2週間にわたった鶴屋デパートの「大道産子市」が終わった。思わぬ出会いでお付き合いが始まった礼文島の昆布漁師、宇佐美さんご夫婦。大変お疲れになったことでしょう。
宇佐美さんご夫婦と初めてお会いしたのは9年前。鶴屋デパートで開かれていた「大道産子市」の会場でした。「礼文島香深の昆布にはところどころに小さな穴があります。この穴は雲丹が食べた証です。礼文はうにの島と呼ばれるほどうにが豊富な島です。この昆布、近くで採れる利尻の昆布とは少し趣が違います。ぜひ使ってみてください。」
宇佐美さんの昆布についての丁寧で熱心な説明を聞いた“うちの奥さま”はすっかり感激。その瞬間、我が家の昆布はそれまでの利尻から礼文の昆布にとって変わったのです。
料理好きの“うちの奥さま「大道産子市」で1年分の昆布を買います。毎年のことですから宇佐美さんとのお付き合いも自ずから深まって行きました。1年に1度、七夕様の彦星・織姫さまではありませんがお会いできるのが楽しみです。
宇佐美さんご夫婦は熊本での展示会を終えると、寒い礼文に帰る前に小旅行をされます。去年は天草方面だったそうです。雑談の中で今年はどこへとお尋ねすると、下関のふくを食べに行きたいと言われます。今は関門のふくの最盛期、旅行社で下関のふく専門の料亭を紹介していただくと非常に高価なものとなることでしょう。
私はもともと門司に住んでいました。そこでにわかツーリストとなり提案しました。
門司港に創業60年のふく料理の専門店“まんねん亀”があります。何度も利用したお店です。自信を持ってお勧めできます。お値段もリーズナブル、きっと満足されると思います。
観光地としても関門地区は賑やかです。門司港のレトロ地区は大変有名になりました。小倉城や下関の唐戸市場などゆっくりと観光されてはいかがでしょう。
JRと船を使えばこのトライアングル間は約10分です。関門トンネルは門司港のめかりから下関の壇ノ浦まで歩いて渡れます。距離は約700メータです。
宇佐美さん。海峡を歩いて渡れると聞いてビックリされ、大変興味をもたれたようです。PCを使った手製のパンフレットを作りお渡ししました。
楽しい旅行となることを祈っています。来年もまたお会いできるかな。