オーストラリアのパークス64メートル電波望遠鏡を使った観測で、
数ミリ秒という短い現象である、高速電波バーストが初めてリアルタイムでとらえられたんですねー
高速電波バーストは、数千分の1秒という短い現象で、これまでリアルタイムで観測されたことがありませんでした。
過去に観測されてきたバーストの数も、
たった7つとひじょうに少なく、
初めて観測されたのは、2007年のことになります。
ただ、これまで観測された7つのバーストは、発生から数週間や数か月、場合によっては十年以上経過してから観測されたもの…
それが今回はリアルタイムなんですねー
パークス電波望遠鏡での観測後、世界中の望遠鏡や人工衛星“スイフト”が、
バーストに向けられることになります。
観測で得られたデータから、
バーストの発生場所は地球から約55億光年離れていることが分かり、
その距離から電波バーストは、ひじょうに明るいと推測。
数ミリ秒の間に、太陽が1日に放つエネルギーが放射されたと考えられています。
さらに、今回の観測では、
これまでバーストの起源と考えられてきた候補のいくつかが除外されることに…
正体は、まだ分かっていないのですが、
強い磁場を持つ中性子星“マグネター”を起源とするショートガンマ線バーストや、
中性子星が崩壊してブラックホールへと変化する現象などの可能性があるようです。
数ミリ秒という短い現象である、高速電波バーストが初めてリアルタイムでとらえられたんですねー
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パークス電波望遠鏡が 高速電波バーストをとらえる様子 |
高速電波バーストは、数千分の1秒という短い現象で、これまでリアルタイムで観測されたことがありませんでした。
過去に観測されてきたバーストの数も、
たった7つとひじょうに少なく、
初めて観測されたのは、2007年のことになります。
ただ、これまで観測された7つのバーストは、発生から数週間や数か月、場合によっては十年以上経過してから観測されたもの…
それが今回はリアルタイムなんですねー
パークス電波望遠鏡での観測後、世界中の望遠鏡や人工衛星“スイフト”が、
バーストに向けられることになります。
観測で得られたデータから、
バーストの発生場所は地球から約55億光年離れていることが分かり、
その距離から電波バーストは、ひじょうに明るいと推測。
数ミリ秒の間に、太陽が1日に放つエネルギーが放射されたと考えられています。
さらに、今回の観測では、
これまでバーストの起源と考えられてきた候補のいくつかが除外されることに…
正体は、まだ分かっていないのですが、
強い磁場を持つ中性子星“マグネター”を起源とするショートガンマ線バーストや、
中性子星が崩壊してブラックホールへと変化する現象などの可能性があるようです。