7月の衝撃的な打ち上げ失敗から3か月…
9月17日に予定されていた打ち上げが技術的な問題で延期され、
今回、再打ち上げに臨むインターナショナル・ローンチ・サービシズ(ILS)社の“プロトンMロケット”。
ILS社は打ち上げを成功させ、信頼性を回復し商業打ち上げ市場に戻ることはできるんでしょうか。

今年の7月2日のこと、
“プロトンM”はロシアの衛星測位システム・グロナスを構成する衛星“グロナスM”を搭載して打ち上げたのですが、
センサーの取り付けミスによって、離昇直後にコントロールを失うことに…
そして空中分解して墜落するという衝撃的な事故を起こしました。
今回の打ち上げは、それから約3か月ぶりになります。
失敗からの教訓として、「製造や組み立て時の検査をより強化する」という対策が取り入れられてからの、初の打ち上げでもあるんですねー
そして9月30日、通信衛星“アトラス2E”を搭載した“プロトンM/ブリーズM”は、
現地時間9月30日にカザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地から離昇。
ロケットは安定した飛行を続け、9分42秒後に“ブリーズM”上段を分離、
その後5回の燃焼を繰り返し、離昇から9時間12分後に衛星を所定の軌道へ投入、打ち上げは見事に成功したんですねー
今回打ち上げられた“アトラス2E”は、ルクセンブルクに本拠地を置くSES社が運用する通信衛星です。
フランスのアストリウム社によって製造され、打ち上げ時の質量は6020キロ、設計寿命は15年が予定されています。
当初打ち上げは、9月17日に予定されていたのですが、9月12日にロケットに技術的な問題が発見されたので延期されていました。
その問題の詳細が、公式には明らかにされていないのですが…
まぁー 今回の成功をもって、
“プロトンM”は再び商業打ち上げ市場に舞い戻ることができたといえます。
しかし、あまりにも衝撃的な打ち上げ失敗だったので、損なわれた信頼性や印象を回復するのは至難の業でもあるんですねー
また、ここ10年で、プロトンロケットは何らかの形で8回もの打ち上げ失敗、あるいは完全な成功とは言い難い打ち上げを繰り返していることも、信頼の回復をより困難にさせています。
現在ロシアでは、宇宙関連企業を統合する計画が進められていて、今年中にも“統一宇宙・ロケット会社”が誕生する予定です。
これには、政府の後押しの下、ロシアの宇宙産業は改革に向けて動き出しつつあるようなので、信頼性を回復する後押しになればいいですね。
9月17日に予定されていた打ち上げが技術的な問題で延期され、
今回、再打ち上げに臨むインターナショナル・ローンチ・サービシズ(ILS)社の“プロトンMロケット”。
ILS社は打ち上げを成功させ、信頼性を回復し商業打ち上げ市場に戻ることはできるんでしょうか。

今年の7月2日のこと、
“プロトンM”はロシアの衛星測位システム・グロナスを構成する衛星“グロナスM”を搭載して打ち上げたのですが、
センサーの取り付けミスによって、離昇直後にコントロールを失うことに…
そして空中分解して墜落するという衝撃的な事故を起こしました。
今回の打ち上げは、それから約3か月ぶりになります。
失敗からの教訓として、「製造や組み立て時の検査をより強化する」という対策が取り入れられてからの、初の打ち上げでもあるんですねー
そして9月30日、通信衛星“アトラス2E”を搭載した“プロトンM/ブリーズM”は、
現地時間9月30日にカザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地から離昇。
ロケットは安定した飛行を続け、9分42秒後に“ブリーズM”上段を分離、
その後5回の燃焼を繰り返し、離昇から9時間12分後に衛星を所定の軌道へ投入、打ち上げは見事に成功したんですねー
今回打ち上げられた“アトラス2E”は、ルクセンブルクに本拠地を置くSES社が運用する通信衛星です。
フランスのアストリウム社によって製造され、打ち上げ時の質量は6020キロ、設計寿命は15年が予定されています。
当初打ち上げは、9月17日に予定されていたのですが、9月12日にロケットに技術的な問題が発見されたので延期されていました。
その問題の詳細が、公式には明らかにされていないのですが…
まぁー 今回の成功をもって、
“プロトンM”は再び商業打ち上げ市場に舞い戻ることができたといえます。
しかし、あまりにも衝撃的な打ち上げ失敗だったので、損なわれた信頼性や印象を回復するのは至難の業でもあるんですねー
また、ここ10年で、プロトンロケットは何らかの形で8回もの打ち上げ失敗、あるいは完全な成功とは言い難い打ち上げを繰り返していることも、信頼の回復をより困難にさせています。
現在ロシアでは、宇宙関連企業を統合する計画が進められていて、今年中にも“統一宇宙・ロケット会社”が誕生する予定です。
これには、政府の後押しの下、ロシアの宇宙産業は改革に向けて動き出しつつあるようなので、信頼性を回復する後押しになればいいですね。