・公務員削減よりそのやる気を起こす改革を・石原、安倍、渡辺、橋下ラインで政界に大波を起こせ
ネット上から 「
「キャリア官僚だって人間」―30歳元キャリア官僚の語る霞ヶ関の実態と言う情報を見つけました。
最近退官した宇佐美さんと言う元経済産業省の若手キャリア官僚へのインタビュー記事です。
全体を見ますと非常に真面目でやる気満々の人のようですので、彼の意見は大変参考になると思いましたので主として官僚のモチベーションの問題と彼の先輩の古賀茂明さんの評価に絞って引用してみました。
・モチベーションを保ちかた
宇佐美:仕事の魅力が大きかったので多少の無理も我慢できた、という面が大きかったです。官僚という仕事の魅力は、3点ほどあると私は思っています。
一つは仕事の大きさです。私が退官する直前まで携わっていた仕事では年間数十億、数百億という単位の研究開発資金の差配を担当していました。これだけの規模のお金を30歳で任されるということは、他の仕事でなかなかないでしょう。
もう一つは、法律や税制の仕組み作りなど直接的に”権力”に携われるということです。新しい制度を作る時は、一流の研究者や会社経営者など多くの優秀な方と議論する機会が得られますし、そうした知見を活用して法律にまとめあげていく作業は激務ではありましたが大変勉強にもなり結構楽しかったです。
さらに、交渉において国を代表する誇りを味わえることです。古いようですが日の丸を背負うというのはやはり日本人冥利に尽きるという部分がありました。
・官僚の批判ばかりだとモチベーションも低下する?
宇佐美:(古賀さんを称賛するメディア批判。)メディアに取り上げられて陰謀論を流している人は、基本的に官僚としての能力・実力がなかった人です。 (逆に評価されるべき例として宇佐美さんの上げた例は参照:レアメタル対策をしていた人達をご覧下さい。)
・宇佐美さんの古賀茂明さんの評価
官庁の場合、極論やトンチンカンな主張をして組織を飛び出した人がヒーローに仕立て上げられてしまう。典型的なのは古賀茂明さんで、あの人は官僚社会で決して大きな成果を上げたわけではないんですよ。「自分の理想に溺れて公務員制度改革に失敗したドン・キホーテ」。それが官僚社会における古賀さんの現実です。彼がその後やったことは非常に政治的で民主主義社会における官僚の役割をはるかに超えたものです。(中途省略)
例えば、よく古賀さんが、「農業を再編するためには農家を保護せずに、もっと潰れるべき農家は潰すべし」と主張しています。しかし当然農家を潰したら失業者がたくさん生まれる。そうした失業者たち、例えば30〜40年間農業一筋でやってきた50代、60代の人達に対して、「あなたは明日から成長産業に移ってください」と言ってもそれは無理でしょう。残念ながら成長産業側が、「なぜ数十年間農業をやってきた人を我々が雇わなきゃならないのか」とお断りしてしまいます
仮に古賀さんが「農家はもっと潰すべき」という主張をするなら、その結果路頭に迷う人の救済が円滑に進むような仕組みを併せて提案することを政策というんです。そうした仕組みを自分で考えつかないから、「それができないのは農水省が利権を手放さないからだ」といって陰謀論を唱える。そういう陰謀論者をメディアで取り上げるのは、本当はいいことではないと思うんですよ。
[私の意見]・宇佐美さんは省庁の中で国の財政収入に関わる部門で相手は経団連と言う仕事のしやすい経産省にいました。 (現在は原発問題で経産省も大変ですが。)
その点から言えば、彼の意見を読むときは、官僚批判の前に日教組相手の文科省、今や圧力団体と化した農協相手の農水省、頑張るほど金の要る厚労省、外交・安全保障は米国に頼っている外務省などの内情やそこに働く人達と経産省とそこで働く人達との環境が違うことを知るべきだと思います。
・私は古賀さんに就いては彼が干されたときは、政府は公務員制度の改革をするのなら彼を拾うべきだと書いたこともあります。
然しその後の古賀さんの官僚のやる気を削ぐような天下り対策の発言や、橋下さんの元に移ってからの大飯原発に関する発言などを見て、彼は「狷介」な人だと評価していましたが、宇佐美さんの発言をみて彼がそれに加えて「偏狭」・「偏執」の人だと判りました。
報道では原発問題で、橋下さんの古賀さんと飯田さんとの間に意見のずれが出ていると言われていますが、私は橋下さんはエネルギー専門の飯田さんとともに古賀さんを切るか、彼の意見を距離を置いて聞くべきだと思います。
・私は橋下さんが40歳定年制を導入の公約を発表したのに驚いて、前々回の投稿で「橋下さんへ」としてキャリア官僚に40歳定年制を導入を公約に入れていますが、それより公務員の能力を100%発揮できるようにしなければ、公務員制度改革は失敗すると思います。官僚の猛反発は当然、40歳で強制退職になる官庁に優秀な学生が応募する訳ありません。こんなことではまた維新の会の支持率は下がるだけです。
まずやらねばならないのは、貴方がやってきた他の組織による査察も含む、徹底的な官庁の組織の合理化と公務員にコスト意識の徹底、それに基づく公務員自身からの改革提案とその採用による「やる気」の発揮です。 と書きました。
そのごの他のブログやツイッターでも前半の意見と同じ意見をいくつも見ました。
宇佐美さんの言うやる気満々の若手官僚、参照に書いた国の行く末を心配して問題が起こる前にレアメタルの対策に当たった人達からみれば、「40歳定年制を導入」は明後日を見ている公約のように見えるでしょう。
私はこの公約には整理された官庁憎しの古賀さんの意見が入っているような気がするのですが。
私の考えは、先進国では米国についで公務員数の少ない日本では、その削減よりもやる気のある官僚には腰を据えて仕事が出来る環境を整えてやるのが先決だと思います。
そのためには徹底的な外郭団体を含む官庁組織制度の合理化してその結果の自然減を待つ。
合理化した外郭団体や(宇佐美さんの意見では大企業以外の)民間団体への出向、天下りを認める。外郭団体への渡りやボーナスの二重払い禁止、年金受給年齢に達した人の給与は月10万円程度のボランティアベースに落とすなど、少なくとも優秀の公務員の生活保障は充分にすべきだと思います。
昨日の放送ではみんなの党の渡辺喜美さんが石原新党との連携に就いて、それまでの素っ気ない発言から、官僚機構の改革をするならその具体案をだすべきとニュアンスが代ってきました。
私の意見ですが安倍、石原・渡辺・橋下と折角公務員制度改革の役者が揃っているのに、橋下さんがそのプロジュースもせず「キャリア官僚に40歳定年制」導入など言って自ら水をぶっかけないようにして貰いたいものです。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
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参照:レアメタル対策をしていた人達
例えば経済産業省でレアメタルの対策をしていた人たちです。彼らは平成17年の時点で、いつか必ずレアメタル危機がくると予測していました。そこで民間企業や関係省庁を集めて、レアメタルの使用状況を細かく分析してリスク評価をしています。そして、リデュース・リユース・リサイクルという枠組みで戦略を策定して、5年間に渡って準備を進めていました。そういう対策をしてきたからこそ、レアメタル危機であれだけ中国が強気にきても、それほど大きな問題にならなかった。
こうしたレアメタル対策を仕切ってきた担当者は古賀さんとほぼ同じ年次ですが、その人はまったくメディアに取り上げられない。ちょっとおかしいんじゃないかと思わざるを得ないですよね。本当は、普通の人には見えない努力の成果を発掘して伝えることも報道機関の役割だと思うんですが、残念ながら今の報道機関の多くはそういった隠れた成果を発掘する努力をしませんよね。
ネット上から 「
「キャリア官僚だって人間」―30歳元キャリア官僚の語る霞ヶ関の実態と言う情報を見つけました。
最近退官した宇佐美さんと言う元経済産業省の若手キャリア官僚へのインタビュー記事です。
全体を見ますと非常に真面目でやる気満々の人のようですので、彼の意見は大変参考になると思いましたので主として官僚のモチベーションの問題と彼の先輩の古賀茂明さんの評価に絞って引用してみました。
・モチベーションを保ちかた
宇佐美:仕事の魅力が大きかったので多少の無理も我慢できた、という面が大きかったです。官僚という仕事の魅力は、3点ほどあると私は思っています。
一つは仕事の大きさです。私が退官する直前まで携わっていた仕事では年間数十億、数百億という単位の研究開発資金の差配を担当していました。これだけの規模のお金を30歳で任されるということは、他の仕事でなかなかないでしょう。
もう一つは、法律や税制の仕組み作りなど直接的に”権力”に携われるということです。新しい制度を作る時は、一流の研究者や会社経営者など多くの優秀な方と議論する機会が得られますし、そうした知見を活用して法律にまとめあげていく作業は激務ではありましたが大変勉強にもなり結構楽しかったです。
さらに、交渉において国を代表する誇りを味わえることです。古いようですが日の丸を背負うというのはやはり日本人冥利に尽きるという部分がありました。
・官僚の批判ばかりだとモチベーションも低下する?
宇佐美:(古賀さんを称賛するメディア批判。)メディアに取り上げられて陰謀論を流している人は、基本的に官僚としての能力・実力がなかった人です。 (逆に評価されるべき例として宇佐美さんの上げた例は参照:レアメタル対策をしていた人達をご覧下さい。)
・宇佐美さんの古賀茂明さんの評価
官庁の場合、極論やトンチンカンな主張をして組織を飛び出した人がヒーローに仕立て上げられてしまう。典型的なのは古賀茂明さんで、あの人は官僚社会で決して大きな成果を上げたわけではないんですよ。「自分の理想に溺れて公務員制度改革に失敗したドン・キホーテ」。それが官僚社会における古賀さんの現実です。彼がその後やったことは非常に政治的で民主主義社会における官僚の役割をはるかに超えたものです。(中途省略)
例えば、よく古賀さんが、「農業を再編するためには農家を保護せずに、もっと潰れるべき農家は潰すべし」と主張しています。しかし当然農家を潰したら失業者がたくさん生まれる。そうした失業者たち、例えば30〜40年間農業一筋でやってきた50代、60代の人達に対して、「あなたは明日から成長産業に移ってください」と言ってもそれは無理でしょう。残念ながら成長産業側が、「なぜ数十年間農業をやってきた人を我々が雇わなきゃならないのか」とお断りしてしまいます
仮に古賀さんが「農家はもっと潰すべき」という主張をするなら、その結果路頭に迷う人の救済が円滑に進むような仕組みを併せて提案することを政策というんです。そうした仕組みを自分で考えつかないから、「それができないのは農水省が利権を手放さないからだ」といって陰謀論を唱える。そういう陰謀論者をメディアで取り上げるのは、本当はいいことではないと思うんですよ。
[私の意見]・宇佐美さんは省庁の中で国の財政収入に関わる部門で相手は経団連と言う仕事のしやすい経産省にいました。 (現在は原発問題で経産省も大変ですが。)
その点から言えば、彼の意見を読むときは、官僚批判の前に日教組相手の文科省、今や圧力団体と化した農協相手の農水省、頑張るほど金の要る厚労省、外交・安全保障は米国に頼っている外務省などの内情やそこに働く人達と経産省とそこで働く人達との環境が違うことを知るべきだと思います。
・私は古賀さんに就いては彼が干されたときは、政府は公務員制度の改革をするのなら彼を拾うべきだと書いたこともあります。
然しその後の古賀さんの官僚のやる気を削ぐような天下り対策の発言や、橋下さんの元に移ってからの大飯原発に関する発言などを見て、彼は「狷介」な人だと評価していましたが、宇佐美さんの発言をみて彼がそれに加えて「偏狭」・「偏執」の人だと判りました。
報道では原発問題で、橋下さんの古賀さんと飯田さんとの間に意見のずれが出ていると言われていますが、私は橋下さんはエネルギー専門の飯田さんとともに古賀さんを切るか、彼の意見を距離を置いて聞くべきだと思います。
・私は橋下さんが40歳定年制を導入の公約を発表したのに驚いて、前々回の投稿で「橋下さんへ」としてキャリア官僚に40歳定年制を導入を公約に入れていますが、それより公務員の能力を100%発揮できるようにしなければ、公務員制度改革は失敗すると思います。官僚の猛反発は当然、40歳で強制退職になる官庁に優秀な学生が応募する訳ありません。こんなことではまた維新の会の支持率は下がるだけです。
まずやらねばならないのは、貴方がやってきた他の組織による査察も含む、徹底的な官庁の組織の合理化と公務員にコスト意識の徹底、それに基づく公務員自身からの改革提案とその採用による「やる気」の発揮です。 と書きました。
そのごの他のブログやツイッターでも前半の意見と同じ意見をいくつも見ました。
宇佐美さんの言うやる気満々の若手官僚、参照に書いた国の行く末を心配して問題が起こる前にレアメタルの対策に当たった人達からみれば、「40歳定年制を導入」は明後日を見ている公約のように見えるでしょう。
私はこの公約には整理された官庁憎しの古賀さんの意見が入っているような気がするのですが。
私の考えは、先進国では米国についで公務員数の少ない日本では、その削減よりもやる気のある官僚には腰を据えて仕事が出来る環境を整えてやるのが先決だと思います。
そのためには徹底的な外郭団体を含む官庁組織制度の合理化してその結果の自然減を待つ。
合理化した外郭団体や(宇佐美さんの意見では大企業以外の)民間団体への出向、天下りを認める。外郭団体への渡りやボーナスの二重払い禁止、年金受給年齢に達した人の給与は月10万円程度のボランティアベースに落とすなど、少なくとも優秀の公務員の生活保障は充分にすべきだと思います。
昨日の放送ではみんなの党の渡辺喜美さんが石原新党との連携に就いて、それまでの素っ気ない発言から、官僚機構の改革をするならその具体案をだすべきとニュアンスが代ってきました。
私の意見ですが安倍、石原・渡辺・橋下と折角公務員制度改革の役者が揃っているのに、橋下さんがそのプロジュースもせず「キャリア官僚に40歳定年制」導入など言って自ら水をぶっかけないようにして貰いたいものです。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ
参照:レアメタル対策をしていた人達
例えば経済産業省でレアメタルの対策をしていた人たちです。彼らは平成17年の時点で、いつか必ずレアメタル危機がくると予測していました。そこで民間企業や関係省庁を集めて、レアメタルの使用状況を細かく分析してリスク評価をしています。そして、リデュース・リユース・リサイクルという枠組みで戦略を策定して、5年間に渡って準備を進めていました。そういう対策をしてきたからこそ、レアメタル危機であれだけ中国が強気にきても、それほど大きな問題にならなかった。
こうしたレアメタル対策を仕切ってきた担当者は古賀さんとほぼ同じ年次ですが、その人はまったくメディアに取り上げられない。ちょっとおかしいんじゃないかと思わざるを得ないですよね。本当は、普通の人には見えない努力の成果を発掘して伝えることも報道機関の役割だと思うんですが、残念ながら今の報道機関の多くはそういった隠れた成果を発掘する努力をしませんよね。
http://www.youtube.com/watch?v=u8GoJ7SDvB0
蛇足ですが、
“先進国では米国についで公務員数の少ない日本”
とのことなのですが、米国の公務員は、正職員数の数が少ないだけで、コントラクターと言って、
下請けの民間企業からの派遣が、基本的に実働している人たちです。正職員の公務員は、身分保障を最大限に利用して、その上に胡坐をかいているというか、ろくろく働きません。トップの真のエリート以外は、まともに仕事をしていないのではないかと思うくらいです。
従って、下請けの派遣職員が、身分保障もなく奴隷仕事をしているという構図です。さらに上から下っ端職員に至るまで、汚職もありまくりです。
日本の公務員の方が一律に、はるかにちゃんと、『仕事』しています。
そして米国のトップ公務員の給料は、これはもう、日本とは段違いに高級取りのようです。
民意を代弁するマスコミの代わりに、国民を政府、財界の利益になるように洗脳するマスコミ。
一応、民主国家の総理は民意を無視する。一方、一党独裁だと罵られるチャイナの主席、総理はツィッター、交流サイト、掲示板を毎朝、見ているそうだ。いわゆる独裁国家の指導者が民意に敏感で、民主国家の指導者が鈍感。逆説が起こっている。
明治維新後、天皇が軍服を着たときから不幸は始まっている。仕方なくとは言え、男性原理を選んだわけだ。「競争に勝つことが大切」「強いことが必須」「富むことが重要」「オンナはオトコの欲望の対象」
そして、自然とは何の関係もないグレゴリオ暦を採用。世界にあわせるため採用してもよいが、自然と繋がりのある農業暦を、ほぼ放棄。
梅の花も咲かぬのに元旦が来て、桃の花が咲かぬのにひな祭り、菊の花も咲かぬのに重陽の句。かくして、草木、花の精霊の祝福を受けることもない。
自然とのつながりが薄いので空を見上げることもない。夜空を見上げて月を見れば、旧暦なら何日とわかるものだ。一昨日、満月だったので、旧暦は9月15日か16日だろうと思ったが、その通りだった。
昼も夜も空を見上げず、地面ばかり見ている人が多数派なら、日本人が幸福であるはずがない。そんな国で政治など論じても幸福には何の関係もない。無駄な思考だ。
さらにテレビ局は尼崎事件の主犯の女の写真に別人のものを使った。すさまじい人権侵害。もう業務停止命令が必要じゃないかな?
民意を代弁すべきマスコミが、こんなゴミ集団では民主主義など息も絶え絶えになるわね。
昔からの職人集団、あるいは、能楽などの芸能家は、みんな、シュクの神という技芸の神様に毎日、業務を始める前に祈るのだ。東電原発も敷地に神社を作って、毎朝、安全を祈願していたら、あんな無様な失敗をしなかっただろうに。所詮、科学しか信じない高学歴の愚か者にはわからない。
共同通信も読売新聞も、「真実を探求させてください」と祈ることもないから、バカ集団になるのだ。
来年は伊勢神宮と出雲大社が同時に遷宮という歴史上まれな年になる。はて、吉か?凶か?