16万光年彼方の矮小銀河“大マゼラン雲”にある超新星“SNR 1987A”は、
1987年2月に出現し爆発後2.9等まで明るくなりました。
そして、その後に残る残骸は今でも数多くの研究の対象になっているんですねー
その残骸の中に、
中性子星(重い星が崩壊した後に残る高密度天体)と思われる、
天体の兆候が発見されました。
超新星残骸は、内部で起こるさまざまな放射で輝いています。
今回、チリのアルマ望遠鏡とオーストラリア望遠鏡コンパクトアレイを用いて、
遠赤外線と電波での観測を行い、チリの放射を差し引いたところ、
これまで見られなかった放射が残ることに…
これが、中性子星の強い磁場によって周囲に吹く“パルサー風”なのかもしれないんですねー
長年“1987A”で捜索が行われてきた、中性子星の兆候が初めて見つかることになります。
また別の研究では、電波観測で見られる“1987A”の非対称な姿の謎にも迫っています。
爆発の非対称性や周囲のガス組成の条件を変えながら、
広がる衝撃波の立体シミュレーションを行ったところ、
衝撃波の片側が、もう一方に比べて速く広がる、
観測通りの姿を再現することに成功します。
このことは、超新星残骸が形成される仕組や爆発の周囲環境について、
理解を深める成果になるようです。
1987年2月に出現し爆発後2.9等まで明るくなりました。
そして、その後に残る残骸は今でも数多くの研究の対象になっているんですねー
その残骸の中に、
中性子星(重い星が崩壊した後に残る高密度天体)と思われる、
天体の兆候が発見されました。
超新星残骸は、内部で起こるさまざまな放射で輝いています。
今回、チリのアルマ望遠鏡とオーストラリア望遠鏡コンパクトアレイを用いて、
遠赤外線と電波での観測を行い、チリの放射を差し引いたところ、
これまで見られなかった放射が残ることに…
これが、中性子星の強い磁場によって周囲に吹く“パルサー風”なのかもしれないんですねー
長年“1987A”で捜索が行われてきた、中性子星の兆候が初めて見つかることになります。
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超新星“1987A”の残骸の光から、 さまざまな放射を取り除いて浮かび上がった光(右)。 これが中性子星周囲のパルサー風のもやと考えられている。 |
また別の研究では、電波観測で見られる“1987A”の非対称な姿の謎にも迫っています。
爆発の非対称性や周囲のガス組成の条件を変えながら、
広がる衝撃波の立体シミュレーションを行ったところ、
衝撃波の片側が、もう一方に比べて速く広がる、
観測通りの姿を再現することに成功します。
このことは、超新星残骸が形成される仕組や爆発の周囲環境について、
理解を深める成果になるようです。
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超新星の衝撃波が非対称に広がるシミュレーション。 |