爺の模型趣味

製作の記録は失敗と修復の記録でもあります。

1/48 流星改「フォールディングウィング」完成

2020-06-12 00:31:46 | 1/48 流星改

1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング完成

色々修復が大変でしたが完成しました。

折り畳み主翼の支え用”棒”は、ホワイトメタルの部品が付属していましたが、結構柔らかく心配だったので、真鍮棒で作り直しました。

固定の瞬間接着剤のせいで白く濁ってしまいました

尾翼の偏流測定線はデカールではなく塗装で描いていますが気持ち太いような、ほんの少しですが。

排気管と機銃口、オイルクーラー付近は、ピグメントで控えめに汚しています。

定着液を使っていないので、消しゴムで消すことができます。

機銃口と排気管はどちらも開口していますが、この程度のアップでは判りません。

機内色にAKインタラクティブの「RC306 INTERIOR GREEN」を使いましたが、実はファレホの「71.010 Interior Green」とほぼ同じなのです。

ファレホのほうが若干茶色が強いような、塗ってみると光の加減で同じに見えます。

エッチングパーツで胴体側面の引き出し式の足掛けなど何点かあったのですが、取り付けは断念しました。ある程度削ったりしなければならないので、せっかくきれいに仕上がった機体がもったいなくて。

魚雷の框版はなんとなく木の板の感じが出ているかと思いますが、少し茶色が強かったようです。

キャノピーはいつものことですが、塗料やボンドの回り込み、はみ出しがあります。

固定してから塗装するためどうしても出てしまいます。

アンテナ支柱の塗り分けが、キャノピーの中と外で違ってしまいました。

最初ブラウンで塗ってキャノピーを固定してから、外の部分は機体色で塗ってしまったので、はっきりとわかる違いが出てしまいました。

主翼折り畳みの断面部分のエッチングパーツは、何度も削ったり剥がれて付け直したりの繰り返しで、ずいぶん汚くなってしまいました。

とてもアップには耐えられません。

今回は、褪色表現と墨入れ、最後にピグメントで部分的に汚し、これだけなので、比較的きれいに仕上がったと思います。

流星は写真などの資料が極端に少ないので、判らないところだらけでしたが、逆に好きなように勝手に解釈して作ることができたので、苦にはなりませんでした。

あの主翼大修復が無ければ結構楽しく作れたかもしれません。

以上、流星改 完成です。

 

 

 

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1/48 流星改「フォールディングウィング」その14

2020-06-11 00:25:12 | 1/48 流星改

1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング続き

 

アンテナ線を張ります。

支柱と操縦席後方の2か所から出ているので、前作と同じように、0.1mmのワイヤーを0.2mmのピアノ線に巻き付け輪を作って垂直尾翼に取り付けます。

この小さな穴にストレッチリギングを通して瞬間接着剤で固定します。

今回は5本くらい作って何とかものになりました。

機銃、ピトー管を取り付け、主脚とカバーを取り付けます。

主翼の折り畳み部を取り付け、支柱を固定、最後につや消しクリアーを全体に吹いて、終了です。

キャノピーのマスキングシートを外してみると、やっぱりというか想定内ですが、ボンドの回り込みとゴミが残っていたり、今回も残念ながら綺麗とは言えない仕上がりでした。

 

とりあえず魚雷を取り付けプロペラを差し込んで、完成です。

横須賀海軍航空隊の所属機が地上で主翼を折りたたんで魚雷を装着しているのはおかしいような気もしますが。

 

 

 

 

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1/48 流星改「フォールディングウィング」その13

2020-06-07 23:56:51 | 1/48 流星改

1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング」修復終了

 

主翼の修復が終わりました。

結局、

パテ盛り→削り(繰り返し)→コンパウンド→サフ→パネルラインシャドウ→パネル中央塗装→パネルラインシャドウ→基本色で全体塗装調整、

主翼の塗装をやり直したのと変わりません。

何とか見た目にはほとんど判らないレベルに修復終了です。

よく見ると直した痕があると判りますが、写真では全くわかりません。

はみ出し、傷をタッチアップで修正し、全体を艶ありクリアーで吹いて塗装を保護しておきます。

排気管、尾輪、着艦フック(付け根だけ)を付けて、デカールを貼ります。

デカールは、何のストレスもなく、きれいに貼れてます。

さすがハセガワ製です。

日の丸が黒地、白地を貼った上に赤い丸を貼るので、乾くまで機首と主翼の墨入れをしました。

パネルラインにシャドウを入れているので、そのままでも雰囲気は出ているのですが、墨入れは、AKインタラクティブのPANELINER「AK2071 Brown And Green Camouflage」です。

 

排気管は、それらしく開口してから、「71.073 Black Metal」で塗った後にAKインタラクティブの「AK2040 Exhaust WASH」で汚しています。

そのまま付けると機首から突き出したようになるので、少しだけ削って納めています。

この細かいパーツを左右合計14個も取り付けるのに一苦労でした。

ピンセットで挟んでちょっとした力の入れ加減で何回飛ばしたことか。

そのたびに床にはいつくばって掃除しながら探してます。

こうやって良く細かいパーツを無くすのですが、今回は幸い一つも無くさず取り付けることができました。

 

 

 

 

 

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1/48 流星改「フォールディングウィング」その12

2020-06-05 16:48:01 | 1/48 流星改

1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング」修復

 

敵味方識別帯が塗り終わったのでマスキングし、主翼下面と上面の修正箇所にサフ「SURFACE PRIMER 73.615 USN L.Ghost Grey」を軽く吹いておきます。

パネルラインのシャドウですが、型紙を使ってみました。

ボール紙に細く切り抜いて上から被せて塗装します。

当て方が適当だったのでずれてますが楽です。

上面も、

もっと細くできますが、後でパネルラインを残して中央を塗る時に難しくなるだけなのでこの辺で妥協です。

Whiteを加えて少し明るくした「71.046 Pale Grey Blue」でパネルラインを残して中央を塗り、最後に元の「71.046 Pale Grey Blue」で全体を調整しながら仕上げます。

今回は少し控えめに。

修正箇所も目立たなくなってます。多分言われないと判りません。

 

 

 

 

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1/48 流星改「フォールディングウィング」その11

2020-06-04 22:41:08 | 1/48 流星改

1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング」修復

 

結局主翼全体を塗りなおすことにしましたので、やり直し。

穴埋めしたところも、サフを吹いてよく見ると、ポツポツと小さな気泡のような穴があいてます。

タミヤの「ポリエステルパテ」を盛ったのですが、混ぜ合わせるときにどうしても中に空気が入ってしまいます。

何回か削っては穴埋めして、また削って小さな穴を埋めて、を繰り返して終了。

まだらになっているのは、ポリエステルパテの他に、「黒い瞬間接着剤」で埋めてみたり、タミヤの「イージーサンディング」瞬間接着剤を使ってみたり、結局硬化した時の硬さがそれぞれ違うので削りにくかったという結果に。

塗装面がかなり荒れていたので2000番、3000番で軽く磨いて、更に主翼全体をコンパウンドで磨いて準備完了。

下面は主脚格納部を再度マスキングして、

スジボリも復活させて、こちらもコンパウンドで磨いて塗装開始です。

穴埋めにパテと2種類の瞬間接着剤を使っているとスジボリも掘りにくくて、力の入れ加減をうまく調整しないと均一な幅と深さになりません。

 

所々傷がついたり剥げている敵味方識別帯を「72.007 Gold Yellow」で塗りなおします。

塗ってあった塗装は落とさずに重ね塗りしたのでかなり厚ぼったくなります。

 

 

 

 

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1/48 流星改「フォールディングウィング」その10

2020-06-02 21:33:43 | 1/48 流星改

1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング」修復開始

 

約1か月放置していた流星の修復を再開します。

溶剤を吸ってブヨブヨになった主翼が硬化するのにだいたい2週間くらいかかったでしょうか。

結局こんなひどい状況に。

裏面も

ほぼ塗装が終了していたのでショックが大きいですが、このままだと完成できないので頑張って直すことにしました。

 

ということで、パ手盛りと削りを繰り返し、何とか穴埋め終了

折り畳み部分のエッチングパーツが実は微妙に大きくて、主翼をまともに貼り合わせるとはみ出してしまうのです。

最初から分かっていれば、主翼の中に詰め物か補強して厚みを持たせて貼り合わせるのですが、仮組を疎かにしたせいで結局こういう失敗に繋がってしまいました。

穴埋めしたところを削りながら、エッチングパーツのはみ出しも少しづつ削って、何とか目立たない程度になったかと思います。

 

消えてしまったスジボリを復旧させて、塗装のやり直しです。

パネル単位に塗り直しするので、パネルラインに沿ってマスキングして塗装開始です。

またパネルラインのシャドウ吹きから。

 

 

 

 

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1/48 流星改「フォールディングウィング」その9

2020-05-05 23:28:45 | 1/48 流星改

1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング」続き

 

主脚とカバーです。

脚廻りの資料がなく、ブレーキパイプがどうなっているのか全く分かりません。

なので、パイピングは無し。

オレオの部分にも埃除けのカバーがついているので、Blackのままです。

 

主翼のフォールディングのためのエッチングパーツを取り付けようとしましたが、事前に確認すべきでした。

まず主翼の厚みよりパーツがほんの少しですが厚い。

展張状態の翼を切り離したため、フラップの端の部分が空いてしまって中が丸見え状態。

塗装の前に確認すべきでした。上下面共に塗装そのものは完了しているので、思い切った加工ができません。

丸見え状態を隠そうとしてパテを盛って削ってこんなものか、と何回か繰り返していたところ、

なんと翼が一部窪んでしまいました。

パテのせいでしょうか、溶けかかってブヨブヨ状態。

パテに含まれる溶剤を吸ってしまったのでしょうか。

なんともひどい状態です。

パネル単位に修復を試みようとしましたが、溶けかかった個所が硬化するまで手が出せません。

・・・・・・

というわけで暫く放置です。

 

 

 

 

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1/48 流星改「フォールディングウィング」その8

2020-05-04 10:41:31 | 1/48 流星改

1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング」続き

 

ブラックで消えかかったパネルラインを強調して、さらに明度を少し上げた基本色をパネルの中央に吹いて強調させます。

最後に基本色で全体を馴染ませるようにきつすぎるコントラストを調整して出来上がり。

この加減が難しく、せっかく強調したパネルラインを消してしまっては今までの手間が無駄になってしまいますが、かと言って残しすぎても気持ちの悪い機体になってしまいます。

最後のつや消しトップコートをかけると目立たなくなってしまうので、この時点で控えめだとちょっと消しすぎかもしれない。

マスキングを外してはみだしや塗り残しを補修していきます。

それでも何とかきれいにできたような感じがします。

 

 

 

 

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1/48 流星改「フォールディングウィング」その7

2020-05-04 01:10:21 | 1/48 流星改

1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング」続き

 

機体下面の塗装が終わったので次は上面です。

水平尾翼上面の偏流測定線は塗装するため、デカールのコピーを使って太さと位置合わせをします。

ここにホワイト(71.001)を塗ってマスキングしますが、0.7mmのマスキングテープで位置と間隔を左右同じになるよう貼り付けます。

敵味方識別帯も塗装するため、黄橙色を塗ってマスキングしておきます。

どちらも下地処理に白サフを吹いておいたので発色は大丈夫です。

黄橙色は、ファレホの72.007 Gold Yellow、少し赤味が強いかもしれません。

 

下面との塗分けのために、キットの説明書の塗装図をコピーして型紙にします。

1/48の55%で描かれているので、約182%拡大コピーしたものを貼り付けます。

下面を広めに塗ったときに塗りつぶされてしまったパネルラインもこの時にブラックで強調しておきます。

いよいよ、上面の塗装ですが、例によって褪色表現とするため、細吹きの0.2mmエアブラシでパネルの内側に吹いていきます。

基本色(71.007 Olive Green)に10%の 71.046 Pale Grey Blueを加えたものを使います。

機体の前半分を塗装し終わった状態で、

これでたっぷり2時間くらいかかってます。

なかなかしんどい作業です。

胴体後方はせっかくのパネルラインが塗りつぶされてしまいました。

後で修正します。

これで終わりではありません。

これから何回か明度を調整しながら塗り重ねていきます。

時々エアブラシのノズルの掃除をしなければならないし、肩と背中と手首が痛くなってきますが、始めてしまった以上終わりまで辛抱して作業を続けましょう。

 

 

 

 

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1/48 流星改「フォールディングウィング」その6

2020-05-03 00:46:32 | 1/48 流星改

1/48 ハセガワ 流星改「フォールディングウィング」続き

 

キャノピーは開状態か閉状態どちらにするか迷っていましたが、縁を今回薄く削っていないので開状態にはできません。

というわけで、操縦席内部は見納めです。

エンジン、カウリング、その他細かいものを取り付け、キャノピーを固定して開いている箇所はすべて塞いでおきます。

ティッシュを奥に詰め込んでその上に紙粘土を被せて成形するいつもの方法です。

スジボリも消えかかっているものは掘りなおして、最後に3000番、4000番で軽く磨いて塗装準備完了

 

今回も、サフはブラック、ファレホのSURFACE PRIMER 73.602 Blackです。

例によって、褪色表現のパネルライン強調の手間を省こうという手抜きです。

(夜戦仕様ではありません)

 

機体の塗装は下面から。

ブラックサフを下地に吹いているので、パネルラインを残しつつ、パネルの中央というよりは、パネルラインを避けて基本色より若干明るく調合した色を吹き付けます。

基本色は、今回も71.046 PALE GREY BLUEです。

薄く何回か吹き付け、最後に基本色で全体を調整するよう、馴染ませるように軽く吹いて終了です。

うっすら、黒っぽいラインが透けて見えるような状態。

 

塗膜が乾くまで、魚雷を片付けてしまいます。

九一式魚雷の細かい資料は少なく、「投下フック」とワイヤー操作で投下する仕様らしいのですが、再現するのは断念しました。

エッチングパーツに何やら怪しいパーツがあったので、適当に採用。

框板だけは塗装で木製の感じを出してみました。

この框板も詳しい資料は少なく、いろいろ漁っていたら、寸法的には「九七式小型框板」のようでもあり、しかし1944年以降は「四式框板」が、天山や流星で使われたという記述もあり、よくわかりません。

実際に流星で使用していたのは四式らしいのですが、そうなると框板がもう少し長いようです。

この「框板」読み方を「かまちばん」と思っていたのですが、海外の資料を見ると、「 Kyoban 」になってます。どちらなんでしょう。

機体に仮組してみると、

何か所か塗装に傷がついてしまっているのが惜しいところですが、雰囲気は出ているのではないでしょうか。

機体にセットしてみると、機体も大きいし、魚雷も大きい。

なかなか迫力があるものです。

エッチングパーツはやはり中途半端です。無くてもよかったかもしれない。

 

 

 

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