
「八日目の蝉」が最多10部門を受賞、女優賞は井上真央&永作博美がW受賞
第35回日本アカデミー賞の授賞式が3月2日、東京・新高輪グランドプリンスホテルであり、成島出監督の「八日目の蝉」が最優秀作品賞を受賞した。成島監督は、「夢を見ているみたい。こんな九日目を見られるとは」と喜びを語った。成島監督の監督賞、主演の井上真央の最優秀主演女優賞を合わせ、「八日目の蝉」は正賞10部門と新人俳優賞を獲得し、各賞総なめの最多受賞作となった。
角田光代の小説を映画化した本作は、自分の子を失った喪失感から、不倫相手の子どもを誘拐した希和子と、希和子を母と信じた恵里菜が成長し、それぞれの女性としての心のひだ、母性を描いたドラマ。井上は実の母親との喪失した乳幼児期を埋められずに葛藤する恵里菜を熱演した。
引き裂かれた家族を描いた作品のため、成島監督は震災後の公開に不安があったと明かす。しかし、「被災地で大事な人を亡くした方に、この映画を見て頑張ろうと思えたというコメントをもらった。こんなに愛していただけた映画を作れたのは初めて」と感無量の面持ち。「この映画になければならなかった小豆島のみなさんに感謝を申し上げたい。役者にもスタッフにもそれぞれきつい役、きつい仕事だった」と述懐し、「この映画を愛してくださったお客様にありがとうと言いたい」と感謝を述べた。井上は「何よりも欲しかった賞で、成島監督に逃げずについていってよかった」と、最優秀助演女優賞を受賞した永作博美ら共演者と喜びを分かち合った。
私は映画館など20年以上行った事がないのだが、10冠 各賞総なめと報道されてもテレビの「八日目の蝉」には見劣りするのではなんて偏見と独断で判断をする。 檀れい と 井上真央 を比較すると井上真央は軽いイメージにしか受け取れないのである 。