今朝の新聞1面には、島根で豪雨3時間で201㍉、1人不明、九州北部も警戒とある。今朝の熊本、大雨警報が発令され午後になっても解除されない。交通機関にも大きな影響で出ており、運休が相次ぐ。
雨、降りすぎれば厄介だが、干天なら慈雨と呼ばれ、恵みの雨と拝まれもするが、今年の異常気象は尋常ではない。
8月に入ってからも各地で底が抜けたような豪雨があり、大きな被害が出ている。犠牲者も多数にのぼっている。
一方、水不足に悩む地も多い。
雨分布はまだら模様。東京都や四国。熊本でも天草市の牛深、鹿児島の南薩地方、沖縄の久米島などが、深刻な水不足にあえいでいる。あるところでは田んぼがひびわれ、あるところではダムの水量が心細い。給水制限に走るとこもろある。
大雨警報が出た熊本地方の今日の雨、牛深方面に慈雨をもたらしたのだろうか。と心配する。
豪雨の精か、処暑を過ぎ、幾分暑さも和らいだかに見えるが、異常気象とはいえ雨や雷少し遠慮していただきたい。
海にも影響が出でているとある。北海道沖にクロマグロが大量にあらわれたり、沖縄でサンゴが死んだりしている。高潮や台風被害の危険も増しているという。
クロマグロは、海水温が上がったため、大量に北上したようだ。このまま、温度が高い日が続くと、特産の秋サケが取れなくなるそうだ。
サンゴの「白化現象」。水温が30度を超す日が続くと、光合成によって栄養を与えてくれる植物プランクトンがいなくなり死に至る。今月下旬には、海底が見渡す限り真っ白になったそうだ。
エルニーニョ現象の関係とみられ、沖縄の漁業にも影響が出ている。
気象庁の発表によると、日本列島の周辺10海域すべてで、8月中旬の海面水温が平年より高かった。北海道西部では、海面水温が平年より2・7度も高い24・7度、沖縄県周辺も1・4度高い30・2度に達したと報道されている。
地球温暖化対策、人ごとではない。政治が責任を持って、少しでもCO2の排出を少なくする。世界に先駆けその具体策と実践、安倍総理にお願いしたい。