梅雨の天気がどうもおかしい。いつもの梅雨と様子が違う。これも地球温暖化の所為だろうかな。
熊本地方では6月2日に梅雨入りしたのに雨らしい雨が降ったのはたったの2日程度。梅雨も半ばを過ぎようとするのに、他の日は曇りか、弱雨と予報に出る程度。田植えの水がたりないと心配される方もいた。
ところが鹿児島・宮崎地方には梅雨前線が停滞し、大雨による被害が多発している。22日にはJR指宿線の観光特急が崩れた土砂に乗り上げ脱線した。乗客乗員48人のうち15人の人がけがをした。
当時、指宿市では、午前7時49分までの1時間に49.5㍉の雨を観測し大雨警報が出されていたそうだ。JRの運航規則では、1時間あたり雨量が30㍉を超えると運転を取りやめるようだが、大雨の後の土砂崩れは予測しにくいそうだ。
一方、関東地方では連日のように豪雨が続き、都市型水害による被害が多発しているという。典型的な都市型水害は短時間に降る猛烈な雨のことだ。埼玉県戸田市では午後2時から3時の1時間で110㍉の猛烈な雨を記録した。
この豪雨、雷や、突風、雹(ヒョウ)など嫌われ者を伴うことが多い。東京三鷹市では直径5~10センチのヒョウが降り、道路を白く覆った。まるで真冬の雪景色。
梅雨前線もこれからは北上するだろう。熊本もいつ大雨に見舞われるか分からないが、梅雨入りしてから今日までの熊本地方は、どんよりとした梅雨空には覆われるものの、南を鹿児島や宮崎、東は関東に挟まれドーナツ状の安全地帯にいる感じ。
梅雨が終われば台風シーズン。大雨も雷も台風もこないで欲しい。みんな怖い。