最近、「麻生効果」で売れに売れている二見書房「読めそうで読めない間違いやすい漢字」(500円)を購入しました。私もかつて「順風満帆」を「じゅんぷうまんぽ」(←ちなみに映画「砂の器」のラストでも「じゅんぷうまんぽ」と誤読している台詞があります。)と読んでしまって恥をかいたことがあるので、首相のことは言えません。
感想としては、「ここまで読める必要はないよ。」です。ページの初めの方から難問が続きます。「華奢」「手水」「還俗」「傾城」「忖度」「塔頭」…。この辺りが入門編だそうです。でも、正直言って読めません…。正解は「きゃしゃ」「ちょうず」「げんぞく」「けいせい」「そんたく」「たっちゅう」です。常用漢字表に出てくる音訓なら大体読めると思いますが、文学作品に親しんでこなかった私には、これは無理です。研究編ともなると、「蠱惑」「蒼氓」「眷属」「矍鑠」(読みは「こわく」「そうぼう」「けんぞく」「かくしゃく」)などで全然歯が立ちません。本当はもっと画数の多い難しい漢字が沢山載っていますが、残念ながら、ワープロでその漢字が出せません。
戦後、GHQが漢字を「悪魔の文字」と呼んだものの、日本人の識字率が意外に高くて漢字全廃へと進まなかったそうですが、無制限な漢字使用を認めると、知識は特定の人々のものとなってしまいます。難しい漢字を読めない一般人は置いてけぼりを食ってしまうということです。それで、難しい漢字の使用を控えるための、当用漢字表や常用漢字表は大きな役割を果たしてきました。ところが、新常用漢字表試案では「憂鬱」の「鬱」、「稽古」の「稽」など191字が追加され、今までの流れに完全に逆行していると感じます。
感想としては、「ここまで読める必要はないよ。」です。ページの初めの方から難問が続きます。「華奢」「手水」「還俗」「傾城」「忖度」「塔頭」…。この辺りが入門編だそうです。でも、正直言って読めません…。正解は「きゃしゃ」「ちょうず」「げんぞく」「けいせい」「そんたく」「たっちゅう」です。常用漢字表に出てくる音訓なら大体読めると思いますが、文学作品に親しんでこなかった私には、これは無理です。研究編ともなると、「蠱惑」「蒼氓」「眷属」「矍鑠」(読みは「こわく」「そうぼう」「けんぞく」「かくしゃく」)などで全然歯が立ちません。本当はもっと画数の多い難しい漢字が沢山載っていますが、残念ながら、ワープロでその漢字が出せません。
戦後、GHQが漢字を「悪魔の文字」と呼んだものの、日本人の識字率が意外に高くて漢字全廃へと進まなかったそうですが、無制限な漢字使用を認めると、知識は特定の人々のものとなってしまいます。難しい漢字を読めない一般人は置いてけぼりを食ってしまうということです。それで、難しい漢字の使用を控えるための、当用漢字表や常用漢字表は大きな役割を果たしてきました。ところが、新常用漢字表試案では「憂鬱」の「鬱」、「稽古」の「稽」など191字が追加され、今までの流れに完全に逆行していると感じます。