戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
11日の新聞の広告の文藝春秋の「新型肺炎、中国と日本の大罪」と「日本教育再生会議、このままでは三等国になる。%が判らない大学生の読解力。何故問わない歴史教育の愚。学校荒廃/先生が居なくなる日」のけばけばしい広告。
「初等教育の問題」
文部科学省は小学生から英語、プログラミングの教育の導入。通退学の安全確保のためにスマホの利用可の政策(弊害の多いスマホの家庭で使用の禁止出来る家庭は何%あるの?)。日教組全盛時の名残で実際の教育に関係ない上部への報告の増加。ただでさえ忙しい教師!口うるさい父兄!教師希望者が減るのは当然です。
小学校の英語教育に対して藤原正彦さんの言う「1に国語2に国語34が無くて5が算数」の批判。「教科書が読めない子供たち」の著書を何回も出している国立情報科学研究所の教授の新井教子さんがで算数の問題の出題の意味が判らないと歎いているのに。
先日の国会の質疑で公明の議員が学校の休みの間多くの書物を児童・生徒に読ませたらとと言っていました。今の時代に頼りになるのは孫正義さんと稲森和夫さんの二人だけと歎いたいたのをどこかで見ましたが、事業の調子が可笑しくなっているのでのいま頼りになるのは稲森さんだけ、本格的事業家の本は彼の本だけ。大企業を含む業界全体の調子が落ちているのは、藤原さんの言う本を読まないのが一つの理由かも。
安倍さんも文部科学省大臣も一度藤原正彦さん始め、文春の筆者の意見を聴いてはどうでしょうか。
「厚生労働省の問題」
3月12日つけの新型コロナに掛かった人の内訳です。帰国した人をふくむ感染者は629名、クルーズの乗船者は696人、合計1325人だそうです。
2月23日の報道「新型肺炎対処の問題点を総括しては対外発信しては」で私は次の様に意見を纏めていました。
中で問題になったのはエボラ出血熱の権威の神戸大学の岩田教授がクルーズ船で見た状況に就いてユーチューブでの政府の感染防止策を批判したのが海外で瞬く間に広がった問題です。
彼の意見の主なことは、
・彼も感染するのではないかと危機感を感じたこと。その主な理由は感染地域と控え室の間の部屋の服を着替える場所に誰でも入れること。
・責任者から皆と協調、調和を重んじることと言われたが、戦争と似た様な状態に皆と意見を出し合い最善の道を選ぶのは当然。
・全体を通じて指揮官のもとになるべく整然に行うべきと言う様な意見でした。
それに対して新聞紙上の
「多くの枝葉末節の意見」
・岩田さんへの批判
・日本は感染大国の認識に対して反論すべき。
・(多く)の適切な情報の発信すべきと言う意見
「前向きの意見」
・公明の北川さん:船内で感染症が発生したときの日本主導の国際ルールを整備すること・元外相の岡田さん:対外的な情報発信も大事だが、実態についてきちんと応えられるべものないといけない。
「私の意見」
・始めての密室状態の大型客船の、そして新型肺炎と言う日本始めての感染、癪にさわる海外からの批判、たった一人の岩田さんの批判とは言え、厳しい意見程貴重な意見としそれを将来の糧にしての今後の対策を講じるべき。それが無駄に終わっても他の問題の解決に役立つ筈。
・大きなことになるほど、信頼の置ける一人の指揮官のもとに整然と動ける体制により決められた対策を実施すること。
・厚生労働省など関係機関はお役所仕事にならぬよう総て指揮官と協力して、指揮権の範囲外の対策を講じること。
新型肺炎の対処法に必要なPCR検査を似た症状の専門家がいくら要請しても保険所が許可しないことに対するテレ朝中心の民放の総攻撃。素人が考えてもこれ程の大きな問題の処理を都道府県にまかせたり、実地の経験のない保険所がPCR検査を受けるか否かの決定権を持たせたのか?それで患者が死亡したとき保険所が責任をもたず仕方がないで済ませるのか。百歩譲ってもその道の専門家と保険所が対等に話し合えるようにするべきなのに。そして私が書いた様にこのような大きな状態になるほど「厳しい意見程貴重な意見としそれを将来の糧にしての今後の対策を講じるべき」なのに。
然し現実は岩田さんの意見は通らず、増して私のような弱小ブログなどは完全に無視。 その結果はクルーズの乗船者の感染者は696人。完全に大失敗です。
報道によればをやっと専門家と保険所が対等に話しあいに出来るようになったとか、安倍さんの言いなりなる厚生労働大臣の責任を追求していましたが、この問題は厚生労働省だけの責任ではなく、前記のように安倍さん以下の政治家の責任です。
しかし厚生労働省を巡る問題は前述の文部科学省の体質と違って年金問題や働きかた改革など余りにも問題が多すぎます。そろそろ厚生労働省の分割を含む問題を考える時に来た様に思うのですが。
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