1/72 AML 九七式二号艦上攻撃機 完成です
塗装は、第三三航空隊、南支・インドシナ、1942年
ジャワ島方面で哨戒・偵察を行っていた部隊ということですから、魚雷を装備したことがあるのかないのか、判りません。写真で見るとカウリングは黒っぽく見えますが塗装指示どおりにしてみました。
1/72 AML 九七式二号艦上攻撃機 完成です
塗装は、第三三航空隊、南支・インドシナ、1942年
ジャワ島方面で哨戒・偵察を行っていた部隊ということですから、魚雷を装備したことがあるのかないのか、判りません。写真で見るとカウリングは黒っぽく見えますが塗装指示どおりにしてみました。
1/72 AML 九七式二号艦上攻撃機製作続き
エンジンは、アップで見ると何だか訳のわからない代物に見えます
機首の排気管、横着して開口しないまま付けてしまいました
着艦フックがこの場所に付いているから判りますが、そうでなかったら何物か判らないような酷いモールド
尾輪は箱をひっくり返した時にどこかに飛んで行ってしまったようで紛失。
そのためジャンクパーツからそれらしいのを選んで付けてあります。
全体を艶消しクリアーでトップコート、マスキングを外してみると、
いつも失敗の多いキャノピーの塗りわけも意外に上手くできているではないですか
翼端灯もエナメル塗料で塗って
主翼のボッテリ感が酷い
プロペラを付けて
魚雷を抱いて、ほとんどこれで完成です
日の丸のデカールは、手持ちの中から適当に選んだので大きすぎる感じがしますが、今更どうにもなりません。
1/72 AML 九七式二号艦上攻撃機製作続き
機体下面は明灰白色、パネルラインにシャドウをいれて褪色表現
この後、全体の調子を見ながらうっすら見えるくらいに明灰白色を重ねていきます。
下面の塗装が終わったら、クリアーコートしてマスキング
上面は傷になっているところやゴミをおとして表面をきれいにしておきます
カウリング内、固定脚をマスキングして、
下地のブラックを残して、パネルラインのシャドウの代わりに、と思ったのですが、結局ライトグレーのサフを吹いてしまったので全く意味のないことになってしまいました。
パネルラインは以前から使っている紫
このパネルラインそのものもこれで正しいのか全く自信がありません。
手元に資料も無く(集める気にもなりませんが)ネットで漁ってみても出てこない、諦めてキットのスジボリ通り活かすことにします。
プロペラは、両面茶色とします。
VICカラーにプロペラ色(茶色)があったので早速使ってみました。
ちょっと明るすぎる気がしますが。
光沢クリアーで表面をツルツルにしてデカールを貼ります。
機体側面の日の丸は、ミスってバラバラに砕けてしまったので、他のキットの余りから適当なものを見繕って貼ってみましたが、大きすぎたようです。
ピトー管は真鍮線で作り直しています
1/72 AML 九七式二号艦上攻撃機製作続き
機体下面はスジボリを掘りなおして、固定脚カバーまで付けてしまいます。
キャノピーのマスキングは当然市販品はないので、一枚ずつ切り出しては形を合わせて修正して、窓の数が多いのでうんざりします。
コックピットのキャノピー内部は、一応黒で塗っておきます。
今回キャノピーの取り付けはいつもとと違って綺麗に、とこだわってみました。
白濁を防ぐため、エポキシの2液混合タイプの接着剤を使います。
タミヤのエポキシ接着剤です。
今まで使っていたクリヤー系ボンドは、接着力が不十分で、色々触っているうちに必ず取れてしまうのでした。
固着まで少々時間がかかりますが、強い接着力を期待しての使用です。
仕上げに隙間を埋めるために、紫外線硬化のクリアー樹脂「UVジェルクリアS」でキャノピーと胴体の間に摺り込んで硬化させます。
これで塗装時の塗料の廻りこみ、吹込みの心配は無くなったと思いたいのですが、結果は如何に。
機体の塗装は、シルバー仕上げではないのですが黒立ち上げ。
ファレホのサフ、グロスブラックを全体にかけてしまいます
理由は、パネルラインのシャドウに黒サフをそのまま使いたいだけなんですが。
キャノピーの取り付け部も若干ボンドのはみ出しがありますが、塗装すれば目立たなくなるでしょう
1/72 AML 九七式二号艦上攻撃機製作続き
かなり削ったにもかかわらずまだこんなに分厚い主翼
主翼と胴体の接着でまたしても床が干渉してうまくハマりません。
キャノピーは慎重に切りだして何とか成功
こちらも「士」の字になりました。
主翼の大きさと厚さが目立ちます
ここまで来て気が付いたのが、カウリングが丸くないのです。
横に潰れたような見てすぐにわかるような形なので、パテで盛って成形します。
ここではエポキシパテを使っています。
主脚もイモ付けなので、真鍮線で軸打ち
これでなんとか、塗装に進めるようになりました
1/72 AML 九七式二号艦上攻撃機製作続き
三菱製金星四三型エンジン、それらしい形をしていますが、バリだらけです。
ここでやっとコックピットに手を付けます
ヒケが凄いのでパテ埋めが必要です
最初にも書いた通り、計器パネルはデカールを貼るのかと思ったら、印刷した紙でした。
こんなものどうやって貼るんだ?
結局ブラックで塗って、水性色鉛筆のシルバーで計器の輪郭をなぞってそれらしくしておきました。
シンプルなコックピット、機内色はVICカラーのコックピット色(三菱系)を使用
少し赤が入ると感じが違います
エンジンも組み込んで仮止めしてみます
エンジンはこの後ブラックで墨入れして汚しも少々施しています
機体を仮組してみると、
機体が歪んでいるので、こんなに大胆に隙間が、
何とか押し込んでみると、胴体と主翼の間はそれほど隙間はありません。
何とかなるレベルです
1/72 AML 九七式二号艦上攻撃機製作
チェコのメーカー AMLの九七式二号艦上攻撃機を作ります
現状手に入る唯一のキットではないでしょうか、ハセガワからも出ているようですがどうも内容はAMLのキットと同じと思われます。
何とも酷い箱絵ですが、これを頼りに作るしかないのです
機体は第三十三航空隊所属 ジャワ島スラバヤ 1942年、後の第九三二海軍航空隊です
写真を見るとカウリングは黒のようにも見えるのですが、箱絵の通りに作ってみようと思います。
パーツはそれほど多くはありません。
爆弾2種類と魚雷、コックピットはそれなりにパーツがあります。
キャノピーがバキュームフォームなのです。
これは注意して切り取らないと台無しになってしまいます。
予備?なんでしょうか、2つあるので幾らか気が楽です。
塗装図は大雑把すぎて全く参考になりません。
デカールは使えそうですが、計器パネルもデカールか、とおもいきや、ただ印刷されただけの紙片でした。
箱の裏面には三面図が描かれていますが、どのくらい正確なのか全く見当もつきません。
いつものようにコックピットから、とは今回いかないのです。
各パーツのゲート、ヒケ、押し出しピン痕を処理する必要があります。
それもほぼ全てのパーツ、これは手がかかりそう。
主翼の厚みが凄いことになってます。
主翼の後縁の厚み、だいたい3mmくらいあります。
1/72の3mm、実機換算したら21cmになります! とんでもない厚さなので、当然削ってしまいます。
必死に削ってこんな感じ、
左右を比べてみると、
これでもまだボッテリ感はありますが、こんなもんでしょうか。