我が家にとって、うだるような夏の厚さを乗り切るためには西瓜が欠かせない。毎日の食卓には必ず西瓜が載っている。
熊本の西瓜の生産量は日本一、味も全国どこの西瓜と比べても見劣りはしない。西瓜は4月の終わりころから出回るが、値段はべらぼうに高く、なかなか手が出ない。安い西瓜が出回るまではとじっと我慢。ここが我慢のしどころだ。
夏のはじめ、そろそろ値段も手ごろになると、我が家の食卓に西瓜が登場する。老人二人、でも、必ず冷蔵庫に入りきらないほど大きな西瓜を一玉買ってくる。もちろんママチャリで運ぶ。
先日、福岡に住む妹夫婦が訪れた折に大きく切った西瓜を出した。美味しい、こんな美味しい西瓜は初めてといって喜んでくれた。
いつも一玉ずつ買って、途切れないようにしていると話すと、福岡では西瓜一つを丸々買うことはない。
値段もあるが夫婦二人では量が多すぎる。だからカットされた西瓜を買う。味が落ちてるのもむべなるかなという。
そうではないよ、熊本の西瓜は味も出荷量も日本一だよと自慢したくなったが、じっとこらえた。
京都の大学に通う孫からメールが入った。いつもの大きな西瓜がほしいと。
早速、京都へ送る。値段はすこし安くなったが、宅急便の送り料のほうが高くつくかも。
孫からまたメール、おいしかったよ。お腹がいっぱいになった。熊本の西瓜はおいしいね。
出だちは一玉3000円を超えていた西瓜、今日スーパーを覗くと、10キロ近くはある大きな西瓜が一玉980円、小さなものは580円と出ていた。味はいかがか。あと数日、食べられる間は頑張ろう。
そろそろ夏も盛りを過ぎ、西瓜も終わりの時期を迎えることだろう。寂しい限りだ。
明日土曜日、夜、熊本の夏祭り市民そう踊りが開かれる。
すぐに涼しい秋となるだろう。西瓜に変わる秋の果物が待ち遠しいな。