宇宙に浮かぶ孤独な星

地球のように恒星の周囲を回らないで、宇宙空間に孤独に浮かぶ星“浮遊惑星”が発見されました。




新たに発見された
浮遊惑星“PSO J318.5-22”
（イメージ図）


見つかった星は巨大ガス惑星“PSO J318.5-22”で、
地球からわずか80光年先に位置する太陽系外惑星です。

質量は木星の6倍しかなく、
これまで見つかっている自由浮遊天体の中ではもっとも小さいんですねー
1200万年前に形成され、同様の惑星の中では若い部類に入るようです。

このような姿をして宇宙空間を浮遊する天体は、これまでに観測されたことがなく、
恒星の周りを回る若い惑星の特徴を全て備えているのですが、
なぜか孤立して宇宙を漂っています。

なぞを解くのには、まだまだ研究を続ける必要があるのですが、
この若いガス惑星を調べることは、木星のような巨大ガス惑星が誕生した直後の、内部の仕組みについて知るチャンスでもあるようです。