経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

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気持ちの“差”。<4,067本目>

2012-08-11 07:18:00 | ひとりごと
アスリートであれば試合に出た時は
「いつでも勝ちたい」を言う気持ちを持っている。

その気持ちがなければ、もちろん勝つことはできない。

今開催されているロンドンオリンピックや甲子園で、
選手たちが
「あとはどれだけ勝ちたいという“気持ち”を持つだけだ。」と言う。

これをのんきな観衆は、
「そうだ、その通りだ。」なんて納得してしまう。

しかし、その気持ちは対戦するどちらも同じなのだ。
試合直前は勝ちたい気持ちに“差”なんてない。

試合中に集中力が切れるときはあるかもしれないので、
その差はあるかもしれない。

「差」について正確に言えば、
試合に臨むために費やしてきた時間に対する気持ちの差なのだ。

間違えてはいけない、試合前の一瞬の差ではない。

オリンピックで言えば、
4年間に持ち続けた気持ちの差なのだ。

その気持ちがあるから苦しい練習にも耐えられる。
辛いことにも歯を食いしばれる。
その積み上げが、結果を出す場面である試合での「気持ちの差」になるのだ。

目標に向かって突き進む姿の最後の一瞬が
オリンピックの舞台だから感動するのだ。

継続をして積み上げてきたからこそ見応えがあるのだ。

オリンピックでしか見たことがない競技を見ていても感動するのはそんな“差”を感じてしまうからだ。

ビジネスで言えば、一発勝負ではない。
お店や会社がいつでも存在すること。

それが一番お客様にとってもいいことなのだ。
ビジネスは4年で終わるわけでもない、長く続けさせるのだ。

小さな“差”の積み上げを一気に挽回しようと思っても
そうはいかない。

日々を計画性を持って着々と進めることがビジネスのシンプルな王道だ。











晴@お天気下り坂。
ミンミン蝉はまだまだ大合唱で、歌いながら来てくれてありがとうございます。
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