はくちょう座の方向約3000光年彼方の赤色巨星“ケプラー56”。
この中心星“ケプラー56”を回る2つの惑星が、中心星の赤道面に対して45度も傾いた軌道を回っていることが分かりました。
実は、中心星から近い軌道を回る巨大ガス惑星“ホットジュピター”のないこの惑星系は、
貴重な発見になるようです。

中心星“ケプラー56”と
周囲の惑星軌道
NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”のデータから、
中心星表面の複数個所における明るさの変動を分析した結果、
地球からの観測方向に対して、その自転軸が45度も傾いていることが分かりました。
2つの惑星は、地球から見て手前を通過(トランジット)しながら公転。
つまり、これらの惑星の公転面は、中心星の自転軸に対して45度傾いているということになります。
惑星は中心星をとりまくチリやガスの円盤の中から生まれるので、中心星の赤道面と惑星の公転面は揃っているのが自然なんですねー
この太陽系でも、惑星は太陽の赤道面から7度以内の範囲を公転しています。
ではなぜ、“ケプラー56”の惑星の軌道は傾いているのか?
この疑問については、コンピュータシミュレーションから、
中心星からはるか遠くを周回する、木星の3倍以上の重さを持つ巨大惑星の影響だということが分かってきました。
そして、この第3の惑星はケック天文台の観測で実際に見つかったんですねー
ホットジュピターには、中心星の赤道面から傾いた軌道を持つものもあるのですが、
ホットジュピター以外の系外惑星で見られるのは今回が初めてのことです。
これには、ほかの天体との「重力の押し合いへし合い」で形成されるなどの説があるのですが、確かなことはまだ分かってないんですねー
ただ、「傾いた軌道がホットジュピターだけでない」っということを示した今回の発見は、これらの謎を解く重要な一歩になるのかもしれませんね。
この中心星“ケプラー56”を回る2つの惑星が、中心星の赤道面に対して45度も傾いた軌道を回っていることが分かりました。
実は、中心星から近い軌道を回る巨大ガス惑星“ホットジュピター”のないこの惑星系は、
貴重な発見になるようです。

中心星“ケプラー56”と
周囲の惑星軌道
NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”のデータから、
中心星表面の複数個所における明るさの変動を分析した結果、
地球からの観測方向に対して、その自転軸が45度も傾いていることが分かりました。
2つの惑星は、地球から見て手前を通過(トランジット)しながら公転。
つまり、これらの惑星の公転面は、中心星の自転軸に対して45度傾いているということになります。
惑星は中心星をとりまくチリやガスの円盤の中から生まれるので、中心星の赤道面と惑星の公転面は揃っているのが自然なんですねー
この太陽系でも、惑星は太陽の赤道面から7度以内の範囲を公転しています。
ではなぜ、“ケプラー56”の惑星の軌道は傾いているのか?
この疑問については、コンピュータシミュレーションから、
中心星からはるか遠くを周回する、木星の3倍以上の重さを持つ巨大惑星の影響だということが分かってきました。
そして、この第3の惑星はケック天文台の観測で実際に見つかったんですねー
ホットジュピターには、中心星の赤道面から傾いた軌道を持つものもあるのですが、
ホットジュピター以外の系外惑星で見られるのは今回が初めてのことです。
これには、ほかの天体との「重力の押し合いへし合い」で形成されるなどの説があるのですが、確かなことはまだ分かってないんですねー
ただ、「傾いた軌道がホットジュピターだけでない」っということを示した今回の発見は、これらの謎を解く重要な一歩になるのかもしれませんね。