塩尻よりは春が僅か早い上伊那へお花見に出かけることを考えた。信州の桜と言えば高遠の桜なのだが、今年は高遠城址公園はコロナ禍で閉鎖、近くの六道堤の桜も綺麗だとの情報を得たのでKayoチャンで向かう。まずは善知鳥峠を越えて、裏日本から表日本へ出なければならない。小野宿に残る本棟造の旧家群で一休み。
六道堤が満開だよとの情報を頂いた、フォークシンガーにしてB. ディランやB.スプリングスティーンの訳詞をなさっている、元大学教授の三浦久さんが経営する辰野のオーリアッドの前で記念撮影。しかし、人口2万人の過疎の町でライブハウスを数十年継続するなんて、ちょっとマネできない。
山間を抜け、伊那谷の北端に達すれば、天竜川が切り開いた大地の向こうに、昨日は西側から見た木曽駒ケ岳が聳えている。
目的地に選んだ六道堤に辿りつく前に、そこここに咲く桜に目が行く。晴れ渡った青空を背景に河岸段丘に咲く見上げるばかりの桜。
段丘の斜面を自転車を持って登り、木曽駒ケ岳を背景に記念撮影。
しかし、これが痛恨のミスを生むことになるとは、その時は気が付かず。
青空に映える桜を探して、あちらこちらとウロウロする。一度下った河岸段丘をもう一度登り、後ろを振り返れば、中央アルプスの峰々の下に広がる上伊那地方が一望できる。
写真をしっかり撮ろうと自転車を自立させるべく、台になるサーモスボトルを探すも無い。無い、ナイ!。40分前、8km向こうの桜の下で撮影した際にサーモスを台にして、置き忘れてきたようだ。
焦って、来た道を戻れば、良かった、ありました。
必死に段丘を上り下りし、疲れたので、ノンビリモードで六道堤に向かう。景色が変わって、行く手に南アルプスの仙丈岳の手前に桜。
ようやく、六道堤に到着。残念ながら雲が出てきて、青空は白くなり、桜が光り輝いてくれない。サーモスボトル騒動で1時間以上到着が遅れたのが悔やまれる。中央アルプス空木岳を背景に。
こちらは南アルプスの仙丈岳を背景にもう一枚。
六道堤の外周から桜をめでた後、堤に上がり桜の中から鑑賞する。自粛要請のせいか花見客はせいぜい数人しか居ない。ひと気のない、離れた位置で、桜ごしの山を眺めながらコンビニで調達した昼ご飯を頂く。
写真が多くなったので、後半の井上井月を巡るポタの続きは次回へ。
走ったのはこんなコース102km。
コンビニ食でも桜を見ながら昼食、贅沢な時間ですね。
信州も感染者が2桁になったので、グループライドは自粛気味。コンビニ食かコンロ持参のボッチライドをするしかないかな。
空木岳、仙丈岳を撮れなかったのは自業自得。1時間ロスの後は走る気力がなくなり、着いたら曇りでした。