爺の模型趣味

製作の記録は失敗と修復の記録でもあります。

1/48 Special Hobby Skua Mk.II (4)

2020-11-29 18:31:55 | 1/48 Skua

1/48 Special Hobby  Blackburn Skua Mk.II  "Norvegian Campaign" 製作

 

エンジンを組み立てます。

ブリストル社製パーシュースXIIエンジン(890hp)、9気筒の星型エンジンです。

レジンパーツを慎重に切り離し、パーティングラインを消して、プライマーを塗っておきます。

シリンダー9本を付けて、

これがエンジン回りの構成部品

一通りそれぞれ指定色で塗装しておきます。

カウリング内側は機内色:71.126 IDF Green、正面から見ると目のように見える2本のエアインテイクは黒:71.057 Black、エンジの減速機室は Steel Grey:70.991 Dark Sea Grey、 シリンダーはBlackの指示ですが、Surface Primer 77.660 Gloss Blackで下塗りしてから 71.073 Black Metal で塗っています。

エンジンにはAKインタラクティブの AK2033 WASH Aircraft Engine でウォッシング後、エナメルのクリヤーオレンジを薄めたもので軽く塗ってオイル漏れ感を出してみました。

問題なのは、オイルクーラーの部分(排気管~ガスコレクターリングという説明もありどちらなんでしょう)、BRASSという指定色、結局 71.068 Copperと 71.072 Gungreyを半々に混ぜて、それらしい色をでっち上げて塗ってみました。

三角形の支持金具は 71.065 Steel 。

説明書は、一見カラー印刷で綺麗に見えますが、肝心なところが書いていません。

オイルクーラーのパイプを各シリンダーから2本、リングに繋げるのですが、これが難しいのです。

試行錯誤の結果、工作用のりで仮止め、全体の位置が定まったところで瞬間接着剤を流し込み固定、となりました。

のりは、Pitmulti-2という木工ボンドのような白い文房具店で売っているものです。

乾くまでの間、位置合わせをするのに適度な粘性があって、乾くと半透明になって目立たたなくなります。

キャノピーの接着に使っている人もいるらしい便利なものです。

細いパイプは、予備が4本もあったので、いつものようにピンセットでつまんで飛ばしても大丈夫でした。

実際、2本がどこかへ飛んで行ってしまいましたから。

 

完成したエンジン

三角形の支持金具、Steelを塗ってみると、小さなバリのようなものが目立ちます。

これ以上削ると割れてしまいそうだったので無理には削らなかったのですが。

とりあえず、エンジンは完成。

 

 

 

 

 

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1/48 Special Hobby Skua Mk.II (3)

2020-11-29 00:44:44 | 1/48 Skua

1/48 Special Hobby  Blackburn Skua Mk.II  "Norvegian Campaign" 製作

 

胴体の貼り合わせです。

結局貼り合わせた直後に、操縦席全体が後ろにズレているのに気が付き、剥がして貼りなおしています。

仮組をして確認したつもりでしたが、位置が合っていませんでした。

 

そのまま貼り合わせれば、隙間もなくパテ埋めも不要だったのですが、貼りなおしたおかげで接着面が汚くなってしまいました。

説明書を見てもこれで正解、というのが無いので後になって違うパーツを付ける時に、アレッ?ということになります。

今回は多分これで大丈夫でしょう。

あちこち隙間を埋める必要があります。

 

主翼を組み立ててしまいます。

主脚格納部はレジンパーツを主翼内部に取り付けます。

このパーツも若干厚みがありすぎて、主翼上下を貼り合わせると隙間ができてしまいます。

車輪の収まる部分をぎりぎりまで削ってやっと隙間が無くなりました。

 

この主翼と、フィレット部分を横に繋げていくだけの構造なので、強度に不安があります。

主翼の端を持ち上げただけで、剥がれ落ちてしまうかもしれないので、プラ板で補強をしました。

効果的かどうかはわかりませんが、無いよりマシでしょう

合わせ目にそれぞれ微妙に隙間が出るので、ほとんどの部品は少しずつ削りながら仮組を繰り返して合わせています。

マスキングテープを使って仮組してみると、

右主翼と胴体の間が大胆に隙間ができています。

これはプラ板を挟んでパテ盛するしかないでしょう。

この機体、上反角がわずかについているはずですが、このままでは水平のままです。

主翼両端を角度を付けて固定しなければなりません。

下面はすり合わせのおかげで綺麗に合いそうです。

 

 

 

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1/48 Special Hobby Skua Mk.II (2)

2020-11-27 18:31:47 | 1/48 Skua

1/48 Special Hobby  Blackburn Skua Mk.II  "Norvegian Campaign" 製作

 

いつものようにコックピットから。

コックピットの部品は全部で36個、内エッチングパーツがシートベルトやフットレバーに8点ほど。

組み立て自体にストレスは無いのですが、例によって取り付ける場所が微妙です。

大体この辺、という指示しか説明図にはありません。

ほぞがあったり、溝や穴が開いていたりしますが、ピタっと合いません。

ほぞの上なのか下なのか、溝の中に合わせるのか縁なのか、いちいち悩みます。

テープで仮止めして仮組を繰り返し、削ったり位置をずらしたりと、なかなか決まりません。

最終的に写真の位置に収まりそうなので、仮止めしておきます。

胴体側面には適当にパイプを這わしています。

機体内部色は、Interior Grey Green(H364/C364) の指示なので、ファレホの 71.126 IDF Green を使いました。

そのほかの色は、

 Red Brown(H47/C41) → 71.036 Mahogany

 Linen(H85/C45) → 70.988 Khaki

 Dark Iron(MC214) → 71.073 Black Metal

 Brass(MC219) → 71.068 Copper

 Leather(H17/C29) →  71.036 Mahogany

手持ちのファレホの中から気分で決めていますので正確ではありません。

もう少し内部を作りこみしたかったのですが、機体内部の写真や図が少なく、適当に作るにしても情報が少なすぎるために省略しました。

 

計器パネルはエッチングパーツとプリント済フィルムを貼り合わせて作る3層構造です。

これもプラパーツが一番下に、間にフィルム、一番上にエッチングパーツという順番(だと思うのですが)。

もう少しわかりやすく書けないもんでしょうか、微妙な書き方なので悩みます。

一応エッチングパーツには、ガイアマルチプライマーを塗ってあります。

フィルムの裏面にはホワイトで塗るよう指示があったので軽く透けない程度に塗っています。

少しずれているような気もしますが。

 

ほぼ部品を付け終わり、ウェザリングの前にクリアコートしておきます。

最近は、エアブラシを掃除するのが面倒なのでスプレー缶、Mr.Hobbyのプレミアムトップコート 光沢を使っています。

操縦席、後席のシートベルトは付属のエッチングパーツ、フットレバーのベルトもエッチングパーツです。

後席の計器パネルの取り付け場所は一番悩んだところで、最初は床板に固定していましたが、高さも前後の位置もどうも合いません。

説明書をよーく見ると、胴体側面に直接付けるようになっていて、最終的に写真の位置に収まりました。

 

ウェザリングは、いつものAKインタラクティブの、WASH Dark Brown for Greenを使いましたが、期待したほど汚くならず、ファレホのWASH for Green Vehicles を上からかけてみたら、これが大失敗。

水性トップコートと反応してドロドロになってしまいました。

拭き取って、最終的には油彩でウォッシングしています。

まだらになって違う汚さになってしまった。

最後に艶消しクリアーをかけて出来上がりです。

計器パネルはつや消しクリアコートをかけていません。

間に挟んだフィルムの光沢でガラス面を表しているようなので、このままとします。

 

仮組とすり合わせに時間がかかりました。

なかなか手強いキットです。

 

 

 

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1/48 Special Hobby Skua Mk.II (1)

2020-11-19 00:54:38 | 1/48 Skua

1/48 Special Hobby  Blackburn Skua Mk.II  "Norvegian Campaign" 製作

 

1/72のSkuaでは、違うメーカーのキット2つも作ったのに、ストレスが溜まるだけで消化不良気味だったので、口直しに1/48 Special Hobby 版を作ります。

これもチェコ製なので簡単にはいかないと思いますが、前作2機よりはマシでしょう。

パッケージには、「Fairey Skua Mk.II・・・・」いきなり違ってますが。

 

ざっと見た感じ、パーツの歪みや酷いバリもなく、普通のキットのようです。

デカールも心配なく使えそう。

離型剤やら何やらしっかりついていると思うので中性洗剤で洗います。

エッチングパーツとレジンパーツが付いています。

ランナーにパーツの番号が無いので、このパーツリストと物を照らし合わせる必要があります。

これはちょっと面倒。

塗装の指示は、GUNZE colorのH××とC××

説明書は色分けされていて一見わかりやすく書かれているように見えますが、実は細かいパーツの取り付け場所は“大体この辺”レベルの指示しかないのです。

仮組とすり合わせを繰り返していくしかないでしょう。

棚上げしていた主脚廻りも何とかなるかも。

実は前作 Ark Modelsのキットの迷彩塗分けはこのキットのパターンを参考にしていたのです。

機体のパネルラインもこの図面をもとに適当にでっち上げています。

デカールは3種類、どれもパターンは同じ、パーツの選択も無いので作りながら決めていきましょう。

 

どうやらこのキットも、サクッと簡単には行かなそうです。

 

 

 

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1/72 Blackburn Skua MkⅡ(12)ほぼ完成

2020-11-15 15:21:47 | 1/72 Skua

1/72 Octopus & Ark Models  Blackburn Skua  製作~ほぼ完成

 

Octopus製のSkuaもいつまでも抱えていないで仕上げてしまいます。

キャノピーの内側にパテがはみ出て白く目立ってしまったのを修正して、塗装し直します。

こうやって見ると、Octopus製のSkuaは結構細かい作りになっていたのがわかります。

 

もう一度クリアコート、油彩でフィルタリング、タミヤカラーのスモーク、最後につや消しクリアコートで主脚・尾輪以外ほぼ完成です。

アンテナ支柱とアンテナ線は、Ark Models製と同じです。

主翼付け根は、デカールを使わずにつや消しブラックの塗装です。

胴体側面のスジボリが消えてしまって主翼上面のみ目立ってしまいました。

どう見ても全体が歪んでいます。

色々直したつもりですが、これが限界。

 

2機並べてみると、違いが判ります。

左側がOctopus製、右側がArk Models製

違うメーカーの作り比べになってしまいましたが、どちらの機体にも良いところと酷いところがあります。

チェコのOctopusのキットは、コックピット廻りの細かなレジンパーツが用意されていたり、キャノピーが二つ付いていたりとよくできていると思いますが、バリとパーツの歪みが酷かったです。

カウリングの形状も酷かったですね。歪んで楕円になっていましたから。

ロシアのArk Modelsのキットは、部品数も少なくシンプルでしたが、特徴のある排気管が省略されていたり、主翼、水平尾翼の形が違うし、何よりもでたらめなパネルラインが酷かったですね。

ネットで各メーカーのキットを見ても、FROG、イースタンエキスプレスなどは同じ金型のようです。

デカールは両方ともかなり品質は良く、意外にも失敗無く使えました。

 

チェコ製とロシア製、東欧製のキットには覚悟を決めて取り掛かる必要があるというがよくわかりました。

安易な気持ちで始めないように準備が必要です。

模型の製作でストレスが溜まってしまっては本末転倒ですから。

 

主脚と尾輪の取り付けは、1/48 スペシャルホビーのSkuaを組み立てて確認してから完成させます。

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1/72 Blackburn Skua MkⅡ(11)

2020-11-14 20:22:46 | 1/72 Skua

1/72 Octopus & Ark Models  Blackburn Skua  製作

 

Ark Modelsのキットを仕上げていきます。

2色迷彩を塗り分け、マスキングテープを剥がすと、やはりテープと一緒に剥がれてしまいました。

組み立て前に中性洗剤で洗い、サフも一通りかけていたにもかかわらず、この塗料の食いつきの悪さはホントに呆れます。

今更文句を言っても始まらないのでいつものように修復です。

1500番と3000番でペーパー掛けして塗りなおします。

微妙に痕が残っていますが、もう気にしていられません。

細かいところは細筆でタッチアップして終わり。

 

このキット、組み立て説明図は1枚だけ。

ロシア語と英語で何やら注意書きとこの機体の説明が載っています。

1/72スケールのキットなのに、「SCALE 1:48」!・・ いい加減ですねぇ。

裏面も1枚、簡単な組み立て図と塗装の説明がありますが。

色の指定は、Dark Earth とか Dark Green、Skyとか何種類か載っていますが、どこに何色とかの指定も無し。迷彩の塗り分け図らしきものは、左側面のみ。

デカールは1から9まで番号が付いていますが、機体のどこに何番かは書いていません。

自分で資料を収集して調べながら作りなさい、ということなんでしょうね。

このキットもやはり主脚の取り付けがよくわかりません。

なので、それ以外を仕上げてしまうことにします。

 

クリアコートして軽く墨入れをして、2機並べてみました。

同じスケールの同じ機体とはとても思えません。

左が Octopus製、右が Ark Models製、「似て非なるもの」はちょっと言い過ぎかもしれませんが。

主翼の形状、水平尾翼の大きさ、キャノピーの大きさ、カウリング付近の形状、どれもこんなに違っていいのか、というレベル。

 

デカールを貼り、もう一度クリアコートして、簡単にウェザリングします。

上面を油彩でフィルタリング、下面は墨入れをふき取るだけで結構汚くなったのでそのまま。

タミヤカラーの X-19 スモークを薄めて全体に吹いて、最後につや消しクリアーをかけてほぼ完成です。

アンテナ支柱は1mmの真鍮線を先端を尖らせてキャノピーに固定、アンテナ線は、ファインリギング 0.082mm を、垂直尾翼に埋め込んだ0.3mm真鍮パイプから引き出した0.1mmワイヤーに作った小さな輪に通して張っています。

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1/72 Blackburn Skua MkⅡ(10)

2020-11-09 00:09:59 | 1/72 Skua

1/72 Ark Models Skua  製作

 

機体下面の塗装(省略)を終わってから、上面にサフを吹きました。

迷彩の塗り分けでマスキングテープを貼ったり剥がしたりするので、また塗膜が剥がれてはたまりません。

サフはいつもの 73.615 USN L.Ghost Grey

全体に 71.097 Medium Gunship Gray を吹きます。

面倒なので褪色表現はなし、ベタ吹きです。

図面をコピーして型紙に、マスキングテープをカットして貼り付けます。

実は境界に幅1mmほど裏に貼り付けて、ほんの少し浮かすようにしています。

果たしてこれがうまくボカシになってくれるかどうか。

もう1色は、 70.890 Reflective Green です。

これもベタ吹き

 

これで暫く乾燥させます。

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