宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

火星滞在10年目 火星探査車“オポチュニティ”

2013年01月29日 | 火星の探査
NASAの火星探査車“マーズ・エクスプロレーション・ローバー・オポチュニティ”が、
1月25日に「火星へ着陸して丸9年」を迎えたんですねー
そして、いよいよ火星滞在10年目が始まります。

NASAは火星表面を移動しながら探査する無人探査車として、
2003年6月と7月に同型の“スピリット”と“オポチュニティ”を打ち上げました。

先に打ち上げられた“スピリット”は、2004年1月3日に火星への軟着陸に成功して、
その3週間後の25日に“オポチュニティ”も火星軟着陸に成功しています。

両探査車は、もともと90日間の活動予定だったんですねー
でも、“スピリット”は通信が出来なくなる2010年3月まで約6年間活動し、
赤道付近に着陸した“オポチュニティ”は未だに活動を続けています。

地球以外の惑星に着陸して、10年もの間活動する探査機は、異例とも言える成功例です。

まぁー 長い間活動して、遠くまで移動できたとしても、科学的な発見やミッションの達成が重要です。
それを考えても、“スピリット”と“オポチュニティ”は良くやったと言えますよね。


“オポチュニティ”は今月、エンデバークレーターを調査していて、着陸記念アティア日に合わせて“ビッチの丘”のパノラマ画像が公開されました。