11月3日(祝)大阪の国立民族学博物館(みんぱく)で、ろう者の手による無声映画『たき火』バリアフリー活弁上映。
『たき火』は1972年の無声映画。
ろう者による先駆的映画で、当時のろう者を取り巻く環境や、今は使わなくなった手話なども見られ、興味深い作品です。
今回は、ろう者(聴覚障害者)だけでなく、健聴者にも、視覚障害者にも、最大限に楽しんでもらおうという、みんぱく初の企画✨
活弁×音声ガイドのハイブリッドライブ上映で、会場から笑いも聞こえ、皆様にたくさん嬉しい感想を頂きました!
108分書き下ろしの台本と語りは、技(小細工?)満載(のつもり)、気づいてもらえるととても嬉しいのです😊
頂いていた映像素材と本番用、ところどころ編集や手話字幕が違ってタイミング合わせに苦労しましたし、酒好きにあるまじき言い間違えもしましたが、それもライブ。とても楽しい公演でした✨
ろう者で映画に関わる方々のシンポジウムも面白かったです。
登壇者も仰っていましたが、手話も言語。時代や社会とともに変わっていくし、ろう者を取り巻く環境や意識も変わるので、こうした作品を制作し、ときどき上映して検証するのは、当事者にとっても有意義なことです。
そして、それを今回のようなバリアフリー上映にすることで、ろう者の文化や歴史がより多くの方と楽しく共有できる可能性を感じました。
またどこかでバリアフリー活弁上映させていただけたらと願っています。
ろう文化の研究者やとても熟練度の高い手話通訳者がたくさんいらしたので、ろう者の方々にも活弁の内容を説明してくださったりして、映画についてたくさんお話できたのも楽しかったです。
長年バリアフリー映画研究会でご一緒してきた飯泉菜穂子先生と井野秀一先生もいらして下さり、一緒に打ち上げ😊記念写真も😍
みんぱくのろう者の職員には、山形県高畠町出身者、酒田市出身者もいらして、
また、今日は私を活弁に導いてくれたアナウンサーの先輩斎藤弘美さんもいらしてくれていて、
他にもたくさん、ご縁の深いイベントでした。
みんぱくは万博記念公園内にあるので、私は行きと帰りの表情違う太陽の塔に感激でした✨