爺の模型趣味

製作の記録は失敗と修復の記録でもあります。

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作(18)完成

2022-07-10 18:09:44 | 1/72 Albemarle Mk.Ⅰ

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作 完成

 

窓枠の塗装があまりにも酷いことになっていたのでできる範囲で修正。

不満が残る出来ですが、一応完成しました。

近年稀にみる難物でした。

ほぼ2か月かかっています

機体の塗装は上下面共ファレホ、パネルラインシャドウはガンダムマーカーを使いましたが、結局エアブラシで入れなおしています。

墨入れはAKインタラクティブのPaneliner、ウェザリングは油彩(油絵具)

アンテナ線はファインリギング、ではなくストレッチリギング 0.6号(0.13mm)

デカールはキットの付属デカールを使用

最後のトップコートは、ファレホ 26.702 MATT VARNISH

いつものように褪色表現としてパネルラインシャドウと明度を変えた基本色とのグラデーション塗装でしたが、結果的に中途半端な仕上がりでした。

迷彩の塗り分けとグラデーション塗装はやはり難しいものです。

予想外に時間のかかった理由は、

・「窓」の数が多く、そのすべてをUVクリアジェルで固定、機体とフラットに削って磨いて修正していたため

・ほぼすべてのパーツについて、バリ、パーティングライン、ヒケ、押し出しピン痕、歪み、があり切り離してそのまま取り付けられたパーツは皆無、削って合わせてまた削ってとの繰り返し

・前輪式のため前方に錘を相当に入れなければならず、少しづつ入れては確認していた

・錘を入れたためにかかる重量に脚柱が耐え切れず、前輪、主脚共に折れてしまい真鍮棒で補強

・組み立て説明書の図示があやふや、大体このへんに、という程度しか書かれていないので、小さなパーツでも写真や他の作例を見ながら、その都度仮組をして確認しながらでないと進まない

・機体の大きさと重さのために、落下したり色々な場所にぶつけたり、ひっかけたりその傷の補修と再塗装

・ファレホの塗装後のひび割れとその補修、再塗装の繰り返し

・機体の塗装にファレホを使用したため、マスキングテープを剥がす際に塗膜剥がれを起こさないよう塗装の都度クリアコートとその乾燥待ちの繰り返し

というように、挙げていけばキリがないくらい手間がかかったわけで、難物キットに腕が付いていかなかったというのが一番大きな理由です。

補修を繰り返して厚塗りになってしまって、キャノピーの枠が汚くなってしまったのは残念でした

これは次回作から気を付けたいものです。

今までAlbemarle B.Mk.Ⅰとしてきましたが、説明書をよく見ると英空軍機仕様は、ST Mk. Ⅰなのでした。

(B Mk.Ⅰはソ連へのレンドリース機のようです)

ということで、1/72 VALOM製 Armstrong Whitworth Albemarle ST.Mk.Ⅰ 完成です

 

 

 

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1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作(17)

2022-07-10 09:54:27 | 1/72 Albemarle Mk.Ⅰ

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作続き

 

最後に機体全体を艶消しクリアーでトップコート

キャノピーのマスキングテープを剥がして完成、のはずでしたが、案の定やらかしています。

塗装の修正を繰り返し、その都度クリアーでコート、またその上に塗装のやり直し、と幾度となく繰り返したために塗膜が異常に厚くなってしまったのでしょう。

カッターナイフで窓枠に沿って軽く切れ込みを入れていたのですが、充分ではなかったようで、

拡大してみるとホントに酷いことになっています

明らかに失敗作ですが、ここまで来て放棄はあり得ません。やり直すこともできないので、何とかリカバリーせねばなりません。面相筆で枠の上から塗りなおしていきます。内側に付いてしまったゴミや曇りはもうどうしようもないのでこのまま。

 

 

 

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1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作(16)

2022-07-09 21:13:01 | 1/72 Albemarle Mk.Ⅰ

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作続き

 

デカールを貼ります

一発で正しい位置に収まるように、位置合わせのためのガイドテープを貼っておきます。

一応光沢クリアーでコートしているのですが、デカールの糊の状態によっては貼った瞬間にもう動かせない、ずらすことも剥がすこともできなくなることがあり、慎重にならざるを得ません。

 

逆さにして作業中に指が引っかかってしまい、とうとう主脚柱が折れてしまいました。

錘を相当詰め込んだために機体前半にかなりの重量がかかっています。

急遽、外径2mmの真鍮パイプ、1.8mm、0.8mmの真鍮線で作り替え、補強。

ちょっと太いような気もしますが、言われなければ判らないと思います。

今ここで折れなくとも、後できっと折れるでしょうから、早めに補強しておいてよかったかもしれません。

 

デカールが貼り終えたら、再度光沢クリアーでコートし、油彩で汚します。

後上部の砲塔を取り付け、アンテナ支柱とアンテナ線を張ってしまいます。

後部砲塔は、台座に銃身を取り付け、カバーを被せようとすると高さが絶対的に足りません。

どこで間違ったのか、それともパーツの設計がまずいのかよく判りませんが、この期に及んで砲塔カバーが取り付けられないのでは話になりませんから、修正します

カバーの下部、内側にスカートのように0.1mmプラ板で足してカバーそのものの高さを修正します。

何とか隙間なく密着させましたが、違和感が残ります。

アンテナ線はいつものファインリギング

油彩による汚しは、拭き取りすぎてあまり汚くなりませんでした。

 

 

 

 

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1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作(15)

2022-07-08 15:00:23 | 1/72 Albemarle Mk.Ⅰ

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作続き

 

機体の塗装がほぼ終了したので、光沢クリアーでコートしておきます

結局褪色表現は、Dark Greenではそれらしくできたものの、Dark Earthはパネルラインが深くてシャドウをいれたリアルタッチマーカーが残りすぎてパネルが目立ちすぎるために塗り直しをしたため、中途半端なものになってしまいました。

 

 

 

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1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作(14)

2022-07-06 14:22:26 | 1/72 Albemarle Mk.Ⅰ

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作続き

 

機体上面の塗装は、ファレホの 71.323 BS Dark Earth と 71.324 BS Dark Green

BS Dark Greenから塗っていますが、乾燥後酷いひび割れ状態に。

原因は、恐らくサフに使用した Mr.Hobby 水性サーフェイサー1000との相性が悪いのではないかと。

塗料を薄め過ぎたわけでもなく流れるほど一度に吹き付けたわけでもありません

微妙に化学変化を起こしているような、塗膜がこの部分だけ収縮しています。

結局ひび割れした表面を削って再度薄く何度か吹き付け補修

 

BS Dark Earthの塗装は、付属の塗装図のコピーを型紙に使って境界のボカシ無しで塗ります。

BS Dark Earthも一応褪色表現とし、パネル中央に白を混ぜてグラデーション

 

 

 

 

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1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作(13)

2022-07-04 13:31:01 | 1/72 Albemarle Mk.Ⅰ

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作続き

 

下面の塗装から

下面には、ファレホの 70.885 Pastel Green 、パネルラインシャドウを入れて、褪色感を出します。

パネルラインを完全に消さないよう調整して、最後に光沢クリアーでコートしておきます

乾燥後、保護のためマスキング

前輪です。

錘を入れたために相当機体が重くなっているので、こんな華奢な脚柱で大丈夫かと思いますが、一応補強無しで付けてみます。

車輪の泥除けは飛ばして無くしてしまったので、0.1mm厚のプラ板をヒートプレスで作っています

0.3mmの真鍮線を取り付けてとりあえず完成

上面にもパネルラインシャドウを入れます

エアブラシでなく、ガンダムマーカーのREAL TOUCH MARKER リアルタッチグレー3 を使います

 

 

 

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1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作(12)

2022-07-02 11:05:56 | 1/72 Albemarle Mk.Ⅰ

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作続き

 

ラッカーパテで埋めて整形した胴体の合わせ目、時間が経つと溶剤が抜けて縮んで凹んできます

Finisher'sのLacquer Paste を使いましたが、やはり溶剤が抜けきらないうちに整形したためにダメでした。

もう一度パテ埋めと整形のやり直しです。

今度はタミヤのポリエステルパテを使います

キャノピー廻りは、透明のエポキシ系接着剤で固定、接着面をUVジェルクリアSで隙間を埋めて胴体とフラットになるよう削っていきます

今回のような機体の場合は、マスキングと機内色の塗装は後でもよかったような。

マスキングテープはボロボロになるし、塗装も半分くらいは剥げてしまってます。

やっと塗装の準備完了、マスキングテープを確認して剥がれや浮きが無いかチェックしておきます

主脚格納部には、いつもの紙粘土を詰めておきます

再度キャノピー廻りを機内色で塗装して、

若干段差が残ってますが、これで良しとしましょう

サフは、Mr.Hobbyの水性サーフェイサー1000 B611 を全面に吹きつけます

キャノピー廻りがやはり目立ちます

下面の合わせ目がまた割れてしまっています。

色々弄っているうちに力がかかってしまったのでしょうか、今のうちにここだけは修正しておきます。

 

 

 

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1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作(11)

2022-06-26 22:32:04 | 1/72 Albemarle Mk.Ⅰ

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作続き

 

胴体の合わせ目もいつまでもキリがないのでこの辺で妥協。

荒れてしまったコックピットの中の塗装を補修、いよいよキャノピーを取り付けていきます

仮止めしながら具合を見ていきますが、大きな隙間は無いようです

機首まわりの、機体とクリアパーツの幅が若干違います

機首下面もおおきな狂いはありません

カウリング上部のエアーインテーク(?)を取り付ける前に、

これではあんまりなのでとりあえず開口します。

一応貫通させて、縁だけ薄くしてごまかしています

これらの小物の取り付け位置が説明書を見ただけではよくわからないので、写真や海外のモデラーさんの作例を参考に、

下面にも

果たしてこの位置で正しいのかどうか判りませんが。

多分大きくは間違っていないと思います。

排気管も位置を合わせて、消炎器(?)を取り付けてしまいます。

相変わらず何をやるにしても時間がかかります

部品の取り付け位置一つ一つ確認しながらでないと進みません。

 

 

 

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1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作(10)

2022-06-01 20:37:56 | 1/72 Albemarle Mk.Ⅰ

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作続き

 

カウリングの外側に排気管を取り付けますが、その位置が問題です。

色々な資料を見ると左右外側に付いているのが正解のようですが、パーツを見ると同じ方向にラインがあります。

ということで急遽反対側に彫り直し。

 

胴体貼り合わせとパテ盛後に整形したところが時間を置くとやはり窪んでいます。

表面的に固まったように見えて、実は溶剤が抜けきっていないうちにパテ盛して削ってしまうとこうなります。

ボンドとラッカーパテの溶剤が完全に抜けて固まるまで待てないのですね。

という訳で、もう一度パテを盛って整形。

乾燥待ちの間、カウリング前部を塗ってしまいます。

塗装図では BRASSとなっていましたが、ファレホの70.998 BRONZE にしてみました。

 

キャノピーは機内色、プロペラはブラック、車輪はタイヤブラックとシルバー、それぞれ今のうちに塗っておきます。

 

 

 

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1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作(9)

2022-05-29 21:31:43 | 1/72 Albemarle Mk.Ⅰ

1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作続き

 

主翼の着陸灯を加工します

キットにはクリアパーツが付いていますが、ここはやはりUVクリアジェルで埋めて整形することにします

穴が2つ開いているだけなので、ブラックで内部を塗ってからメタルックを貼った薄いプラ板を丸く切り抜いて貼り、UVクリアジェルを流し込んで盛り上げて硬化させます。

溢れてはみ出すくらいに盛って、硬化後削ってフラットにします。

 

主翼、水平尾翼を取り付け、隙間を埋めて、やっと「士」の字になりました。

もううんざりするくらい大変手間のかかる機体です。

 

キャノピーのマスキング

市販のマスキングシートなど存在していないので、現物に合わせてカットしていきます。

結局これだけで日曜日の半日かかってしまいました。

 

 

 

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