NASAの赤外線天文衛星“WISE”がとらえた、三裂星雲(M20)の画像が公開されました。
この画像では、可視光線だと暗い裂け目のように見える部分が、赤外線では明るく輝いているようすが良く分かるんですねー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/35/154da2d8ac09b081dd01751e511f9dd0.jpg)
“WISE”が撮影した三裂星雲付近。
4種類の波長の赤外線で撮影されたものを合成している。
三裂星雲は、いて座の方向約5400光年の距離にあり、天文ファンや天体写真愛好家に大人気の天体です。
画像の中で、広い範囲に緑色に見えているのは水素ガスで、三裂星雲は左下の黄色やオレンジ色の部分になります。
三裂星雲の愛称は、可視光線では暗い線によって星雲が3つに分かれているように見えることからきているのですが、
この暗い線はチリでできていて、“WISE”による赤外線画像では、3本の明るい線として黄色く見えるんですねー
三裂星雲では星が爆発的に生まれているので、「星のゆりかご」と表現されることがあります。
これは、大質量星からの放射や恒星風が、周囲のガスやチリを吹き飛ばしていて、
星雲内でこうした現象が起こることによって、新しい星の誕生が引き起こされるからです。
右上の赤い部分は、ひじょうに若い星々によって温められたガスで、
画像のあちこちに広がっている青い点は、さらに成長した星たちでになります。
星雲で生まれた赤ちゃん星たちも、やがてはこれらの星と同じような姿になっていきます。
“WISE”は、予定ミッションが終了した2011年2月に、ほとんどの搭載機器をオフにして省エネの冬眠モードに入り、再稼動したのが昨年の9月になります。
2年半ぶりに目覚めた後、赤外線天文衛星“NEOWISE”と改名し、地球近傍小惑星の観測を行うんですねー
アメリカが2025年までの実現を目指す、小惑星捕獲・有人探査の目標となる天体も、この“NEOWISE”の観測対象から選ばれるかもしれないそうですよ。
この画像では、可視光線だと暗い裂け目のように見える部分が、赤外線では明るく輝いているようすが良く分かるんですねー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/35/154da2d8ac09b081dd01751e511f9dd0.jpg)
“WISE”が撮影した三裂星雲付近。
4種類の波長の赤外線で撮影されたものを合成している。
三裂星雲は、いて座の方向約5400光年の距離にあり、天文ファンや天体写真愛好家に大人気の天体です。
画像の中で、広い範囲に緑色に見えているのは水素ガスで、三裂星雲は左下の黄色やオレンジ色の部分になります。
三裂星雲の愛称は、可視光線では暗い線によって星雲が3つに分かれているように見えることからきているのですが、
この暗い線はチリでできていて、“WISE”による赤外線画像では、3本の明るい線として黄色く見えるんですねー
三裂星雲では星が爆発的に生まれているので、「星のゆりかご」と表現されることがあります。
これは、大質量星からの放射や恒星風が、周囲のガスやチリを吹き飛ばしていて、
星雲内でこうした現象が起こることによって、新しい星の誕生が引き起こされるからです。
右上の赤い部分は、ひじょうに若い星々によって温められたガスで、
画像のあちこちに広がっている青い点は、さらに成長した星たちでになります。
星雲で生まれた赤ちゃん星たちも、やがてはこれらの星と同じような姿になっていきます。
“WISE”は、予定ミッションが終了した2011年2月に、ほとんどの搭載機器をオフにして省エネの冬眠モードに入り、再稼動したのが昨年の9月になります。
2年半ぶりに目覚めた後、赤外線天文衛星“NEOWISE”と改名し、地球近傍小惑星の観測を行うんですねー
アメリカが2025年までの実現を目指す、小惑星捕獲・有人探査の目標となる天体も、この“NEOWISE”の観測対象から選ばれるかもしれないそうですよ。