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福井の国宝

2008-03-18 20:34:16 | インポート
 「の「徒然亭若狭」・青木喜代美の故郷小浜市にある明通寺のご紹介です。

     明 通 寺

 場所      小浜市門前5-22
 電話      (0770)57-1355
 小浜駅から  7.5K
 アクセス    JR「東小浜駅」 4.0K
          駅にレンタサイクルあり
 文化財     本堂 (国宝):鎌倉時代中期
          三重塔(国宝):鎌倉時代中期

 山号は創建当初棡木で本尊薬師如来を彫ったことから棡
 山といいます。真言宗御室派。
  大同元年(806)桓武天皇のとき、征夷大将軍坂上田村
 麻呂公が蝦夷征伐に際して創建したと伝えられていま
 す。縁起によると、今の本堂、三重塔は中興の僧頼禅が
 棟上し、その他鎮守堂、大鳥居など24坊があったと伝え
 られています。守護・地頭らの戦勝祈願を繰り返し行うなど、武家と関係を保って寺領を拡大し伽藍整備を行っていきました。
 国宝の本堂は、正嘉2年(1258)に建立された、入母屋造桧皮葺、桁行5間(14.72m)・梁行6間(14.87m)の建物です。屋根の勾配のきつさと、柱と柱の間を幅広くとるなど建築資材の使い方や組み方が豪壮です。武家社会の円熟期の象徴とされる建物です。
 三重塔は、文永7年(1270)建立の、初層平面方三間(4.18m)総高22.12m、桧皮葺木造三重塔婆。全体的なバランスの良さや組ものの精密さなどから、高度な建築技術を駆使しており、国内でも鎌倉建築を代表する建造物です。
 平安後期作の国指定重要文化財、木造降三世明王立像(像高252.4cm)、木造深沙大将立像(像高256.6cm)、木造不動明王立像(像高161.8cm)などを所蔵しています。
 本堂の正面左側にある池のほとりには、小浜を詠んだ水原秋桜子の歌碑があります。

 人の噂もなんとやらで「耐震偽装の問題」もどうやら耐震補強が済んだのか もうニュースにならなくなりましたが、鎌倉時代中期に建立された本堂や三重塔が参観・参拝できます。現在では設計工学・力学など優れた才能・技能の方が大勢でコンピューターなど駆使して計算できますが更に偽装を付け加え 、明通寺を建立した頃はコンピューターどころか鉛筆さえなかったでしょうに偉大な事業でしたでしょうね。基礎にしてもコンクリートなど使用していませんが、すぐれた資材・材料が登場しているけれども偽装が付きまとっています。耐火性能の試験にもありましたね。韓国の「南大門」付近が火事で一時明るくなりましたが、偽装ということがなくなり明るい社会になって欲しいと願います。あらゆる国宝を大事に維持して更に後世へと
 小浜市門前5-22 明通寺 からの生中継でした(おっとと偽装でした 。