十二指腸潰瘍による下血にはまいった、まいった。
カーテンで仕切られたまったく外の見えない、まるで牢獄のなような病室で十二日間。毎日の治療は受けるものの退屈でしようがない。貧血がひどくときどきめまいがある。病院では転倒を心配してだろうか、トイレに行くときは深夜であろうと看護師さんの監視がつく。
やっと退院となって2週間が過ぎた。今は薬漬けの毎日。潰瘍の薬が2つと造血剤、それに便秘予防の腹薬。だが、大量に下血したt血はなかなか元に戻らず貧血がひどい。
昨日、医療保険請求のため退院の際にお願いした診断書ができたと病院から連絡があった。受取りは本人でという。
代理人の場合は委任状が必要と手続きが面倒だ。まだまだ少し歩くとすぐに胸が痛くなるが、家に閉じ籠ってばかりでは身体によくない。リハビリをかねて診断書を受け取りに病院へ出かけた。
立冬は過ぎたが青空の広がる小春日和。久しぶりに外の綺麗な空気を吸い、町を眺め、貧血だと言うことを忘れたかのように気分がよくなった。
病気してつくづくと思う。健康であることは素晴らしいことだと。
20日にはまた内視鏡検査を受けることとなっている。貧血の検査も行われる。それまでにはぜひ元気になっていたいものだ。また元のように散歩がしたい。さあ頑張ろう。