昨今はマラソンブーム。
県内いたるところでマラソン大会が開かれ、老いも若きもまた男女を問わず参加者はウナギ登り。今年２月に行われた熊本城マラソンには約１３０００人の参加があった。そのほか県内各地では、金栗杯マラソン、天草パールマラソン、人吉春風マラソン、天草マラソンなどの大会に沢山の方々が参加し賑やかなことこの上ない。
昨日、初夏の阿蘇外輪山を駆け巡る「阿蘇カルデラスーパーマラソン」が開催された。一般のマラソンとは比較もできない過酷なマラソンだという。
標高差約５００㍍を上下する山岳部や広い草原の中を走る１００キロと５０キロの２コースがあり、全国から計１６６８人が訪れた。
午前５時に南阿蘇村総合福祉センターをスタートし、北外輪山をほぼ半周する１００㌔コースには１２３４人が出場。制限時間は１３時間３０分。
コースとなった阿蘇カルデラは、昨年９月世界ジオパークに認定された世界にも誇れる景勝の地。今も高々と噴煙を上げ活動的な中岳火口や約1,000年もの間、代々守られてきた阿蘇の草原、火山の恵みである温泉が点在するなど多くの魅力ある景勝地でもある。
だが、出場された選手方々に、この阿蘇の風景を楽しむ余裕などあるはずもありまい。優勝タイムは男子７時間２４分４８秒、女子８時間５２分３１秒。
みんながんばりました。ご苦労さまでした。来年もまた応援する人たちを楽しませくださいね。