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奢るな自民党!民意を大切に

2013-08-03 14:38:05 | 日記

参院選、自民党の大勝利、これが民意かと朝日新聞「天声人語」に書いてある。
 
今度の選挙は、野党候補の乱立で自民党が漁夫の利を得たようなものだろう。確かに、アベノミクスで経済再建、民意はこれを望んだであろうが、その後の世論調査では、反原発、憲法改正に賛成しかねるとの声が50%を超えるとある。
これも民意ではあるまいか。
 
多数党の奢り、今、自民党は数の力を駆使して、原発再開を進めている。また、憲法改正の本丸、憲法9条については、本当の意図を衣に隠し96条の改正を先行させようとしている。

そこで、拙い知識を駆使して、憲法について調べてみた。
 
日本国憲法の理念は立憲主義。
憲法は、権力に勝手なことをさせないよう縛り付ける国の最高法規。また、日本国憲法は特別採択権を有する硬性憲法(特別採択権のない憲法は軟性憲法)
国内法による特別採択権は次の5つ。
 1 議員資格を争う裁判で議席を失わせる。
 2 会議を非公開とする。
 3 議員の除名。
 4 衆参で結論が異なった場合。
   ※以上は出席議員の3/2以上で可決される。
 5 憲法改正の発議。
   ※総議員数の3/2以上で可決される。

憲法第96条では憲法改正のための手続きとして、衆参両院それぞれで総議員の3分の2以上の賛成で「改憲案」が発議され、国民投票で過半数が賛成することを定めている。

また、憲法第99条は、天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員はこの憲法を尊重し擁護する義務を負う。とある。 
つまり例示された以外の国民には、憲法を尊重し擁護する義務は課されていない。

先日の自民党麻生副総理のナチ発言。
失言ではない。撤回したからと言って許されるものではない。自民党の憲法改正に対する本音が、ついに表れたものだといえる。
先行する96条改正も本丸を囲う外堀でしかない。時間が経つうちにうやむやにし、ナチの手法を使おうとする自民党の本音が出たということだろう。

憲法96条の改正、絶対にあってはならない。許してはならない。
9条の改正について、賛否両論のあることは知っている。だが、もっともっと時間をかけて本当の民意を掴むべきではないだろうか。

原発廃止も問われている。事故の衝撃がだんだんと風化しているではないか。
沖縄出身で、福島原発に40年関わってきた技術者の名嘉幸照(なかゆきてる)さん(72)の言葉を「天声人語」は伝えた。
「かつて沖縄で、『俺たちは日本人ですか』と本土の人によく言った。同じ言葉を福島の人には言わせたくない。」