普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

教師同志のいじめ?

2008-03-06 16:16:17 | 教育問題

 3月4日、NHKのクローズアップ現代で「もう職場に行きたくない~広がる大人のいじめ~」の放送があった。
  NHKの案内では番組の概要
は次の通りだ。
  「いじめ」が今、大人の職場で広がり深刻な事態を引き起こしている。去年末、産業カウンセラー440名に行ったアンケートでは、社員の56%が「同僚間のいじめ」に悩んでいると返答。派遣社員の間では、有能な人を追い落とすためにいじめが広がり、学校現場では教師同士のいじめが多発。病院では看護師同士のいじめが起きていた。多発の背景には、派遣社員など労働契約の多様化が進み、生き残りをかけ職場が荒廃したことや、成果主義が導入され職場にゆとりがなくなっていることがあると見られる。事態を重く見た企業の中には、いじめ対策マニュアルを取り入れたり、懲戒処分の理由にいじめを付け加えるところも出てきている。広がる職場でのいじめ。その実態と対策に迫る。

[時代の変遷]
 私ども戦前派のように、企業の家族主義的な考え方に基づく、従業員の家族の成長による生活費の増加に対応する定年制と年功序列
型賃金を払っても、企業として外国企業に十分競争力を保っていた古き良い時代を過ごした人間に取っては、とても考えられない事が起きているそうだ。

 然しBRICs 、特に隣国の中国の台頭に伴う競争激化に対応して企業の成果主義の導入→職場にゆとりの減少がこのいじめと言う現象が生れたとすれば、職場のいじめの増加はある程度は致し方ないのかも知れない。

 然しこの現象の増加に対応して、一般企業には改正された労働安全衛生法第69・71条により労働者が働くための環境を安全・快適にしておく所謂、職場環境配慮義務が課せられた。
 つまり、例え肉体的に無傷であっても、陰口やセクハラ、仕事上で不平等な扱いを受るような事があれば会社が職場での環境を整えているとは言えぬので、当然、精神的な苦痛に対しても会社は職場環境配慮義務あるということだ。
 そして実際的にこれらいじめが授業員の精神的疾患による休業や退職などによる会社の損失と言う実害もあり、割合に適切な対処ができる土壌もあり、また対策の実施例も放送されていた。

[教師間のいじめ]
 然し一番に問題になるのは、「学校現場では教師同士のいじめが多発」だ。
 放送では一般的な、職場でのいじめ発生の原因として、企業などの成果主義の傾向の増大を上げていた。
 学校で言えば、この流れにあるのが最近問題になった教師の評価制度や学校のバウチャー制度だ。
 放送ではその他の理由として、教師や看護師特有の Emotional labor (感情労働)の問題を上げていた。
 詰まり教師は看護師は何時も生徒や患者に対しては、何時も良い人であり、いつもにこにこして接する必要がありそれがストレスとなっていると言うのだ。
  そして学校の教師達は企業の従業員と違って余程のことがない限り問題教師を解雇など出来ない制度になっているのが企業と違ってこの問題を難しくしている。

 これでは今まで問題になってきた生徒同志のいじめの解決やモンスター・ペアレンツへの対応どころでは無くなる。
 それこそ教師間のいじめ防止どころか、教師が一団になって事に当たらねばならぬ、学力の向上、生徒間のいじめや学級荒廃の防止、教師の精神疾患の防止などもっと大きな問題を抱えているのだ。

教師の団結を阻むもの
・成果主義(教師の評価制度の見直し、公立小、中学校のバウチャー制度)→教師間の競争
・日教組全盛時代からの名残で校長や教頭は管理者、教師の労働者の名残で管理する人、管理される人のやり方がまだ残っている。
・日教組、反日教組、ノンポリの対立が教師間に残っている。
 日教組に属していた友人の元教師の言によれば、国、教育委員会、校長などの圧力で教師の団結がばらばらにされたと言っていた。
・多分戦前からの教師は教室に入れば一国一城の主と言う感覚がまだ残っている。
 それで一般企業だったら普通の作業の標準化、資料の共同使用、先輩から後輩へのノウハウの伝承などが、十分でない。

 私は、
 スーパーマンを要求するのか、教員の免許更新制度 
 
 教師の締めつけよりも教育環境の改善へ

 学校現場の負担増と教育委員会
などで何度も日教組全盛時代の名残である、学校や教師の締めつけより教育環境の整備をすべきだと書いたきた。

 今度の教師間のいじめ問題の発生を期にさらに、学校の環境の改善に努め、教師間の協力を強化して学校が抱える問題の解決や改善に当たって貰いたいと思う。
 校長以下、教師全員が前向きになれば教師間のいじめは自然に消滅して行くはずだ。

 教育問題に特に関心のある私は、これを書いている間も、教師間のいじめなどある筈がない、この「問題が多発」と書いてあるが実際は極く一部に過ぎないとまだ思っている。
 どうかこれが私の希望的観測であって欲しいものだ。

現在や元学校関係者にお願い
 
もし私の駄文を読まれた方で、誤解や検討違いの点など有りましたら是非ご教示をお願い致します。

参照:カテゴリー → 教育問題
                教育改革、ゆとり教育

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「せんたく議連」発足に期待、その他(4日の新聞報道から)

2008-03-05 10:23:12 | 民主党

イージス艦事故家族「防衛相辞任望まず」 (Web上のデータなし)
 イージス艦事故で吉清さん親子の親族が民主党の小沢代表、公明党の太田代表にそれぞれ手紙を出した。
 太田氏の手紙には「(事故)を政争の具にしようとすることには憤りさえ感じる、石破防衛相が罷免されることのないようにお願いしたい」などの機銃があるという。

石破防衛相の辞任要求、当面見送り (Web上のデータなし)
 民主、社民、国民新3党の幹事長は、事故原因の究明や再発防止策などの防衛相改革の進展を見極めるため、石破防衛相に対する辞任要求を当面先送りする方針で一致した。

 私は2月28日の あたご艦長と犠牲者の家族と政治家の中の[政治家の動き]で、
 国会では 与党のガソリンの暫定税率を維持する租税特別措置法改正案などの税制関連法案と合わせて、月内の衆院通過を目指し、野党側はイージス艦衝突事故に関する集中審議などまだ尽くされてないと、与党側にに反発している。
 詰まり野党はテレビの前で政府側の問題点を炙り出し、次の選挙のために政府、与党の失点を強調したいのに違いない。
 彼らは二人の尊い命を犠牲にしたイージス艦衝突事故問題を完全に政局を野党側に有利に働くように利用されているのだ。
 もしこの問題をテレビを通じてどうしても国民にアピールしたいのなら、与党が衆参両院で多数を占めている昔と違って、野党が多数を占めている参院の予算委員会で、それこそ野党の思う存分に審議すれば済むのに何故衆院のイージス艦衝突事故審議に拘るのか。
 勿論野党は与党の予算関連法案の強行採決を阻止したにだけだ。
 つまり野党は日銀の総裁人事もイージス艦衝突事故問題を人質にして、国会運営を有利に動かしたいのだ。
 と書いた。

 報道された、今回のイージス艦事故家族の「防衛相辞任望まず」の抗議の手紙は私が書いたように、野党は「二人の尊い命を犠牲にしたイージス艦衝突事故問題」を家族の心情など全く無視して、政治のおもちゃにしていることへの抗議だ。。

 私が指摘したこのことなど普通の国民は誰でも気づくことであり、野党のこの動きについて多くの人達は不快感を持っているのだ。
 言い換えれば、彼らは当面の国会の攻防ばかりに眼が眩んで一番のお客様である国民からかけ離れた世界で蠢動しているのだ。

 今日の読売は、これに対する野党3党の石破防衛相の辞任要求当面見送りの動きは、犠牲者の家族の抗議に対応したと解説していたが、このように「空気が読めない」のは社民党だけにして貰いたいものだ。
 これは政府予算案の衆議院3分の2条項を利用しての強行裁決に対する福田さんの問責決議案の不発と同じ経過をとるのかも知れない。
 詰まり彼らの動きがまたマイナス点を稼いだことに終わりそうな気がする。

円高・株急落 市場安定化に政治の責任も(3月4日付・読売社説) 
  前週末のニューヨーク市場でドル安・株安が急激に進んだ。それを受けた週明けの東京市場では、円相場が約3年1か月ぶりに1ドル=102円台に上昇し、日経平均株価は前週末比610円も下落した。
 金融不安が再燃し、米国景気も後退局面入りが避けられないとの見方が、市場に広がっている。
 日本の国内景気は、これまで先導役だった企業部門の勢いに陰りが見える。輸出や生産の増加が鈍ってきたのに加え、急激な円高や原油価格の高止まりが、企業収益を圧迫する恐れがある。株価の下落も経営者心理を冷やす。
 市場の動揺が実体経済にどう影響するか、政府・日銀は一段と警戒を強める必要がある。
 その中で、国会では来年度予算案の衆院通過に民主党などが反発し、与野党間の対立が深まっている。日銀総裁人事や税制改正関連法案の扱いがどうなるのか、先行き不透明さが増した。
 19日に任期満了となる日銀の福井俊彦総裁の後任が万一、空白となれば、金融政策運営に大きな支障が生じる。ガソリン税などの暫定税率を維持する租税特別措置法改正案などが年度内に成立しなければ、国民生活が混乱する。
 そんな事態への懸念が、市場の不安感を増している面がある。
 民主党は、当面、国会審議に応じない姿勢を示し、日銀総裁人事についても、小沢代表が「空白になっても政府・与党の責任だ」としている。だが、経済や国民生活の安定には、参院第1党である民主党にも応分の責任がある。
 市場がさらなる株価下落という形で政治への不信任を突き付ける前に、与野党は混乱回避への協議を急ぐべきだ。

[民主党へ]
このことも上記ブログで、
 なお民主党の鳩山さんは、「もし与党が強行突破するなら、われわれは日銀総裁人事を素直に聞く気になれない。総裁人事だけは別問題といわれても別の判断をする気になれない」と述べ、国会同意人事の手続きには応じられないとの考えを強調した。
 つまり野党は日銀の総裁人事もイージス艦衝突事故問題を人質にして、国会運営を有利に動かしたいのだ。
と指摘した。
 経済の素人の私でも、米国のサブプライムローンの破綻は一時的な現象でなく、世界経済をリードしてきた米国経済の行き詰まりを示しているように見える。
 その原因は中国やロシヤ、オイルマネーなどの米国の思う様にならない勢力の台頭による世界の経済情勢の変革かも知れない。
 勿論日本も、彼らの影響を直接、間接に大き過ぎる影響下にある。
 今こそ、日本は政府、日本銀行が協力一致してことに当たるべきだと思う。
 そのようなとき、鳩山さんの言う様に、「もし与党が強行突破するなら、われわれは日銀総裁人事を素直に聞く気になれない。総裁人事だけは別問題といわれても別の判断をする気になれない」とか小沢さんが「空白になっても政府・与党の責任だ」など言っておられるのだろうか。

[国民新党へ]
 もう一つ言いたいのは、国民新党の動きだ。
 党首の綿貫民輔さん、亀井静香さん、亀井久興さんなど立派な人達がいるのに暫定予算問題を除いて何故、党利党略丸見えの小沢さん率いる民主党にくっついて行くのか判らない。
 同じ政権交代を図るにしても、是々非々主義を貫いて国民新党の存在感をもっとアピールすべきではないだろうか。
 過去の多くの政党が、自民党にくっついて政権に入り、結果として消滅または、絶滅危惧種に近い状態になっていることを綿貫さんも両亀井さんも知っている筈だ。
 それより与野党の勢力が拮抗している参議院で、国民新党がキャスティンボードを行使した方が、その存在感を示しまた、日本としても捩れ国会の停滞を動かす役割を担うことになると思うのだが。

「せんたく議連」超党派の107人で発足 
 北川正恭・前三重県知事らが結成した「地域・生活者起点で日本を洗濯(選択)する国民連合」(せんたく)と、これと連携する超党派の議員連盟「せんたく議員連合」の合同発足総会が3日、都内のホテルで開かれた。
 議連には、自民(51人)、民主(47人)、公明(8人)、国民新(1人)各党の計107人が参加した。
 議連の共同代表は、自民党の河村建夫・元文部科学相、民主党の野田佳彦・元国会対策委員長が務めるほか、自民党から園田博之政調会長代理、菅義偉選挙対策副委員長、民主党から岡田克也、前原誠司両副代表ら党幹部も加わった。
 議連は、国会改革、地方分権、「霞が関」改革、地球環境問題の各テーマで分科会を設けて議論し、次期衆院選の各党政権公約(マニフェスト)に反映させていく考えだ。河村氏らは当面、国会改革に重点を置き、会期制の見直しなどを検討する考えを示した。
 また、北川氏らの「せんたく」は、道路特定財源のあり方を議論するとした。
 「せんたく」と議連は、幹事間での定期協議や、メンバー間での公開討論会などを行うことも決めた。

 私は捩れ国会のための
 政治の停滞を如何に克服するか 
http://blog.goo.ne.jp/mutouha80s/d/20080107 
で考えられる方法として、
1.自民、民主による大連立をする。
2.両党の政策協議
3.両党の間の自陣営への抱き込み工作
4.新党立ち上げ→所謂小連立→政治の流動化
5.民主党の衆院選の勝利
6.参議院制度の改革
7.自衛隊のクーデター
の7つを上げた。
勿論、この中で可能性の高いのは民主党の衆院選勝利だが、上記のような民意からかけ離れた言動をする有り様では、いざ選挙となって民主党の勝利に終わるのかいなか誰も判らない。
 そのような時に「せんたく議連」の立ち上げは国会の停滞を打破するもう一つの動きとして高く評価してよいものの一つのような気がする。
 この報道では民主党から岡田さん、前原さん、野田さん名が出ているが、テレビでは更に枝野幸男さん原口一博さんのインタビューを放映していた。

 私は彼らがとかく小沢さんに乗せられて党利党略に走りやすい民主党を一歩踏みとどまらせて、民意からかけ離れた言動をしないようにブレーキ役をして貰うことを期待している。

参照:カテゴリー → 民主党

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小沢さんと民主党

2008-03-03 16:54:24 | 民主党

 昨日、本屋で自民党の小池百合子さんが小沢さんのことを書いた本を見た。
 彼女は小沢さんと長い間共に政治生活を過ごしていただけあって彼のこと良く見ているようだ。
 それで帰宅して彼女のホームページから、同じ主旨の小沢一郎と小泉純一郎を斬る 
(文藝春秋 2008年1月号)で同じような主旨の文章をみつけたので彼女の小沢さんに対する観方を纏めてみた。

[小池さんが見た小沢さん]
1.性格
小沢氏の言動は、時に周囲の人間にさえ理解できないことがある。独裁的だとか、人付き合いが悪いだとかのイメージもあるが、小沢氏は「孤を守る」人だ
2.政治行動の基準
・小沢氏の政治行動の基準は、わずか二枚のカードに集約される。それは「政局カード」と「理念カード」である。具体的にいえば、「政局カード」とは持論である政権交代という錦の御旗を立てることであり、「理念カード」とは安全保障を中心にした政策構想である。
 小沢氏というと政治的駆け引きに長けているように見えるが、決してそんなことはない。むしろやり方はシンプルだ。ある時は「政局カード」を振りかざし、それが手詰まりになると見るや、今度は「理念カード」を切る。この繰り返しである。
・湾岸戦争では、合計百三十億ドルもの巨額の戦費を求めに応じて負担したものの、国際社会からの評価は低かった。この体験が「理念カード」となり、今でも国連原理主義者として小沢氏を縛りつけている。
・大連立問題では小沢氏は「自衛隊の海外派遣は国連決議に基づくものに限る、という一点で福田総理と合意した」と語り、自民党との「大連立」に踏み切ろうとした。「理念カード」で一致をみたので「政局カード」を引っ込めたわけである。
3.ご都合主義
・私は(小池さん)は国旗・国歌法には賛成、外国人参政権には否定的な立場で、自由党内の大勢も同じ見解だった。心情的には小沢氏も同意見だったと思う。しかし、(細川政権を仕切っていた新進党のとき)公明の取り込みという政局的観点からか、党内議論とは別に、国旗・国歌法に反対、外国人参政権に賛成とした。「政局カード」を使ったのだ。
・小沢氏のカードの切り方は、ただシンプルなだけではなく、ご都合主義ではないかとの疑念がよぎったのである。私は「それが政治さ」とは割り切れずにいた。

[小沢さんと小泉さんの比較]
1.共通点:
行動力

  小沢氏は自民党を割り、野党連立政権を作った。小泉氏は「九・一一郵政選挙」で、誰も予想しなかったまさかの解散総選挙を実現し、自民党に大勝をもたらした。

2.相違点
・性格

 小泉氏の「明」に対し、小沢氏の「暗」。言い換えれば、外へ向うエネルギーの大きい小泉氏に対して、小沢氏はひたすら内向きのエネルギーが充満する。
(酒席では馬鹿話する小泉さんに比べて)小沢氏の場合、議論の場で向き合っていても、なかなか胸襟を開いてくれることはない
・「孤」を守る小沢氏と「群れない」小泉氏。子分を作るがいつしか離れていく小沢氏と、最初から作らない小泉氏。

・「政局」対応の成功度
 小沢氏の切り札は「政局カード」だと先に申し上げたが、実はそのカードの釣果は多くない。対して小泉氏は、総理就任を決めた三度目の総裁選では組織票を固めたとされていた橋本元総理と戦い、地すべり的な勝利を収めた。また、総理就任後でも、郵政選挙における三百議席の圧勝に代表されるように、要所要所での勝負所では抜群の政局観を発揮し、結果、五年五カ月という長期政権を守りきった。

[私の見た小沢さん]
 小池さんの書いたものを見ると当然ながら、政治家らしく、自己弁護や売り込みと思えるような記述も見られるので、割引をして見る必要がある思う。
 特に小沢さんの政治理念が国際連盟一本槍と言わんばかり記述は公平を書き、彼のホームページをみても国内問題でも、彼なりの識見→理念を持っていると信じたい。。
 次期政権を狙う政党の党首がそのような単純な理念しか持っていないとすれば、日本国民が可哀相過ぎると思う。

 然し小沢さんを良く知る小池さんの言う、理念の政局の2枚のカードの使い分け、とくに都合によってはその理念カードをしまっても政局カードを使うと言う説明には今までの民主党の首を捻るやり方の殆どが説明できるようだ。

[これからの政局]
 今日のANNのの最新世論調査 で
は、
・福田内閣の支持率は前回より5ポイントあまり下がって30.7%
・与党単独で予算案と税制関連法案を衆院で可決したことについては、「支持する」が3割程度だったのに対し、「支持しない」が5割
・10年間で59兆円規模となる道路整備計画については、65%の人が「支持しない」
と政府、与党には不利の結果がでている。

 それについて自民党、とくに道路族と言われる人達は世論の動きにも鈍感、自民党が下野するかも知れないと言う危機感もない様に見える。

 一方の民主党は小池さん流に言えば、政局カードを駆使する小沢さんの戦術に従って党利党略丸見えのような国会運営をしている。

 しかし今の政局は小泉さん大勝以来の世論の動き、それを煽るマスコミの報道により大きく左右される状態だ。
 だから自民、民主のどちらが余計にチョンボするかで選挙の趨勢は大きく変わる。
 そしてその点から言えば、今の所は民主党が有利のように見える。

 民主党は今は政権交代しか眼が向いて居ない様だが、いざその時になって慌てないように、そろそろ政権を取ったときの体制も考えて置く必要があるようだ。

 私は何度も民主党が言うような小沢さんを首相に頂くことの危うさを書いてきた。
 そして小池さんの言う事を聞いて、政治家としては優れていても、上に立つ人として不適任な人柄の人が万一首相になれば、日本、民主党に取って不幸なことになりはしないかと思う。
 もう一つこれも何時も言う事だか、民主党は政権政党に足りるそして、自民党に猛攻撃に足りるしっかりした政策を取って貰いたいと思う。

参照:カテゴリー → 民主党

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