2年程前、遅まきながらドライブレコーダーを付けた。一応HDワイド録画ではあるもの、2.5千円で買った限界価格のドラレコ。電源のコンバーターが原因で、電波干渉が起こり、スマートエントリーキーの警告マークが出てしまったがフェライトコアを巻き付けて、なんとか電波干渉は解消。
録画媒体として、使い古しではあったが、それなりに大容量で信頼性のあるだろうと考えたSundisk製の16GBマイクロSDを入れて使っていた。(これが間違いのもと、大容量=多分TLC)
先日新聞に事故場面が録画されていないドライブレコーダーの記事が載っていた。HD画像など容量の大きな動画ファイルをずっと繰り返し録画していると、フラッシュメモリーの特性上メモリーセルが壊れ、最終的には録画不能になるとの記事。相談件数の増加から、国民生活センターでも半年前から不具合警告を出しているのだそうだ。
なるほどね、最初はうまく動作していても、2~3年後位から録画不能になるのね。せっかくドライブレコーダーつけててもこれでは意味がない。と、おっとり刀で我家のドラレコからSDカードを抜き、PCに入れると、画像は半年前のもの。最近の画像が無い!!
で、対策に記されていたフォーマットを試すも、
色々なソフトを使ってフォーマットを試すも、ダメ、フラッシュの一部が死んでいるようですね。
いや~ぁ、事故に合わないことが最良だから、OKとしたいが、我家も数ヶ月録画していないことに気が付いていなかった!
で調べた結果、同じSDカードでも、フラッシュにTLCではなくMLCを使った耐久性の良いSDを使うのを推奨されていたので、急いでAmazonに注文したのだが、比較的特殊なSD??なので、到着に4日間も掛かった。
** 買ったのはTranscendの高耐久マイクロSD 壊れたのはSandiskの多分TLCのフラッシュ **
これで、少し安心。あっ、でも事故に会わない、事故を起こさないのが、最善。
でももし、皆さんがドラレコを使っているなら、一度メモリーカードをチェックすることをお勧めします。
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注記:フラッシュメモリーの種類
- SLC (Single Level Cell):1個のメモリセルに1ビットを記憶、セルトランジスタのしきい電圧は2段階(消去が1つ、書き込みが1つ)
- MLC (Multi Level Cell):1個のメモリセルに2ビットを記憶、セルトランジスタのしきい電圧は4段階(消去が1つ、書き込みが3つ)
- TLC (Triple Level Cell):1個のメモリセルに3ビットを記憶、セルトランジスタのしきい電圧は8段階(消去が1つ、書き込みが7つ)
昨日ドライブレコーダーを買ったので、今日つけようと思っているところです。
このこと、頭に入れておきます。