akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

庄内町~「髙橋卓也さんお別れの会」

2022-11-20 | 映画・芸術・エンターテインメント
朝から高校時代のサッカー部の先輩(30年以上ぶり!)に庄内町清川の「清河八郎記念館」をご案内頂き、幕末の異色の志士清河八郎にますます興味が湧きました。
まだ解読されていない当時の貴重な資料がたくさんあって驚きました。
これから明らかになる新事実もあるでしょう。
 
 
午後には、山形での「髙橋卓也さんお別れの会」に参列。
ビッグウィングの会場いっぱいの参加者が彼を偲びました。
 
髙橋さんの生前の写真や山形国際ドキュメンタリー映画祭の記録映像を元に佐藤広一監督が構成編集した髙橋さんの映像は、悲しさと感動で涙が止まらず。
映画を観ること、語ること、見せること、作ることを通して、多くの人の人生を豊かにし、地域の文化的財産を発掘し、様々なコミュニティに活力をもたらし育ててきた、稀有な牽引力を持った方でした。
 
記録映像には、企画書やチラシ、ポスターを持って走り回り、世界各国からの監督たちをアテンドし、山形県内あちらこちらに出向いてセッティングに汗を流し、映写機を回し、熱く議論を交わし、みんなをまとめ、イキイキと映画製作をする髙橋さんの姿がありました。
そのどれもが、笑顔で、目は少年のように輝いていて。
 
長年の山形国際ドキュメンタリー映画祭の功績で、山形市は、ユネスコ文化創造都市となりました。
 
スタートしたばかりの頃の山形国際ドキュメンタリー映画祭の記録映像で、彼も、各国の監督たちも述べていました。
「映画は、観るだけでなく、語りあうことで新たな価値が生まれる」
「文化歴史の違いを観て感じ、対話交流することで相互の理解や平和で豊かな世界への一歩が開ける」
 
私もそう思います。
映画にそういう力があると思うからこそ、こんなにも惹かれるのだと思います。
 
規模は全然違うけれど、活弁やバリアフリー映画で私がやっていることも、観て、作って、語って、見せて、交流して、巻き込んで、という作業だなと気づきました。
 
偉大な先輩、恩人の志を自分の胸にも刻んで、これからの指針としていきます。
 
たくさんの種を撒いて下さったことに心から感謝して。
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