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モバライダー mobarider

150光年の近い場所に、地球より1.5倍大きい惑星を発見!

2015年01月23日 | 地球外生命っているの? 第2の地球は?
およそ150光年彼方の暗い星に、
地球に近い大きさの惑星が3個発見されました。

そのうち1つは、
恒星からの距離が、水が液体の状態で存在できる範囲、
ハビタブルゾーン付近に位置していて、
大気の成分次第では、さらに地球そっくりの惑星になるかもしれないんですねー
スーパーアースが赤色矮星を回るようす。(イメージ図)

今回惑星が見つかったのは、
しし座の方向150光年彼方の赤色矮星“EPIC 201367065”。

NASAの系外惑星探査衛星“ケプラー”の観測からは、
この赤色矮星の周りに3つの惑星が発見されました。

惑星の大きさは、地球の1.5~2倍といずれも地球に近く、
最も小さい惑星は、ハビタブルゾーンの内側の境界付近に位置していました。

地球と同じ岩石惑星という可能性もあり、
もしそうなら実際に液体の水をたたえているかもしれないんですねー

150光年前後という近い距離なら、惑星の大気成分を分析することもできます。

地球では、窒素や酸素の薄い大気が生命を育んできたのですが、
これまでに大気分析が行われてきた多くの惑星は、水素が多い濃い大気でした。

サイズや地表の温度、組成(岩石かガスか)が地球に似た惑星は、
多く見つかってきました。

でも、大気成分という条件まで揃ったものが登場するかどうか…
今回の惑星は期待させてくれますね。
ケプラーの新ミッション“K2”では、
姿勢制御の不具合を補うために地球の公転面に沿った方向を観測。
地球から見て惑星が中心星に重なる“トランジット現象”を検出します。
これらの惑星から見れば、
地球が太陽と重なるトランジット現象を起こすことになるんですねー



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