1/72 VALOM Albemarle B.Mk.Ⅰ製作 完成
窓枠の塗装があまりにも酷いことになっていたのでできる範囲で修正。
不満が残る出来ですが、一応完成しました。
近年稀にみる難物でした。
ほぼ2か月かかっています
機体の塗装は上下面共ファレホ、パネルラインシャドウはガンダムマーカーを使いましたが、結局エアブラシで入れなおしています。
墨入れはAKインタラクティブのPaneliner、ウェザリングは油彩(油絵具)
アンテナ線はファインリギング、ではなくストレッチリギング 0.6号(0.13mm)
デカールはキットの付属デカールを使用
最後のトップコートは、ファレホ 26.702 MATT VARNISH
いつものように褪色表現としてパネルラインシャドウと明度を変えた基本色とのグラデーション塗装でしたが、結果的に中途半端な仕上がりでした。
迷彩の塗り分けとグラデーション塗装はやはり難しいものです。
予想外に時間のかかった理由は、
・「窓」の数が多く、そのすべてをUVクリアジェルで固定、機体とフラットに削って磨いて修正していたため
・ほぼすべてのパーツについて、バリ、パーティングライン、ヒケ、押し出しピン痕、歪み、があり切り離してそのまま取り付けられたパーツは皆無、削って合わせてまた削ってとの繰り返し
・前輪式のため前方に錘を相当に入れなければならず、少しづつ入れては確認していた
・錘を入れたためにかかる重量に脚柱が耐え切れず、前輪、主脚共に折れてしまい真鍮棒で補強
・組み立て説明書の図示があやふや、大体このへんに、という程度しか書かれていないので、小さなパーツでも写真や他の作例を見ながら、その都度仮組をして確認しながらでないと進まない
・機体の大きさと重さのために、落下したり色々な場所にぶつけたり、ひっかけたりその傷の補修と再塗装
・ファレホの塗装後のひび割れとその補修、再塗装の繰り返し
・機体の塗装にファレホを使用したため、マスキングテープを剥がす際に塗膜剥がれを起こさないよう塗装の都度クリアコートとその乾燥待ちの繰り返し
というように、挙げていけばキリがないくらい手間がかかったわけで、難物キットに腕が付いていかなかったというのが一番大きな理由です。
補修を繰り返して厚塗りになってしまって、キャノピーの枠が汚くなってしまったのは残念でした
これは次回作から気を付けたいものです。
今までAlbemarle B.Mk.Ⅰとしてきましたが、説明書をよく見ると英空軍機仕様は、ST Mk. Ⅰなのでした。
(B Mk.Ⅰはソ連へのレンドリース機のようです)
ということで、1/72 VALOM製 Armstrong Whitworth Albemarle ST.Mk.Ⅰ 完成です