ロシアが2011年に打ち上げた電波望遠鏡“スペクトルR”が、世界最大の宇宙に置かれた電波望遠鏡として、ギネス世界記録に認定されたんですねー
“スペクトルR”は、地球にもっとも近い高度が600キロ、もっとも遠い高度が330,000キロで、赤道に対して51.3度の角度で地球の周りを回っています。
“スペクトルR”の最大の特長は、なんと言っても直径10メートルの巨大なアンテナになります。
そして、このアンテナから叩き出される8マイクロ秒角という高い分解能を使い、遠くの銀河やブラックホール、中性子星の詳細な観測や、ダークエネルギーの検出を目的にしています。
このアンテナは、アルミニウムと炭素繊維で作られた27枚の花びらのような部品で構成されていて、
打ち上げ前はつぼみのように折りたたまれて、軌道上で開花したんですねー
また、“スペクトルR”はラジオアストロンと呼ばれる、国際的なVLBI観測計画の一翼も担っています。
VLBIとは超長基線電波干渉計のことで、遠く離れた複数の電波望遠鏡を、あたかもひとつの超巨大電波望遠鏡として観測に用います。
このとき、お互いの距離が望遠鏡の口径となるので、原理上は望遠鏡同士が離れていればより良いんですねー
でも、地上に電波望遠鏡を置く場合には、地球の大きさという制約がでてきます。
そこで、1つ以上の電波望遠鏡を宇宙に置き、地球上の電波望遠鏡と連携させることで、地球上だけでは実現できないほどの、とてつもなく巨大なVLBIを作り出すことができるんですねー
これをスペースVLBIと言い、この技術は1997年に打ち上げられた日本のMUSES-B“はるか”によって、世界で初めて証明されたそうですよ。
“スペクトルR”は、地球にもっとも近い高度が600キロ、もっとも遠い高度が330,000キロで、赤道に対して51.3度の角度で地球の周りを回っています。
“スペクトルR”の最大の特長は、なんと言っても直径10メートルの巨大なアンテナになります。
そして、このアンテナから叩き出される8マイクロ秒角という高い分解能を使い、遠くの銀河やブラックホール、中性子星の詳細な観測や、ダークエネルギーの検出を目的にしています。
このアンテナは、アルミニウムと炭素繊維で作られた27枚の花びらのような部品で構成されていて、
打ち上げ前はつぼみのように折りたたまれて、軌道上で開花したんですねー
また、“スペクトルR”はラジオアストロンと呼ばれる、国際的なVLBI観測計画の一翼も担っています。
VLBIとは超長基線電波干渉計のことで、遠く離れた複数の電波望遠鏡を、あたかもひとつの超巨大電波望遠鏡として観測に用います。
このとき、お互いの距離が望遠鏡の口径となるので、原理上は望遠鏡同士が離れていればより良いんですねー
でも、地上に電波望遠鏡を置く場合には、地球の大きさという制約がでてきます。
MUSES-B“はるか” |
そこで、1つ以上の電波望遠鏡を宇宙に置き、地球上の電波望遠鏡と連携させることで、地球上だけでは実現できないほどの、とてつもなく巨大なVLBIを作り出すことができるんですねー
これをスペースVLBIと言い、この技術は1997年に打ち上げられた日本のMUSES-B“はるか”によって、世界で初めて証明されたそうですよ。