約5キロの朝の散歩が終わると身体中が汗びっしょりになる。帰るとすぐにシャワーを浴びるが汗はなかなか止まらない。
朝食前に必ず季節の果物をいただく。「朝の果物は金」と昔聞いたことばだがこれを信じて習慣となったのだろうか。
年金生活者にとって果物は高価な食べ物。出始めの季節の果物は非常に高価。すぐに手を出せない。最盛期となるまではいくら手を出したくても我慢する。最盛期の果物の味は格別においしい。出始めのものよりずっとおいしい。それにお値段も少し安くなっている。
熊本は日本一のスイカの産地。植木スイカと言えば全国的にも名が売れている。田原坂の激戦地跡近くが産地の“吉次スイカ”は味もそうだがそのお値段には驚く。
以前スイカは夏の食べ物だった。だが今は違う。露地栽培からハウス栽培に変わり、スイカの時期は4月中ごろに始まり7月半ばには終わる。その意味では今がスイカの最々最盛期、農家が直接持ち込む野菜市場にはスイカがごろごろ。
5月初めごろは1玉3000円を超えるものもあったが、10キロ近くの大きなスイカでも1700円から2000円。ところが先ほどの“吉次スイカ”は5000円を超えている。
10キロもある大きなスイカは1度に食べられるものではない。朝昼晩と“うちの奥様”と一緒に戴くスイカの味は格別。1玉のお値段は高いが他の果物と比較すると安いものだ。1玉買うとだいたい1週間程度は老人夫婦を楽しませてくれる。スイカ万歳。スイカ大好き。
失敗もある。少しでも安くと通常1800円程度のスイカに1500円と値札がついているのを見つけ慌てて買った。家に帰って包丁を入れたところ棚落ちしているではないか。値札の横に小さな字が書いてある。「このスイカ棚落ちです」と。あわてものだね。
愛用の眼鏡を掛け忘れていたのも不運。歳をとると眼もとろくなっている。大失敗。話のタネになりました。楽しく夫婦の会話が出来ました。そのスイカ食べにくいところはあるもののほかのスイカに決して負けない味がしました。