リアクションホイールの故障で系外惑星探査衛星“ケプラー”が、ミッションを行えない状態にあります。
“ケプラー”の機体構造
左下がリアクションホイール
“ケプラー”は地球の後ろについて太陽を公転しながら、“こと座”と“はくちょう座”の境界付近の領域を観測している衛星です。
リアクションホイールは衛星の向きを調整するための装置で、5月14日に4基のうち2基目の不具合が分かります。
観測ミッションに必要な3基の駆動が不可能になってしまったんですねー
原因は内部構造、おそらく軸受の不具合と考えられています。
“ケプラー”に搭載されている
リアクションホイール
3軸方向(縦・横・高さ)に
取り付けた複数のホイールの
回転により姿勢を安定させる
現在“ケプラー”は、スラスター噴射によって大まかな姿勢制御を行うモードに入っていて、
通信途絶やシステムダウンなどの恐れはないようです。
まずは新しくプログラムされた燃料消費を抑えるモードに移行し、
リアクションホイールの復旧、あるいはリアクションホイールとスラスターを併用した姿勢制御によるミッション続行の可能性を探るようです。
2009年に打ち上げられた“ケプラー”は、主要ミッションの期間を過ぎ、今は延長期間に入っています。
これまでに132個の系外惑星と、2500個以上の惑星候補を発見していて、
取得済みの観測データからも、今後多くの成果が得られそうです。
とはいえ、もうひとがんばりを望む声もあるんですねー
“ケプラー”は、恒星の光が手前を惑星にさえぎられて、わずかに暗くなる現象(光のゆらぎ)から惑星の存在を検出します(トランジット法)。
惑星候補と認定されるためには、3回以上“光のゆらぎ”を観測することが必要で、
公転周期が長い、つまり中心の恒星からほどよく離れた地球サイズの惑星が見つかるようになったのは、
ここ1年ほどのことになります。
今回のリアクションホイールの駆動不良は、これからって時に起こった残念な故障なんですねー
まぁー 地球に近い惑星を全天から観測する“TESS”が、2017にを打ち上げられる予定なのでこちらに期待しましょう。
“ケプラー”の機体構造
左下がリアクションホイール
“ケプラー”は地球の後ろについて太陽を公転しながら、“こと座”と“はくちょう座”の境界付近の領域を観測している衛星です。
リアクションホイールは衛星の向きを調整するための装置で、5月14日に4基のうち2基目の不具合が分かります。
観測ミッションに必要な3基の駆動が不可能になってしまったんですねー
原因は内部構造、おそらく軸受の不具合と考えられています。
“ケプラー”に搭載されている
リアクションホイール
3軸方向(縦・横・高さ)に
取り付けた複数のホイールの
回転により姿勢を安定させる
現在“ケプラー”は、スラスター噴射によって大まかな姿勢制御を行うモードに入っていて、
通信途絶やシステムダウンなどの恐れはないようです。
まずは新しくプログラムされた燃料消費を抑えるモードに移行し、
リアクションホイールの復旧、あるいはリアクションホイールとスラスターを併用した姿勢制御によるミッション続行の可能性を探るようです。
2009年に打ち上げられた“ケプラー”は、主要ミッションの期間を過ぎ、今は延長期間に入っています。
これまでに132個の系外惑星と、2500個以上の惑星候補を発見していて、
取得済みの観測データからも、今後多くの成果が得られそうです。
とはいえ、もうひとがんばりを望む声もあるんですねー
“ケプラー”は、恒星の光が手前を惑星にさえぎられて、わずかに暗くなる現象(光のゆらぎ)から惑星の存在を検出します(トランジット法)。
惑星候補と認定されるためには、3回以上“光のゆらぎ”を観測することが必要で、
公転周期が長い、つまり中心の恒星からほどよく離れた地球サイズの惑星が見つかるようになったのは、
ここ1年ほどのことになります。
今回のリアクションホイールの駆動不良は、これからって時に起こった残念な故障なんですねー
まぁー 地球に近い惑星を全天から観測する“TESS”が、2017にを打ち上げられる予定なのでこちらに期待しましょう。