akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

鳥海八幡中学校開校式

2010-04-03 | 鳥海八幡中学校校歌 作詞作曲
酒田市立鳥海八幡中学校開校式が行われ、校歌の作詞作曲者としてお招きいただきました。
3月いっぱいで閉校となった鳥海中学校と八幡中学校が一緒になって、今日から新たな歴史を刻んでいくことになります。
鳥海中学校出身生としては、母校の閉校にあたっては淋しさもありましたが、少子化の時代の中ではしかたなく、新中学校でこどもたちが切磋琢磨して、元気に成長していってくれたらと願うばかりです。

校歌制作は、統合委員会の皆さんが選出下さり、私にとっては非常にありがたく責任の重い仕事となりました。
今日は僭越ながら、阿部酒田市長に感謝状をいただき、校歌に込めた思いを壇上で話させていただき、また校歌斉唱の指揮もさせていただきました。
母校の恩師、地域の皆さんには、育てていただいた一人として本当に感謝です。

最近、様々な場面で、人生における「先生」という存在の大きさをひしひしと感じております。
おそらく誰でも、こどもの頃、あるいは学生時代に先生にかけてもらった言葉が残っているものと思います。
怒られたこと、ほめられたこと、励まし、あるいは何気ない一言が、自分の人格形成やその後に光を与えたり、影を落としたり、します。

高校教師の弟を見ていてもそう思いますし、私自身、たくさんの先生に様々な形で叱咤激励されてきました。
今回の校歌制作に最初に私を推薦下さったのも、中学校時代の担任の先生でした。
中学時代は、よく怒られたものです。げんこつもよく飛んできました。が、非常に生徒たちに慕われる先生で、のびのびしたいいクラスでした。団結力も学校一で、勉強も耐久レースも球技大会や合唱コンクールにいたるまで、教室には賞状がずらりと並び、仲良く活気あふれるクラスでした。
先生曰く「オレは何にもしねがったがら、生徒だぢが自分だでなんでもやっけもんの。あのクラスは女子がたぐましぐでの、やんちゃだ男子どご引っ張てよぐまどめっけもんの」
祝賀会では、久しぶりにお会いしたその先生が
「ほんとでいい曲で、感激した。教え子が感謝状もらう、ってこれほど嬉しごどねの。自分もらうより嬉し」
そう言って何度もお酒をついで下さいました。先生とはそういうものなのだなあとまた感謝がこみ上げてきました。先生や、地域の皆さんの嬉しそうなお顔が嬉しかったです。

多くの人に見守られ、新しく巣立つ新中学校。
両校の伝統、校風と、両地域の文化、人的パワーが融合して新たに生まれる新中学校のこれからに期待をし、生徒の皆さんの活躍を心から願います。


鳥海八幡中学校校歌   作詞・作曲 佐々木亜希子

1
みのり豊かな広き野に 
のぼりくる旭日に希望は新た
風雪にたえて息吹きし大地に
抱かれ学びゆく幸い胸に
鍛え磨き 励み励まし 
明日を拓きゆく一人と立たん


そびえたつ鳥海の峰 
川はたゆみなく大海めざす
道ははるかに遠く険しく 
越えゆく我らに力を与えん
智慧と勇気 技をこの手に
朋と団結びていざ行かん

3
高き嶺の厳しきに 
咲きて清らなる鳥海ふすま
古の国府置かれしこの地に
息づく伝統(ほこり)をたたえて歩まん
朗らかに 心ゆたかに 
未来(あす)を照らしゆく希望とならん
コメント (4)
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