小惑星は捕獲してから探査

無人宇宙機で小惑星を月周辺まで誘導してから、宇宙飛行士が直接探査する。 っという野心的なミッションが、NASAの来年度予算案で公表されました。





小惑星に近づいて袋詰めにし、
誘導する様子（イメージ図）



このミッションは、小惑星のサンプルでなく小惑星そのものを持ち帰る っというもので
まず、無人機で小惑星を捕獲し、地球から見て月の裏側にある重力均衡点（ラグランジュ ポイントL2）まで誘導して配置します。

その後、宇宙飛行士が宇宙船で小惑星まで行き、直接調査を行うという計画なんですねー

計画を立案したアメリカのケック宇宙研究所では、
ターゲットのモデルを幅7メートル、重さ500トンの小惑星と設定したうえで、約26億5000万ドルの総費用を見積もっています。

NASAではこの計画提案により、必要な技術やプロジェクトのテコ入れも行います。

そして、目標に適した小惑星の選定と、小惑星を誘導するための強力な推進技術や、
有人宇宙船“オライオン”と打ち上げロケットなどの開発を進め、
2025年までに小惑星有人探査を実現する狙いなんですねー