エッジワース カイパーベルト”のようなものなんですねー
みなみのうお座の1等星“フォーマルハウト”も、“ベガ”と似たような小天体ベルトを持っていることが分かっていて、惑星らしきものがとらえられています。
“フォーマルハウト”と“ベガ”は、太陽からの距離や質量、年齢などが似ているんですねー
そして今回、小天体ベルトの存在という共通点も加わりました。
さらに、中心星から外側のベルトまでの距離が、内側のベルトまでの10倍という点も共通していて、これは太陽系とも似ているんですねー
2つの恒星の小天体ベルトは、太陽系の小天体ベルトよりも、はるかに多くの物質が飛び交っています。
これは、恒星の材料となったチリとガスの雲が大きかったこと、
そして、まだ若いので小天体が「散らかったまま」であることが理由なんですねー
太陽系の“小惑星帯”や“エッジワース カイパーベルト”は、
地球や木星、土星といった惑星とともに、重力バランスを保ちながら維持されています。
なので、今回の観測結果から、“ベガ”の周囲にも複数の惑星があることが予測されるんですねー
今後の観測技術の発展で、惑星の存在・詳細が分かるといいですね。
この“ベガ”に、小天体が周回するリング状のベルトが見つかりました。
小天体がひしめくベルト領域(イメージ図) |
太陽系の小天体ベルトとよく似ていて、複数の惑星が存在する可能性が高いようです。
“ベガ”は、夏の大三角の星の1つとしても有名で、1月ごろは夜明け前の北東の空で輝いています。
約25光年かなたにある0等星で、質量は太陽の2倍、誕生から数億年という比較的に若い星なんですねー
赤外線天文衛星“スピッツァー”と“ハーシェル”で観測したところ、“ベガ”の周囲にリング状の小天体ベルトが2つあることが分かりました。
内側のベルトは、中心星から近いため比較的あたたかく、太陽系でいえば火星と木星の軌道に挟まれた“小惑星帯”にあたります。
外側のリングは低温で、太陽系外縁の“エッジワース カイパーベルト”のようなものなんですねー
みなみのうお座の1等星“フォーマルハウト”も、“ベガ”と似たような小天体ベルトを持っていることが分かっていて、惑星らしきものがとらえられています。
“フォーマルハウト”と“ベガ”は、太陽からの距離や質量、年齢などが似ているんですねー
そして今回、小天体ベルトの存在という共通点も加わりました。
“ベガ”と太陽系に存在する小天体ベルトの比較。 太陽系をそのまま拡大するとその構造は非常に似ている。 |
さらに、中心星から外側のベルトまでの距離が、内側のベルトまでの10倍という点も共通していて、これは太陽系とも似ているんですねー
2つの恒星の小天体ベルトは、太陽系の小天体ベルトよりも、はるかに多くの物質が飛び交っています。
これは、恒星の材料となったチリとガスの雲が大きかったこと、
そして、まだ若いので小天体が「散らかったまま」であることが理由なんですねー
太陽系の“小惑星帯”や“エッジワース カイパーベルト”は、
地球や木星、土星といった惑星とともに、重力バランスを保ちながら維持されています。
なので、今回の観測結果から、“ベガ”の周囲にも複数の惑星があることが予測されるんですねー
今後の観測技術の発展で、惑星の存在・詳細が分かるといいですね。