普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

民主党政権と自民党

2010-09-21 15:33:42 | 自民党

 今朝のネットに産経新聞とFNN合同世論調査の結果が出ていました。
・菅内閣を支持:支持する64.2(46.0)支持しない21.3(39.9)
どの政党を支持:民主党34.6(28.3)自民党19.0(20.3)
首相の指導力:評価する23.5(15.8) 評価しない55.3(71.9)
景気対策:評価する23.2(8.7)評価しない55.1(81.1)
・首相が衆院選マニフェスト修正に柔軟姿勢:評価する59.3、評価しない(28.5)
人事で小沢一郎元幹事長を要職に起用しなかった:評価する74.8、評価しない16.3
首相が続投したことはよい:思う82.5、思わない13.2
・代表選に小沢氏の政治とカネの問題が影響した:思う93.2、思わない4.9
今回の人事で“脱小沢”色は強まった:思う72.9、思わない18.8
代表選で首相が小沢氏より支持された理由:人柄6.6、政策1.0、指導力1.7、小沢氏の政治とカネの問題26.9、現職首相だから6.3、「選挙の顔としての魅力」0.9、首相を頻繁に代えるのはよくない35.4 ふさわしい人が立候補していない19.3
日本の首相に一番ふさわしいのは:岡田克也8.7、小沢一郎6.7、菅直人15.1、前原誠司10.6 蓮舫4.4、石破茂4.5、石原伸晃2.4、小池百合子0.9、小泉進次郎2.3、谷垣禎一1.6、舛添要一4.7、渡辺喜美6.3
自民党執行部人事は評価できる:思う64.1、思わない22.8
・自民党がいずれ政権に復帰することを期待したい:思う47.9、思わない45.3 
自民党はもうしばらく野党でいたほうがよい:思う78.2、思わない16.7
 ・衆院選比例代表でどの政党に投票したいか:民主党35.4、自民党21.0

[菅内閣の問題点]
 この結果は次のように読めると思います。
・国民の菅さんと菅内閣の見方は、首相の指導力、 (国民が一番期待している)景気対策、マニフェストに不満もしくは疑問があるが、自民党内閣でないこと、安倍さんから菅さんまでの頻繁な首相交代が望ましくないこと、自民党内閣でないこと、新内閣が反小沢が強いことと言う、国民は言わば減点方式で菅内閣わ支持しているようです。
 この世論調査の傾向はどの新聞でもほぼ似たようなもので国民の菅内閣に対する考えはほぼはっきりしていると思います。
 後は菅さんや内閣の人達は国民の不満や不安を一掃するよう頑張ること、野党としては良いかも知れないが、政権党に相応しい現実的なマニフエストに作り替えること、今まで距離を置いていた経済界の人達と、協力して政治、学問、官僚、財界が一体となって経済の回復に努めるという当たり前の道を進むしかないと思います。
 外交・安全保障問題は現在尖閣諸島問題が立ちはだかっていますが、今までの自民党政権が米国経済で頼りきったために、フラザ合意から年次改革要望書のように相手国の意のままになって来たように、中国の経済に頼っているといって、ここで中国の圧力に屈したたら、米国と対等な付き合いの主張は良いが、今までの中国のやり方から見て中国との対等な付き合いはできなくなると思います。

[自民党の問題点]
 それにしても頼り無い菅内閣に対して、自民党への国民の評価はどうしたことでしょう。
 産経でも指摘していましたが、谷垣さんは次期選挙には民主党政権追い込むと言っていますが、自民党はもうしばらく野党でいたほうがよいと思う国民が78.2%、衆院選比例代表でどの政党に投票したいかは民主党35.4%に対して自民党21.0%、そして肝心の谷垣さんのが日本の首相に一番ふさわしい思う人は1.6%の数字は国民はまだ新政権に期待をしていることを示していますし、谷垣さんはこの数字に目をつぶってはいけないと思います。
 逆に最近の自民党執行部人事を評価する人は64.1%ですがそれが余りにも遅すぎます。
 衆院選敗退の直後にもし若手達の要望を入れて、党内の改革に手を着けていたら、与謝野さんや舛添さんなどの発信力のある貴重な人材を失わずに済んだと思うのですが。
 自民党がやらねばならぬのは、
(70歳定年制で少し進んでいますが)小泉進次郎さんの様な有望な若手政治家の発掘と育成と問題の族議員などとの新陳代謝です。 (良く勉強している多くの若手政治家が如何に民主党のイメージを良くしているか知るべきです。)
・それと菅内閣攻撃も良いですが、民主党が野党時代に良く言っていたように、菅内閣の政策に反対ならその対案を示してその政策担当能力を見せるべきです。 (これを民主党が丸呑みして結果的にその延命に繋がるかもしれませんが、党略よりまず日本の危機からの脱却を優先すべきです。)
・自民党では参院選勝利の立役者として大島さんを副総裁にしました。
それはどうでも良いのですが、参院選で勝利したのは鳩山さんの自爆的な普天間発言に加えて、自民党はもうしばらく野党でいたほうがよい思う人が78.2%の数字が示すように、前回の衆院選後の世論調査で民主党を大勝させ過ぎたとの反省もあり自民党のある程度の復活願った国民の意志が参院選にも働いたと見るべきだと思います。 (自民党員でも参院選を勝利は自民党の政策や政党の運営ののお蔭だと思っている人は殆どいないと思います。)

 菅内閣も日本のために頑張って貰うのは勿論ですが、自民党も同内閣が日本の行く道を誤らぬようにブレーキを掛けて貰いたいし、次期の政権を担うに足りる体制づくり(公平に見れば民主党以上の体制でなければ民主党に優しい国民は受け入れてくれないと思いますが)を次期の衆院選まで整備する急ぐ必要があると思います。

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