初めてヒルトンに泊った。
ただ広いだけの60㎡のリビング
例年と言えば、聞こえが良いが、去年まで3年連続でリッツカールトンに泊っていた。今年は一休・comでとてもお得な部屋を予約できた(とその時は思ったが、結果は価格相応であった。)。90㎡もある部屋だ。ふだんの爺婆のマンションが80㎡とちょっとだから、確かに広い。だが、よくよく見ると一般のルーム3部屋を一つにしたものだった。寝室とバスルームが一部屋、他の二部屋をリビングとした間取りだ。広いだけで正直取り得は無かった。
部屋の備品は普通であった。ヒルトンという名に期待した分正直がっかりした。リッツに比べると調度品は良いとは言えない。ベッドはシングルであった。婆はSDだと言うが、なんとなく狭と感じながら寝た。掛け布団がシングルだったからかもしれない。マットはサータ社のマットであった。ボンネルタイプの極普通のマットであった。掛け布団は心斎橋西川の羽毛ふとんでありシーツはCOTTON100%であったから、気持ち良く寝られた。
ヒルトンのベッド
14階であったから、窓を開けると目の前は隣のオフィスビルであった。丸見え状態だ。広いリビングにTVは40インチ程度、小さく感じた。爺婆の普段の生活は、19階に住み50インチのTVを見慣れているから、日常よりレベルダウンの感じであった。電球が切れていたり、コーヒーメーカーはあってもそこにコンセントが無く、リビングの机まで移動させなければならなかった。正に、ヒルトンは広いだけが取り得と言ったところだった。
ディナーもセットして予約していたので、ヒルトン直営の「王朝」というチャイナレストランに行った。受付嬢は電話を受けていたので仕方無いかもしれないが、余りの長電話に少々嫌な気分になった。案内されたテーブルも余り良い位置では無かった。期待していただけに残念であった。もっとも最安のオーダーだったから期待する方が悪いのかもしれない。実際お世話下さったウエイターの秋山淳平さんが気さくにそれでいて丁寧に対応して戴き、その後はとても気分良く食事ができたのは本当に良かったと思っている。食事は大変美味しかった。彼がいなかったら、ヒルトンは最悪のホテルになるところだった。
昨日の「美食の隠れ家 プロヴァンス」、昼のホテル日航の弁慶、ヒルトンのチャイナレストラン「王朝」と、今回のお正月休みは、食事に関しては皆90点以上付けられる。身分不相応な旅であった。
体調を崩した1週間前、2㎏近く体重が減ったが、この数日で元の黙阿弥となったようだ。・・・・・
ああ・・・気がつけば1月22日は爺の61回目の誕生日であった。 普段と何も変わりが無い・・・・・ 年と共に家庭内の地位が落ちて行く・・・