普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

ガリ勉をせずに成績を上げる法(2)家での勉強

2006-10-15 17:50:30 | 教育問題

先週は学校での勉強法を書きましたが、今日は家でどのように勉強したら良いか書いて見ます。
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20061008

1.基本的な考え方
(1)あせらず、慌てず、ゆっくりと
気持ちが動揺していては、記憶や理解どころではない。
(2)時間を有効に活用する
習った所で判らない時に学校ですべてを解決する。
家での時間を計画的に勉強に活用する。
ながら勉強して良い時、集中するときを区別する。
毎日が学期、中間試験の準備。

2.家での勉強のポイント
(1)学校で習うものと同じことを教える塾には行かない。
塾で習ったことを学校で習っても面白くない。
学校で習うことに対して好奇心を失わせる。
好奇心を持って授業を聞くことで授業が面白くなり、集中力が高まる。
好奇心を持って習ったことは忘れない。

(2)予習より復習に力をいれる。
予習でをやり過ぎると、塾に行く場合と同じように、学校で習うことに対して好奇心を失う。

(3)本を読む習慣を付ける。
暗記力が一番強い時期に多くのことを読まないのは損。
他の学科を習う時にも読解力が付く。
国語力は全ての学科の基本。

4)テレビを見る時間を決めてそれを守る。
今のテレビは学校の勉強に殆ど役立たない。
ただでさえ少ない勉強時間をこのようなことで時間を費やすのは勿体ない。

(5)家でのパソコンは特別なことを除いて使わない。特にインターネットはやらない。

3.家での勉強の仕方
(1)帰宅後、当日習ったことを復習する。
もし判らない所があったら、メモなどをとっておき、必ず次の授業までには学校でそれを解決して置く。
勿論自分で解決することは、大切で記憶にも残り易いが、これは余裕のある生徒にお勧め。
理解が記憶の基本。
丸暗記はいずれ絶対に忘れる。
それで、長い間の積み上げが必要な国語、算数、英語などは丸暗記は余り有効ではない。


(2)この勉強法の基本は、学校の学習にぴったりついて行くのを基本にしているので、原則としては、予習をしない。
万一授業に遅れたときは、予習をする。
大幅に遅れたときは、休日や夏休みを利用して一気に挽回する。
つまり上のような特別な場合を除いては、皆が復習で記憶や理解を確実にしているときに、予習に割く時間が勿体ない

4.個々の学科の勉強の仕方
(1)英語
1)何よりも理解が中心。
2)学校で習った文章の全てについて、文法的に判らないことがないように勉強する。
3)似た様や単語や表現が逢った時は、その違いを理解する。
4)和英の単語、熟語帳と、それと同じ様な和英の文章の帳面を作り、毎日、一日置きにの30分間記憶する。
単語、熟語はスペルや発音(アクセント)も記憶して置く。
5)単語や熟語の判らない所は辞書で調べる習慣を付ける。
引いた所には色鉛筆などで、その都度印をつけて置く。次にまたその言葉やその付近の言葉を調べた時に、気がつく(つまり自然と復習する)ようにする。
6)余裕のある人は、英語日記を書く。
自分に習った範囲の言葉を上手く利用して、なるべく多くのことが書けるようにする。
判らない時は先生や父兄に教えて貰う。

(2)数学
1)学校で習ったこと全てについて、判らないことがないようにする。
2)計算問題やそれに類する方程式、因数分解、不等式、ルートのような問題集を正確かつ早く解けるように練習する。
その時、簡単な問題でも、いきなり答えを出すのでなくて、答えが出る迄順番に式を変換して書く様にする。つまり早く書けるように練習して置く。
3)文章問題も問題集で練習する。
その時いかに何故式が立てられるかを充分に理解して置く。
4)なるべく多くの幾何の問題を練習する。
幾何の問題をどのようにして解くのか、その何故そうするのかを理解して置く。
幾何問題の解法のこつを理解し覚えて置く。
簡単な問題は直ぐに解決出来るまで勉強して置く。

(3)国語
文章の意味、著者が何を言おうとしているのか、生徒自身の感想など。
余裕があれば書き留めて置く。
英語の単語帳と同じように始めて習った語句の単語帳(たとえば たんごちょう--単語帳)を作り、週に例えば2回暗記する。.
多くの読み物をよむ。学校の授業だけでは、充分な読解力はつかない。
特に入試の場合は英語と違って習ったことは出ない。


(4)社会
1)学校で習ったこと全てについて、判らないことがないようにする。
2)習った範囲の全てを含む自分なりの問題集を作っておく。出来るだけ細かい方がより良い。
この場合答えを書くのは手間がかかるので、省略する。つまり問題だけのリストを作る。
3)余裕があれば、自分がその当時または、その地域の主役になったら、一般住民になったら、第三者としてその場にいたらなど、色々考えて、どう思うのか考える
できればそれを纏めておけばなお良い。

(5)理科
1)学校で習ったこと全てについて、判らないことがないようにする。
2)習った範囲の全てを含む自分なりの問題集を作っておく。出来るだけ細かい方がより良い。
3)余裕があれば、習ったことを応用して、何か出来ないか、発明出来ないか考える。
そして出来れば、それを纏め発展して行く。
そのとき先生や父兄などに助言をして貰う。

(6)学期、中間試験対策(自作問題集の使い方を含む)は来週日曜日に投稿予定。