Uターンしてからは車載輪行の機会が多いのだが、時には列車輪行する。私はオストリッチの超軽量L-100輪行袋を使っている。この輪行袋はホイール袋がなく、両輪を外し、それを自転車のフレームに縛り付けて運ぶことになる。これであると、フレームにホイールが時々当たり、自転車の塗装を傷つけたりする。そこで作ったのが、自転車のフレームから距離を取り、2つのホイールを固定する金具だ。
まず、プラ円筒部分がスプロケの歯を隠すように、後輪のスプロケにこの金具/プラケースをクイックレバーを使って固定する。スプロケ部分に固定された鉄バーにはM5のネジがあけてある。
前輪のクイックレバーはM5のネジが突出するように締め上げて置く。
この突出したM5ネジを後輪の両輪固定金具に捩じ込めば、前後のホイールは中心軸で固定され、自立するようになる。
前輪と後輪をフレームの前三角に置き、M5のネジで結合すると、プラカバーでカバーされたスプロケ部分がフレームの前三角の角に行き、ホイールの一端はサドルの両側になるので、ここをゴムバンドなどで固定する。
ホイールは既に中心とサドルの2点で固定されているので、最後に片側のホイールをクランクに固定する。
こうすると、ホイールはフレームの何処にも接触せず、中心、サドル、クランクで固定されている。また自転車はサドルとエンド金具だけでなくホイールでも地面に接するので、列車内でも安定して置くことができる。
又、ホイールを強く縛る必要が無いので、ホイールの歪みを引き起こす事もない。